#41 「白い巨搭」が25年ぶりに復活 投稿者:LD <2003/09/27 02:29>
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他の方々は一ヶ月くらいまえにネットで発散していたみたいですが、僕も遅ればせながら…(汗)言わずには居られないので(汗) 伝説のTVドラマ「白い巨搭」が25年ぶりに製作/放送されるようですね。昔スペシャル番組で村上弘明版「白い巨搭」もありました。あの時もちょっと物足りなさを感じずにはいられなかったのですが、今回は始まる前から、それ以上の脱力感を覚えています…………え〜……単刀直入に言いますと… キャスティングが気に入りません!登場人物全員爽やかな人間そろえてどうするんだよ?(泣) 僕はあのドラマの中では“財前パパ”が大好きでね。そして西田敏行さんも大ファンなんですが……ダメなんだ(震)曾我廼家明蝶さんのあの腹黒さ!さの豪快さ!あの無邪気さ!(笑)は西田さんでも再現できない!財前パパは曾我廼家明蝶さんにしかできない! TVの前で何回「お義父さん!一生ついて行きます!」と叫んでしまったことか!?…百歩譲ったとしても、どうしてもっと“妖しい”俳優さんを連れて来れないんだよ?(泣)小沢栄太郎さん、金子信雄さんが跋扈するからこそ描けた“妖しい”輝きを放つ魍魎の巨搭を本当に描く気があるのか。(ま、そんな気は元々ないのかな?) あと東教授の奥さんとかね。大好きです(笑)………あんな。…あんな憎ったらしい演技をする人を僕は大尊敬する!(笑) もちろん山本学さんの里見先生の実直さ、島田陽子さんの可憐さも忘れてはいない。 「白い巨搭」が素晴らしかったのは人間の“清濁”を併せ呑んで“妖しい”輝きを放つドラマだったからだ。なりふりかまわず泥まみれで東奔西走する財前パパが怪人なら、仙人然として厳格、清廉潔白のカリスマをもつ大河内教授もまた怪人なんだ! 爽やかなキャスティングを配して“清”のみ!“清”のみ!なんのドラマができると言うんだ! これは「今日から“清濁”のドラマをはじめようと思います」「今から挑戦してみるから期待してね」じゃ済まない事でね。ここ10年来のTVドラマがいかに“妖しい”俳優を育てられなかったか、そういう才能を輝かす局面を寡なくしてきたかを物語っていると思う。あるいは日本映画が本来持っていた“妖しい”魅力を、負の要素ととらえ排除に努めてきた、とも言えるかも知れない。 「今から唐沢寿明に挑戦させてみようと思います。新境地にご期待下さい」 …では絶対に得られない妖しい輝き。“俳優のオーラ”を理解していないとしたら愚かしい事です。 んんん、ちょっと気が済んだ(笑) 唐沢寿明さんは、もう一つの伝説のドラマ「西遊記」でも主役張っていたっけなあ…。とりあえず、どなたか観られて面白かったら教えて下さい。御粗末。 |
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