#218 30分の芸術(下書きチャット) 投稿者:LD <2007/12/18 13:03>
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■「カブトボーグ」の話題に沿って「30分の芸術」の話を論じていたときのチャットです。文中のLDの発言にあるように、これを下書きにして清書する予定だったのですが………LDさんは何故かちっとも取り掛かろうとしないので(汗)とりあえず、ほぼそのまんまで掲載しておきます。後でもう少し細かい指摘をする論文を書ければと思っています。 ドラマのシナリオやマンガのネームなど、何を削ったり圧縮したりしてそれが形成されているか?ってイメージを持ち始めるとシナリオを鑑賞した時の痺れ具合が違ってくると思います。それが極まって来た時に僕は「30分の芸術」といった言葉を使ったりします。また「何を残して何を載せたか」ってイメージを持つと作者の行きたい方向、顕したいテーマもけっこう見えてくるようになりますね。伊上勝先生の脚本なんかは、それが凄く分かりやすい形で顕れていて、そのセンスは天才的だと常々思っています。 ルイ >> カブトボーグがいよいよラスト数話と言う事で、キチ○イじゃなかった俊英脚本家たちの「自分にとっての最終回=オトシマエ」が気になる季節になってきました。 ルイ >> どこをどう詰めて、王様招待→接待バトル→勝治まんざらでもない→陰謀危篤→勝治帰還拒否→革命勃発→ケン死亡に持ち込めるかという・・・そういう所を評価したいんですが、これがもう全然ムリデースネーw ルイ >> 浦沢脚本イメージでカブトボーグを見すぎなのかなあ。個人的には、カブトボーグにおける浦沢脚本は、ハズレの部類なんですけど。千葉・大和屋・下山にも劣る。 ルイ >> ・・・というのは噛み合わない、とw多分LDさんがトウカゲッタンで似た思いをしてるんだろうw LD >> 浦沢先生と大和屋先生のつながりは切り離して考える事はできませんけど、しかし浦沢メソッドが直で「カブトボーグ」の正道という事はないでしょうね。 LD >> 一つは浦沢先生はナチュラルにカオスで「30分の芸術」感がベースにはならない事があると思います。(どっかで30分の芸術論をまとめないといけないなあ…) LD >> 浦沢先生はオチがつかない事に「拘らない」人だけど、「カブトボーグ」のライターはオチがつかない事に拘らない事に「拘っている」というと分かりやすいかな?別に必ずオチをつけないという話ではありませんが…w ルイ >> 言葉にし辛いけれど、似た感覚かな?と思っております>カブトボーグにおける浦沢メソッド ルイ >> 特に「ナチュラルにカオス」というのがまさにで。例えば「涙の素パスタ!」でも、他の脚本家陣はどう間違っても「柳川ドジョウ!」「馬鹿にして!」「その顔を見たら負けられなくなった!」の流れだけは絶対書けないし書かないと思いますw ルイ >> 勿論浦沢エッセンスありきの話なんですが、咀嚼した大和屋さんと、それに追従する下山・千葉の流れができているせいで、カブトボーグ正道からは浦沢脚本はハズれているという話ですね。でもハズレは言いすぎましたorz ルイ >> で、も。一部のカブトボーグファンは、未だに「浦沢的なもの」としてカブトボーグを称え、叩いている流れがあるな?というのが、残念な所です。大和屋作品なのに。 ルイ >> 大和屋脚本の最新46話もごっつかったです。普通に感動してやんの、俺w ルイ >> 千葉脚本が、代表的「ぶっとんだ回」とされてると思うんですが、伏線回収の取捨選択がキッチリしてるんですよね。 ルイ >> 全部回収しないなら、それが「ナチュラルにカオス」という事になるのでしょう。まあ、ベネチアンのペンがオリーブオイル臭い理由は回収されてたけどw ルイ >> 14話でも、何度も「時間」を使った会話ややりとりをもって、ちゃんと「時間勘違いオチ」の目を残しておくあたりにスキルを感じます。