#36 打ち切りのハイエナ(1) 投稿者:LD <2003/03/03 00:06>
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「グラナダ」 超古代文明を、既に入手した超古代文明の技術をもって探るというこのお話。最初設定を聞いたときは「キテレツ大百科」を想像しました。あるいは東京の地下にあるグラナダのビラミッドを探るという話のときは「ジョジョの奇妙な冒険」ばりの知恵の輪脱出劇を想像しました。 しかしちょっと奮わなかったです。ネタとして他作品以上に満載のアイデアが必要とされるストリーだと思うのですが、アイデアが詰まらないというよりは、評価するアイデアそのものが寡なかったように思います。 「タトゥーハーツ」 少年ジャンプとはいえ、もうさすがに無国籍バトルものは飽和状態でしょう(笑)そのどの作品も終る様子も無いので、よっぽど運か実力がないと割り込めないような気がします。 では、そこらへん差し引いて“惜しいか”どうかというとそれほど勿体無さは感じません(汗)キャラクターで引っ張る構造なのにそのキャラクターがイマイチです。 前からそうだったのですが、ジャンプはキャラクター重視が強すぎて、ストーリーが支離滅裂寸前のものがほとんどです。間違いなくストーリーを詰んでると言えるものは「ルーキーズ」と「アイシールド21」くらいではないでしょうか? もちろんそのつもりの編集方針で、そのつもりでタイトルを並べているのでしょうけど、いや、キャラクターがとびっきりに面白いなら、むしろストリーなんかいい加減で勢いまかせな方が面白いのですよ?そこは間違いない。 でも、そういうカリスマ/スターがいないならいないなりの打線の組み方があるワケで、松井やイチローがいないのに“それ”が前提となる打線の組み方をしているというか…。「ウチはキャラクターを重視しているのだから、いつでもどこでも、とびっきりのキャラクターを量産できるはずだ!」というなら、それは思い違いでしょう。 もう一度ストーリーが組み上がる楽しさを再現してみて欲しいです。 |
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