#334 「ブラックラグーン」チャット 投稿者:LD [2009/12/14 03:37]
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■2009年12月05日 かんで。 >> 私はメイドは本来の家事に邁進する種のものしか認めたくない原理主義者なので、エマぐらいしか対象がありませんw LD >> 今、メイドさん色々やりますからねえ…w カルマ >> ブラックラグーンのメイドさんは?(笑)>原理主義 かんで。 >> ブラックラグーンのメイドさんは却下です。別の生物として認定していますw LD >> 「ブラックラグーン」のメイドはメイドじゃないよねえw“メイドのふり”した何か?であってww…しかし、アニメ、TV放送にはこぎ着けられなかったんかな? カルマ >> いや、作品カラー的にあり得ない場合でも拒否するのかなとか(笑)>別の生物 かんで。 >> メイドの皮をかぶったテロリストですね。自制効かなすぎ……w ルイ >> ブラックラグーンのメイド編は良かったですね。 ルイ >> やっぱ、あそこで常識人のフリしてるのが1番ぶっ壊れてるよね、という・・・構造への自覚的言及が00年代の基盤の1つと思っているので。ILLノデ。 LD >> 「ブラックラグーン」は好きですねえ…「ヘルシング」みたく厨二じゃない所をどう評価するかですが…。 かんで。 >> あ〜メイド編辛くて読むの投げたんですよね〜>ブラクラ(汗) ルイ >> いや、投げちゃいかんw>メイド編 かんで。 >> 私は雪緒編が飛び抜けて好きで、次点が双子 ルイ >> 雪緒編はファントムの影響が感じられなくもナクナクですよね。 ルイ >> アニメ映像としては双子がダントツかな。 kichi >> メイド編のラスト良かったですねぇ……>ブラクラ かんで。 >> 私は結局洋画ノリが苦手なんでしょうね>ブラクラ LD >> 僕は双子編が飛び抜けて好きで、次点がメイド復讐編……って、雪緒編の方がつらくないですか?w>かんでさん かんで。 >> え〜何故っすか?>雪緒編の方が辛い かんで。 >> 確かに雪緒の内面が描き切れたとは到底思えないですけど、彼女の藻掻きは共感出来たんですよね。 LD >> ん…ああ、かんでさんの“辛い”って、話が暗いとかそういう意味ではないんですね。いや、雪緒の方が一般的な観方としては救いがないと思っていて。それを辛いとしました。 かんで。 >> ああ、説明不足でしたね。読み進めるのが辛い、という意味でした(汗) かんで。 >> メイド復讐編は多分いい展開が待ってるだろうことは予想出来るけど、あまりにとっかかりが無くて読み進める気力がわかないんですよ。 ルイ >> 構成としてはメイド復讐編がダントツで好きで、序破急・・・っていうか単話としては双子編が好き。LDさんと好みが似てるけど似てない具合がよくでてるぜ。 カルマ >> 双子編がダントツかなぁ。後はまぁ。>ブラクラ kichi >> メイド、双子の順ですねぇ……(´・ω| LD >> ロックって多分、最強の偽善者とかちょっとそんな感じのキャラなんでしょうね。ちょっと変っています。もっとヒロイックな道もあったと思うけど、それはメイド復讐編のぼっちゃまがやってしまった。 ルイ >> 生きる為に環境に適応した、というのを隠れ蓑に、本質は「虚勢されたw島国にいて、本質がこの世界を欲していた」というキャラクターでしょうからね。基本的には日本人の壊れっぷりを象徴してるのかな、と。>ロック ルイ >> まあ、こういうとLDさんは「国民性がどうっちゅか、まあロックがおかしいんですよねw」と仰るだろうし、そこには未来予測同意!!←必殺技 かんで。 >> ロックは生まれる場所を間違っただけなんですよね。野茂みたいに ルイ >> そこで野茂w面白いw かんで。 >> ロックが雪緒を全く理解出来ていない、あれがせつなくてよかったですね。 かんで。 >> ロックは結局、自分の枠で相手を規定したがるタイプなんですよね。だから雪緒みたいな規格外は理解出来ない。 LD >> ぶっちゃけ、レヴィをみじめにさせない為に変化していって、それで多分レヴィと一緒に地獄に堕ちる。…レヴィを地獄に連れて行くキャラだと思いますね。>ロック kichi >> んでもまぁ、それが仮に偽善だとしても、実際良いことを為してはいて……というような味わいがいいんですよね。私はそこまでロックを悪くは見れない感じで、でもまぁ壊れてるって意味は分かるし、味わい深いな、とw ルイ >> ロックの選択は効率的すぎるんですよね。普通人情が足を引っ張るのこそが「日本人キャラクター」のポジショニングなのにw>実際 色々複雑でこんがらがったようでいて、優先順位自体はシンプルなあの街を魂が求めていたのでしょう。