まあ、相手が「その時間は間違ってない」って一言でもって、その積み全部潰すんですがw ルイ >> ってか、14話や39話のオチがイメージとして強すぎるだけで、実は千葉脚本のオチは古典落語みたいなテンテケテンオチが多いんですけどねw幽霊オチ、坊主バトルオチ、ケン優勝オチwおお、オチついてるw LD >> ふむ。浦沢先生の世界は今なら「パワーパフZ」を観た方がいいかもしれませんね。僕もまだ通してチェックをしたわけではないのですが、非常に“あのタイプ”の浦沢的なもの(浦沢先生にもカオスのボリュームがある。「ふしぎ遊戯」はカオスほぼゼロのはず)を感じました。 LD >> ちょっと「30分の芸術」の下書きを書き留めてみます。この話をする時に僕の中で外せないのは、伊上勝先生を筆頭とした「仮面ライダー」チームとも言うべき東映ヒーロー黄金時代を築いた人たちです。 LD >> 伊上先生の才能の代表的な例として「仮面ライダーストロンガー」の話をします。ワニーダという怪人が対ストロンガー用催眠ガスを開発する話があるのですが、このワニーダ、かなり周到な策略を用意してこの催眠ガスをストロンガーに吸わせる事に成功します。「…ふっふっふ、実験は成功のようだ!」果たしてストロンガーはワニーダの操り人形と化します。そしてタックルを殺せと命じたその土壇場になって突如ストロンガーは「ひっかかったな!ワニーダ!俺は敵地に潜入するため操られていたふりをしていたのだ!」と言い放ち反撃を開始します。その時のワニーダのセリフ「な、何故だストロンガー(確かにガスを吸ったのに)なぜお前にガスが効かなかった!?」 LD >> ストロンガー対えて曰く、「そんなこと俺が知るか!」って(汗)→…いえwフォローすると多分、試作した催眠ガスは失敗作だったんでしょうね。だからストロンガーにしてみれば「そんな事、俺に聞くなよ〜?」としか言い様がないのでしょうけど…ヒーロー的にそれはどうなの?っていうw「ストロンガー」にはこういうやり取りがけっこうあって「何故だ!ストロンガー!どうやって脱出したんだ!」→「その秘密はお前には明かさん!」→(…いや、視聴者には明かそうよ?)とかw LD >> ここらへん、僕はかなり「カブトボーグ」に近いものを感じています。…というか既にリュウセイは「なぜだ!?」→「そんな事、俺がしるかああ!」くらいは言っていたかも。…で、この「ストロンガー」の話ってのは一般(?)にギャグネタとして扱われていて、僕もそんな感じに引用するんですが、実際の伊上先生の意図自体はもう少し別のところにあると見ています。 LD >> 超展開の背後に超判断ありっていうんでしょうか。…いや「30分の芸術」自体に超展開は必須ではありませんし、また超展開の方もカオスを内包するもので“超判断”を必須とするものではありませんが…。 LD >> 「30分の芸術」の説明にあたって、伊上先生の超判断は非常に分かりやすいという事があるんですが、伊上脚本において仮面ライダーたちがこういったやり取りをする回の多くは、非常に怪人たちも一癖ある計画を練って、しかもアクションが充実しているような回が多かったりするワケです。 LD >> つまり30分1回という限られたスペースの中で、何の情報を捨て何の情報を載せるか?そのギリギリの判断があるワケです。「どうやって脱出できたんだ!?」→「その秘密はお前には明かさん!」→こう言ってしまう事によって、伊上先生は「脱出の手順」に必要な分のスペースを大胆に、そしてごっそり省略して、その空いたスペースに別のドラマ(情報)なり、アクションなりを放り込むワケです。 LD >> スリル=ヒーローがピンチになる。カタルシス=ヒーローが華麗に脱出する。1話のドラマにおいて必要なこの素材、捨てるとしたらどっち!?という究極の判断をしているとも言えます。伊上先生はここで前者をとっているワケです。 ルイ >> 良い話だなあ。 LD >> 伊上先生はここで前者をとっているワケです。→伊上先生はここで前者を残しているワケです。 LD >> さて、ここで「30分の芸術」のよく知られる例として宮崎駿監督の「死の翼アルバトロス」と「さらば愛しきルパン」を挙げておきます。どちらもプロット・ボリュームは映画クラスで通るものですが、パヤ・クラスだと何故か30分でまとめられてしまうんですね。 