#161 乙女のピンチ♪ 投稿者:LD <2006/12/13 23:00>
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Re:柘榴さん さて、続きですが…。先に「黄金世代」について一言だけ。 > いつも一緒に居る太眉の女の子もどう動くか楽しみですね。 眉子ちゃん(←既に命名)の事ですね?いや〜、僕が今「黄金世代」で一番気になっているキャラクターですよ?先週なんかどうして観に来るのか聞かれて「ヒマだから!」とニコやかに答え、今週なんか点取られてわたわたしている小波ちゃん見てニコニコ微笑んでるんですよ?(←だから?) とりあえず小波ちゃんの従格判定ですけど(小波ちゃんが何かカッコ悪いジェスチャーをしても、眉子ちゃんがそれをニコニコ見守っていると、可愛い動きをしているように見える!)何か今にも動き出しそうな気がして画面内にいないかと思わず探してしまっています。まあ、単純に小波ちゃんのファンなんでしょうけどねw え〜っと…で「P2」ですが(汗) まあ、大意において柘榴さんの見解と同じですwただ、比較対照とした「黄金世代」の関係性の差異を中心に補足をしておこうと思います。 「黄金世代」で、唯⇔小波⇔近江を“基礎構造体”と評価しましたが、当然ながら「P2」の基礎構造体は、乙女⇔ヒロム⇔マシロになります。ただ、この基礎構造体は性質に大きな違いがあると僕は見ています。 ひと言で言うなら「P2」の基礎構造体は互いに依存し合う二人三脚の関係を持って“いた”と見ています。 ちなみに二人三脚が二組であって、三人四脚ではありません。話を分かり易くするために、この基礎構造をさらに“割り”ます。主役のヒロムと最後まで関係性を残すとしたら、やはり乙女ちゃんなのでしょう。よって乙女⇔ヒロムが物語を構造する前の“素体”として残ります。 この素体の互いの役割は連載第一回において遺憾なく発揮されていますが、乙女ちゃんは要するに「問題を引き込む」役目が与えられ、ヒロムくんには「問題を解決する」役目が与えられている。 何故ならヒロムくんは「これまで何の物語も始める事ができなかった主人公として物語をスタートしている」からなのですが、まああ〜、それを長々話してもアレなのでw ああ、そういう主人公っているよねえ、って事で話を続けますが、その点においてヒロムくんは本来「乙女ちゃんのサポートを持って始めて主人公」となるキャラクターとしてスタートしているワケです。 対して「黄金世代」ですが、唯くんも近江もその登場のトリガーとして小波ちゃんが利用されていますが、彼女がいないと彼らは物語を紡げないかというとそういう事はなく、やはりエンジン自体は彼らが持っていると言えると思います。小波ちゃんってのは非常に優秀な潤滑油か、あるいは増幅器なんです。 ※ このように書くと依存関係にあるキャラクターが、独立したキャラクターよりも劣るキャラクターのような誤解が生まれるかもしれませんが、それはそんな事はなくって、あくまでテーマと構造に則した適正のキャラクターかどうかというだけという事は書き留めておきます。 この関係性はヒロム⇔マシロでも言えると思います。…いえ“言えた”というべきなんですが、元々はヒロムくんは「技術はないけやる気はある」キャラとして、マシロくんは「技術はあるけどやる気がない」キャラとしてスタートしています。つまりこれも同じように「互いに足りない部分を補い合って互いに成長する」命題をもって体現された関係性と言えると思います。 二組の二人三脚。これが「P2」の初動の設計図と思われます。 これが実働段階で読み違いが起こっています。読み違いと言うとネガティブなイメージになってしまいますが、僕には「嬉しい誤算」だと思っていたんで、なんで「P2」は端に追いやられているのか分からないという話になってくるワケですが(汗)それは実際に動作させてみると、マシロくんが予想外に“強い”キャラだった事です。 たとえばヒロムくんは他者に説教など垂れない「ひたむきなキャラ」であるため、マシロくんは己の弱さを全部己で気がつくハメになっていてw これはつまり先の話と食い違ってしまいますが、結果として依存状態などではなくスタンド・アローンに“強い”キャラになってしまっているんですねw 作者もそれに“乗って”マシロくんをビルドしています。「王華に因縁がある」などと、最初、大佐に「辞めるかもしれない」などと評されたキャラとは思えない設定が追加されていたりしています。(多分、初期設定ではないと見ています) 現状、大佐以上に大佐の役目を果たしているというか、いい速度でヒロムを高い位置へ運んでいると思います。 しかし、結果としてこれが乙女ちゃんの首を絞めてしまっているのではないかと。乙女ちゃんが乙女ちゃんらしい動きをしたのは、連載第一回と、それから台を賭けた試合を提案した時くらいになって、既に王華の練習試合では登場の機会さえ奪われています。実際問題として乙女ちゃんを素直に卓球部のマネージャにしなかったのは致命的とも言えるのですが、実はこれも設計図的には分かる話で必ずしも不適正な処置とも言えないんですね。 何でってヒロムくんは一人立ちしないといけないから。適当なところで主張を弱めるのは予定に入っていたと思われます。それがマシロくんの動きが良かった事と、ヒロムくん自身もかなり最初から独立独歩の性格を持っていたために、かなり早い段階で確立されてきているなと。 逆にヒロムくんがもう少し弱いと乙女ちゃんの立ち位置もできるのですが、そこらへんは主人公がどのくらい弱いことが許されるのか?という難しい調整の話になってしまうでしょう。 まあ僕としては、それが自然ならそうする事に異議はないんですけどね。マシロくんが面白ければマシロくんをビルドして行く方法論も僕は賛成というか好きです。 ただ、はじき出され様としている乙女ちゃんが唯一の女性キャラである事(最近、“彼”が女の子だと分かりましたが)、それと最初に述べた「問題を引き込む」担当者が出番を失うのは、いわゆる波乱や問題悪化という、ダイナミックな展開の芽を摘んでしまっている可能性もあるわけです。 展開は他から持ってくる事も全然可能な話だと思うんですよ?ただ「P2」の細かい点を指摘して行くとやはり乙女ちゃんの弱さが俎上に上がってくるかなという気はしています。 …やっぱり掛け持ちだな。水泳部との。今からでも遅くないから乙女ちゃんに弁当持たせて王華に乗り込ませろw (っていうか、多分そうすると思う) |
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