で、作中のポジションとしては、レヴィと地獄中の幸福を見せるための配置かなってのは同感。 かんで。 >> 私はロックが苦手なので、間接的にでも彼を根本的に批判する雪緒編が一番好き、というのはあります。 ルイ >> じゃあメイド編最後までみようぜw>かんでさん かんで。 >> でもロベルタも苦手なんですよね……w かんで。 >> 雪緒を理解したつもりになってるロックの道化ぶりはたまらなく痛快だった。 かんで。 >> レヴィは割と普通の子っぽい印象があります。境遇が悪かっただけで。だからロックにも理解出来るんだろうなぁ。 LD >> いや、かんでさん。多分、ロックは雪緒のあれ見て“変った”のだと思います。レヴィは「傷になる」と言いましたが。 かんで。 >> う〜ん、そうなのか。変わったようには見えなかった。その辺、多分私のアンテナが低い部分なんでしょうね。 かんで。 >> 単に、現在の自分を肯定し直しただけに過ぎないように見えた。私よっぽどロック嫌いなんだろうなw ■ LD >> あの作品、レヴィをおもいっきし厨二として扱っていて…(この厨二という言い回しは特殊)……正直可哀想なくらいなんですよね。明確に描写されてないけどレヴィの育った環境なら世界を恨んだってしょうがないだろうにw ルイ >> 僕はLDさんの「厨二」の使い方は正直わかっていないというか、わかっている気もするけどわかりたくないからわからないっていうんだけどw←素直 「世界を恨む権利」は常々仰られてますね。アベンジャー許可証みたいな。 kichi >> レヴィの、たしかに厨二的なんだけど、ちょっと図抜けたものを感じる闇の深さも良いですよね。チビメイドさんにあれだけ言い負かされて、なお凄味を感じさせるのだからなぁ。 ルイ >> 僕はでも、レヴィのその「凄み」とやらはあんまり感じてないですね>kichiさん やっぱ基本「ちょ、フルボッコカワイソス」的に見てはいます。 ルイ >> レヴィは「そう生きるしかないから、そう生きてる」だけで、裏に肉付けがないから脆く見えますね。「phantom」のアインと対照で捉えてますけど。陽がレヴィで陰がアイン、本質は似たりよったりだと思ってます。 LD >> 闇の深さというか“覚悟”の具合は、バラライカや張の方が深く描かれているのですよね。…ともかく意図があるか、あるいは無意識なのか、あの作品レヴィをかなりみじめというか……小さい存在として描いている。 かんで。 >> バラライカはなんというかある意味覇者ですよね。 かんで。 >> 彼女の行動には全く無駄がない。 ルイ >> バラライカはハチワンのそよと対照で見ている・・・いい加減僕の対照シリーズやめたほうがいいな?w同意者いないしw ルイ >> メイド編のバラライカは結構無駄だらけで良いですよ。 かんで。 >> あ、そうなんですか。それはびっくり>メイド編のバラライカ かんで。 >> バラライカが雪緒を否定するのは非常に納得が行くのですよね。あの二人は本当に好対照でした。 LD >> バラライカは「死狂い」なんですよ。「葉隠」と言ってもいいんだけど、使える主君が消えたので「死狂い」だけが残ってしまった。メイドも「死狂い」なんですけど「死狂い」を否定する思想が彼女の中に入ってきて「死狂い」としては純粋さを失ってしまっているんですよね。レヴィは「死狂い」になりたくて仕方がない子なんですが、ごちゃごちゃ御託を並べている分、まだ全然狂っていない子。…それは同時に彼女が“救われる可能性を持った子”って意味でもあるんだけど、その可能性がどんどん彼女をみじめにしている。 ルイ >> 色々置いてきた感があるけど、まあ1つの視点としては間違ってないかなw かんで。 >> レヴィより遙かに壊れたキャラっぽいですよね。 LD >> >色々置いてきた感があるけど だって、僕、フライフェイスが一番好きで、彼女が最強!「ブラクラ」は実は彼女が主役!で通る視点で語ろうとしてるMON!(`・ω・´)-3 ルイ >> LDさんって純度マニアなケがあるからね(淡々と あ、それ俺もだ・・・orz LD >> >現在の自分を肯定 あの結末で単なる善人が自分のやって来た事を肯定できるのは、おかしい、という話ですね。今、ここでは本性がそれ…って話になっているのですが、とりあえずそうなんでしょう。僕はちょっとロックというキャラは今は測りかねていますが。 ルイ >> そうですね、いまここでは「現状肯定はフリで、元々そう」で読んでますね。 かんで。 >> あそこでレヴィにロックを本気で殴り倒させるくらいの方が私の心情にはあってるんですけど……もちろんレヴィはそんなキャラじゃないとわかってはいるんですが。 カルマ >> 友人から借りて読んだだけなので、買って読み直したくなってきたなぁ…とクチを挟めずにいる自分(笑)>ブラクラ かんで。 >> 私の言ったのは、ロックは日本に代表される普通の生き方を出来なくなっている自分に気が付いている、そしてその自分を肯定している、 かんで。 >> だけど、それを雪緒のことを理解することなく、行っていることに空回り感を感じる、という辺りなのですが。 LD >> 最初、ロックはレヴィの“救われる可能性”として邂逅されたと思うんですけど、雪緒編でシフトがかかって、レヴィを地獄に誘うもののような危うさを持ったキャラに変っていますね。よほどのラッキースターでも降らない限り、正直あの二人は心中すると思う。 ルイ >> それに合わせると「出来なくなっている自分を肯定している・・・肯定するしかないという形式に落とし込んではいたけれど、何の事はないそもそも貴方はこっち側の住人」というシフトというかビルドがかかってる、という返しになるかな。だから雪緒なんて理解できるわけがないw かんで。 >> そう、理解できるわけないんですよね。で、本人は自信満々で理解したつもりになっていた。いや、何故理解できないか、ということをわかったつもりになっていた。 LD >> >それを雪緒のことを理解することなく ふむ。理解したかどうかは分らないんですが、生きる方向が違う。平行線が観えるという感じに受け取っています。それと僕もロックは測りかねていると言ったように、それを「空回り感」と評する事は可能に思っています。 ルイ >> それはありますね。で、雪緒編を経て1つ開き直ったというか、 かんで。 >> でも、ロックの捉えたわからない雪緒と雪緒の実存は全く別のものなんですよね。 ルイ >> 次のステージに逝っちゃった感はあって、こちらは歩むほどにレヴィと一緒に街ともども腐れ落ちるルートですね。 かんで。 >> でも、その差を指摘するものがいなくて宙ぶらりんになっているのが歯痒いんですよ。 ルイ >> だから、メイド復讐編読もうぜ!w かんで。 >> 雪緒の扱いがあまりにも小さいんですよね。レヴィはまだ雪緒のことを大きく捉えようとしていたけど。 かんで。 >> 私は雪緒ヒロインで読むのが気持ち良すぎたので、その後が抜け殻に見えるんですよw。 かんで。 >> でも確かにロック達の異常性を描くには機能しているんですよね。まぁそこはトレードオフなんでしょう。 ルイ >> イプシロンヒロインだからその後が抜け殻に見えるボトムズ。ん、これはあるな。 LD >> ん〜…。 >実存は全く別もの 宙ぶらりん かんで。 >> あ〜。実存は全く別物、という辺りは作者の意図には全くないのかも。ただ、私はそう読まされてしまったんですよね。 LD >> 雪緒の実存については、ちょっと詳しく聞かないと分らないですね。 その上でロックに雪緒の世界が分らなかったであろう事は確実だと思います。…で、宙ぶらりんについては、先ほど僕がレヴィを厨二と呼んだように、この作品、主役がすごく小さく描かれているんですよね。それはロックも同じで彼の視点は場の支配じゃなくってホリックに過ぎない…とは僕も「読んで」います。 LD >> ですだよ姉ちゃんの相棒が病院へ行く件りがありますが、ロックも何か薬をキメているようなもんなんですよね。レヴィが乗っているブレーキなしの車に自分も乗り込んで、ギリギリでカーブを曲がりきるスリルに生きる事を決めた…って事なんでしょうけどね。 かんで。 >> 雪緒は、単に無理矢理組長をやらされてる普通の少女、ではないですよね? かんで。 >> 彼女は来るべき時に備え、哲学を修め、決断の出来る自分をつくりあげた人間でした。 LD >> >決断の出来る自分 そうですね。 LD >> それをロックは「捨てて逃げればよかった」と言い放つのは、ロックが“分っていない事”だと思います。 かんで。 >> ロックは、その彼女の欠片のような悲劇だけを見て、彼女の全てを見たような気になってるようにしか見えないのですよ。 かんで。 >> 言い方を変えればロックの心を動かすためには、セーラー服と機関銃のヒロインでもよかったわけですよね。それが悲しい。 かんで。 >> すみません、脱線し過ぎました。今週の一番へ行ってください(汗) LD >> でも、雪緒(……う〜ん、由紀夫と変換されるw)の指摘によって自分が“夕闇の偽善者”である事は自覚させられるんですよね。それを自覚した時のシフトが単に地獄行きを決めたのだとしたら、小さいと僕は思うんですけどね。実は単純にそうも思っていない所が「測りかねている」という言い回しを用いる理由ですw かんで。 >> ああ、確かにそこにjは少しひっかかりはあります。でもそこに他に意義を持たせるとしたら説明不足だよなぁ、と。>夕闇の偽善者 |
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