LD >> 宮さんの場合「見せたいもの」とその優先順位がはっきりしている人なので(たとえば「アルバトロス」のテーマは恐らく、美少女(不二子?)を大暴れさせたい!でっっっっっかい!飛行機を飛ばしたい!と見ています。言ってしまえば単純です)自らの優先順位に沿って情報を削って行けば、かなりスリムで観易いものができてしまうんで、他の脚本家さんみたく「詰め込みたい/削りたくない」苦悩はなかなか観えてこないんですけどねw LD >> …とは言え「さらば愛しきルパン」の方は、モロな符合もあるので「カリオストロの城」と比較して観ると面白くって「美少女を救いたい!」というテーマに対して、何が「カリオストロの城」に載せられて何が「さらば愛しきルパン」で残されているか?という事を見極めて行くと「30分の芸術」というものの理解が進むんじゃないかと思います。…「さらば〜」で何を残し何を削ぎ落としていっているか見えてくると結構戦慄しますよ?www「…ッパヤ…ただのロリコンじゃねえな?」と思えるようになりますww LD >> まあ、そこらへんは別の機会にしますが。ここらへんの「30分の芸術」の観点を基に「(連続ストーリーとしての)放送の1話、連載の1回でどれだけの情報が載せられているか?そして削られて行っているか?」の見極めのために詰めていったのが、僕がここでよく使っている「速度」=「速度論」ですね。それから最近、GiGiさんと話していた「情報圧縮」=「モジュール論」も、情報をどのように省略圧縮できるか?という観点において、この延長上のものです。 LD >> たとえば「ヤマト」の時代には「ワープとは何か?」という説明をしなければならなかったのが、情報が行き渡った事によって、もはやそれっぽい言葉「転移」とか「転送」とか言う言葉を使うだけで観客がその意を了解してくれてますよね。これに近い話で記号消費文化が醗酵レベルにまで醸成されるにあたって、下の伊上先生の時代とは比べ物にならないくらい「省略する方法」が転がっているはずだ…という予測の話ですよね。 LD >> …という予測の話ですよね。→情報圧縮=モジュール論というのは、そういう予測の話なんです。 …で、そういう視点で今、ウォッチしているのが「桃華月憚」だったり「カブトボーグ」だったり(あるいは「バッカーノ!」だったり)するワケです!。o(おわ!脱線していたのに急に戻った!w) LD >> 実は大和屋暁先生のお父さんにあたる、大和屋竺先生がこの「30分の芸術」の名手です。(注:30分の芸術という言葉そのものは漫研オリジナルです) 新「ルパン」だと大分スッキリして来ているんで、詰め込めないものを詰め込もうとしている旧「ルパン」の「魔術師と呼ばれた男」なんかを見て欲しいですね。…あと大和屋先生じゃないですけど、いわゆる大隈ルパンを知るために「雨の午後はヤバイぜ」もオススメです。これも詰めきれない情報を詰めています。 LD >> …で「カブトボーグ」自体は、大和屋(あるいは金子?)系というよりは、最初に述べた伊上系(…でいいのかな?とにかく東映のライター系です)の省略方法の匂いがするので、伊上先生のような大胆な省略方法を意図的に起こして楽しんでいる…そういう印象を受けます。伊上先生がどれほど確信的にそれをやっていたかは分かりませんが、一応「止むを得ず省略していた」とするなら、「カブトボーグ」のライターは「意図的に省略せざるを得ない状況」を作っているのでしょう。 ルイ >> なるほど・・。浦沢先生は因みに、その系譜の中のどこに当てはまりますかね?彼の脚本回は、シンプルに情報圧縮というより「視点のキテレツさ」に参ってしまう(特に会話!浦沢会話は日本語を日本語でなくしておる!)ことが多くて。多分カブトボーグを「カオス」というタグで観ている場合、他の脚本家と浦沢氏の違いってあまり感じなくて、今の話のように情報圧縮(僕はよく取捨選択って言っちゃうけど)の観点で観ると、やっぱちょっと違う星の人に見える時があるんですよね・・。 