娯楽のハイエナ

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#4 ジャンプのハイエナ(シャーマンキング編)
投稿者:LD <2002/11/04 20:17>
たとえば今回、2回分かけてチョコラブが“パワーアップしたんだよ”という話をやって、さらに何話かで“パワーアップしてどう行動するのか?”と、さらにあるいは“パワーアップするためにどれほどの苦労があったのか?”をやるのだろうけど、それが果たして「シャーマンキング」という物語にどれほどの意味があるのか?
あるいはこのエピローグというシリーズの最初に“マタムネ”のエピソードを延々やっていて、おそらくあれは物語を集束させるためにセットされたものだと思うけど、それも本当に必要なものなのか?あるいはそんな“取って付け”のものを持ち出さなければならない程、物語が“積み上げ”られていなかったのか?

どうもジャンプの人気作品全体に言える事なんだけど、“横キャラ”の展開が広すぎて、物語を紡ぐために必要な“縦キャラ”の展開がおざなりになっているように思います。結果として物語がちっとも前に進まないどころかどんな話かさえ記憶に残らない。

逆のたとえとして同じジャンプの「遊戯王」ですが、マリク編が終わってみれば敵って海馬とマリクしか思い出さないでしょ?途中で戦ったキャラなんかかなり個性的な連中(エスパーろばとか遊戯と同じ黒魔術師を使ったヤツも僕は好きだけど)がいたけど、それらはそれとしてキッチリ一回の役割を果たして退場している。よほど好きでもなきゃ思い出しもしないでしょう。それは兎にも角にも海馬とマリクが“縦キャラ”として尊重され展開して来ているから。それは正しい。

ちょっとだけ出して、後何年間も憶えておけ!というキャラや、“横端のキャラ”なのに自己主張強すぎでメインディッシュ(縦キャラ)を台無しにしているキャラが多すぎ!メインのお皿が冷めちゃった!って感じじゃん!(笑)