LD >> 無論、浦沢先生の方の影響もモロで、大体、浦沢先生はカオスに膨らませた話の「オチがつかなくても終ちゃうもんねっ」ってスタンスなんですが、そのオチのつけ方に伊上メソッドを利用しているかもしれませんね(未検証)…「浦沢で膨らませて伊上で締める」という感じでしょうか?…ぬうう、こんな話を積んで行くと「カブトボーグ」がものすごく計算された作品に思えてくるから不思議だw ルイ >> ・・と、言っても否定したいわけじゃなくって。最後の浦沢回?こと45話を先日観ましたが、浦沢先生振り切れてて良かったですwやっぱ浦沢先生は浦沢メソッドを確立しているのだから、大和屋jrの流れに合わせる必要はないって事ですね。40話あたりではガックリきておりましたが、45話まで振り切れたらカッコイイぜ浦沢センセイ! ルイ >> ああ、それは納得がいく話だなあ>浦沢で膨らませて伊上で締める LD >> こんばんは。ルイさん。浦沢先生の系譜というのは、今の「30分の芸術論」の中の位置は?という話でいいですか?基本的に彼はこの流れの中の異端児となっていますが。 ルイ >> 因みに、「僕が浦沢で膨らませて」を最も感じる一話は23話「筋肉少年隊!」ですね。大体カブトボーグの脚本を当てられるワタシですが、この話だけは途中まで浦沢回だと思っておりました。これを「浦沢先生でない人が書ける」事自体が、カブトボーグの脚本家たちが「浦沢影響下にあり、しかし同時に脱浦沢している」証とも思えます・・・・・・え、計算された作品なんでしょう?w LD >> 浦沢先生の真骨頂の話自体は、また別に「東映不思議コメディー」というシリーズを持ち出す必要が出てきて長くなってしまいますね(汗) ルイ >> こんばんは。やはり「異端児」ですね。そりゃそうだよな、ルパン2ndでそう感じてはおりました・・w ルイ >> 浦沢脚本の場合、圧縮する情報先が「状況・展開」ではなく、「感情」という気もするこのごろw会話が変なスパイラル起こしてて、この磁場だけは変態ぞろいのカブトボーグ脚本でも余り見ない。そゆ意味で、浦沢先生の特殊性を感じられるテキストでもあるんですね>カブトボーグ LD >> 計算かどうかは分かりませんが、意図的にやっているのは確かでしょう。…もしかしたら伊上先生の仕事は知らないかも知れないですけどね、偶然、符合してしまった可能性もありますね。→それくらい本来、伊上先生の省略法は突き詰めて行ったときに正当性が見られる省略方法ではあります。 LD >> ただ、浦沢先生のデビューだったと思うんですが新「ルパン」の「カジノ島逆転また逆転」という話は観られましたか? ルイ >> つまり、超展開というより、優先順位を、そこに当てられるスポットライトの光量を最大にする為のスキルですもんね。果たしてトウカゲッタンはこの俎上で見られる作品なのか・・キッズステーションまだー?w ルイ >> 観ましたよ。100話くらいまでは観てます。 ルイ >> でも、最初のニューヨークシリーズ?は、ちょっと今の個性とは・・・デビューだったのか! LD >> 浦沢先生は一言でいうと脱線して収集が付かなくなる事に一分の躊躇もないんですよw ルイ >> 無意識のうちに「君はネコ僕はカツオ節」で語ってたな・・orz LD >> あれは多分、師匠の大和屋竺先生の筆が入っているでしょうけど「30分の芸術」のサンプルになるくらいよくできた話です。プロットボリューム的にも90分のスパイ映画クラスはあると見ています。>「カジノ島〜」 ルイ >> 迷いないですよね。自分の世界に対してw>躊躇ない ホビーアニメに浦沢使うとか馬鹿かwって書き込みがニコであったけど、まさにその通りだなあとwでも、それが出来てしまうホビーアニメなのであった。ていうか、ホビーアニメなのか?orz ルイ >> そうそう。シンプルにテクニカルなんですよね。>カジノ島 LD >> はいw 「カジノ島〜」の直後が既に「ロボット目にダイヤは光る」ってあたりが、あの人の天才バカボンなところだと思いますw LD >> 浦沢先生は「ミクロマン」とかの脚本もされていますが…強烈でしたよw あの人に任せたらある程度キャラが崩れる事は覚悟しないといけないかも。 ルイ >> カブトボーグの場合は、別に浦沢先生がキャラ壊してるって話でもないので安心ですね。いや実は浦沢回だけ見たら、ロイドがとんだ極悪人になってるんですがwww LD >> 他の人も思うがままにやっていますからね。これは以前行ったプロデューサの功績でしょうw ルイ >> でも、最初の数話は確か大和屋さんがずっと手がけてますよね。ちゃんと調べてないけど、大和屋先生がカブトボーグのアウトラインを細かに引いているというか・・・彼のバランサーぶりが光る作品でもありますね。脚本的に旨味の多いアニメだなあ。 LD >> 偽者のリュウセイが大挙して来る話がありますけど、あれなんかは収集つけずに終わっていて、浦沢的だと思いました。…でも浦沢先生じゃないですよね。 ルイ >> 42・43とトンでもない話を連発して、その後浦沢回が続いて・・という流れの中で、奇跡的な「普通に感動できるライバル話」46話を入れるお利口さんぶりが大和屋ジュニア先生。浦沢先生が構成をしたら、こうはならないwたまに家族愛のいい話も観ますがw LD >> 作画のレベルはけっこうちゃらんぽらんですが、あの作品に絶妙にマッチしていますね。バイリンガル・セクレタリーのワンハンドレッド・トランスレイターとかちゃらんぽらんな画じゃないとむしろ描きづらいww ルイ >> 隅沢先生の最後の参加回ですね>街破壊オチ あれはいい話で、何故次がないのかとファンは嘆いてましたが・・・逆に言えば、最初からアレが彼にとっての「最終回」だったのかな? LD >> やるなあw大和屋先生w 浦沢先生に合わせてけっこう無茶やってもいたけど、感覚は普通人だから、かえってバランス感覚が鍛えられた?w ルイ >> 今LDさんが仰ったのは、投げっぱなしの『最後』をとっての発言ですね>浦沢的 そう、筋肉話は、最後ケンが優勝するところでもって「あ、浦沢じゃない」とようやく気付いた作品でもありますw ルイ >> ・・というか、千葉克彦脚本はボーグ脚本陣の中で最も「浦沢エッセンス」を客観的に数値化し、利用しているような所があって(直に教わった大和屋先生より、距離がとれてるからかな?)。17話のスキヤキトークなんかも、完全にメソッドですねw LD >> そうです。>浦沢的 しかし、そういう意味ですごく上手く各メソッドを取捨しているし、バランスもとっていますね。 LD >> 「頂上決戦!クライングハイリスク」は本当に素晴らしくって、あれはもうカオスではなくって優れた超展開とでも言うべきものでしょう。…超展開を優れたというのも変ですがw ルイ >> 高山病シナリオも、膨らませる段では浦沢メソッドを多用しているけど、いざ逆シードが始まってからは別のメソッドを使ってるんですよね。敢えて言えば車田メソッドみたいな?w終盤の畳みかけは圧倒的にオリジナルですし、しかして最後の最後はテンテケテンなベタオチ。ふむ、自由闊達!(松山タカシ風に) ルイ >> なんと、17話でかぶったとかw LD >> 17話は僕の中では「カブトボーグ」がカオスを越えて世界観を確定したくらいの意味合いがありますね。ああ、こういう世界なんだと。 ルイ >> そうですね。ニコの違法動画w人気ランクではそう上位ではないんですが、僕も17話は凄い一話だと思います。カブトボーグ世界観の確立は、個人的には4話かな?って、5話まで全部大和屋さんですよね。なんというレール引き。 LD >> おそらく伝説になるのは「ロストワールド・エンドロール」なんでしょうけどね。あの収集のとり方自体はさっき言った仮面ライダーの脚本とかで近いやり方を見たりはしているんです。 ルイ >> 14話は、最初LDさんに言われて観た時は衝撃でしたし、今でも人に勧める分には使いやすい回ですが、確かにその手法自体にはそこまでのオドロキはないですね。ってあくまで二度目観ての偉そうな感想であって、1度目はそんな状態じゃなかったけどw LD >> 14話に関して言うと、13話でビッグバン以外の悪の組織が出た、直後のダブルヘッダー感がまず衝撃なんですよねwww シリーズ構成自重wwっていうかもう少し間をおけよとww |
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