#50 サンデーGX「吼えろペン」最終回! 投稿者:LD <2004/09/24 02:56>
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(注ネタバレ)なんか変な終り方だったんですよ。 炎尾先生の描いている雑誌「シャイニング」の連載作家が新たに創刊される雑誌「クラッシャー」の引き抜きに合い「シャイニング」は廃刊の危機に陥る。しかし、残った炎尾の頑張りと「クラッシャー」の出版元ロイヤル出版の自滅で「シャイニング」は廃刊の危機を免れる…、というような流れが数号前から展開され終幕したんですが。 今回の最終回で、炎尾の弟子であった前杉英雄(ヒーロー)が死んじゃうんですよ。 特に伏線があったというワケでもなく。 炎尾先生の元を独立するために離れ、新興雑誌の「クラッシャー」でデビューを果たし、着々と人気を上げてゆくヒーローなんですが、雑誌自体のパワー不足による誌面の刷新で突然終了を言い渡され、次回作は作者名を変えて人気ゲームのコミック化の仕事を依頼されてしまう。しかし、それを堂々と引き受けたヒーローは… 「おれは今、負けたのか?…否!まだ勝ちとか負けとかを判断するトコロまで来ていないぞ英雄!今回のようなささいな事件は、意にそぐわぬ波乱はこれからも絶えずあるだろう…!そんあことは…そんなことは!炎尾先生のところで血がにじむほどに教わったじゃないか!大丈夫だ!おれのこの右腕がある限り!情熱が絶えず熱い限り!このおれのマンガ家生命はマンガ家としての戦いは!続くのだ!」 「勝ち負けなどそう簡単にわかるものではない!これからが本当の勝負ですっ炎尾先生っ!!」 と、非常に(しかしラストを考えるとある種悲壮に)前向きです。 そしてゲームのコミカライズをした自信作の第一回目の原稿を持って出版社に届に行った雨の中、落雷にあって行方不明。 作者名を変えた事によって、その後代役の作家が当てられた事も知らずに炎尾たちはヒーローも元気でやっていると信じきって幕を閉じます。 え〜っと、島本先生の作品の全てをフォローしているわけではないのですが、この終り方は何か“異質”なものを感じました、基本的に島本先生が「打ち切り」or「やけくそ」時にやる終り方ってのは変化こそあれ基本的にテニスマンガ「燃えろV」型だったと思います。 何しろ何故「ヒーロー」が何故死ななければならなかったのか、分からない。ストーリーラインで読めば、マンガの事なんかよく知らずに雑誌を立ち上げたロイヤル出版の“とどめ”を刺す。という意味があったかもしれません。しかし、それと前向きに己のマンガ道を歩み出したヒーローとを引きかえってのは少々重い気がします。 石 渡 先 生 じ ゃ あ る ま い し ! それと今となっては“気のせい”という事なのかもしれませんけど、作中のシャイニングの危機に合わせて「サンデーGX」の連載作品群も“風呂敷をたたみに入っている”ような印象を受けたんですね。あれ?もしかしてGX廃刊?みたいな。 今回の最終回についてGiGiさんと話した時は、 GiGi「きっとヒーローは別の世界にスピンナウトして活躍する話を始めるんですよ」 LD「おお!なるほど!(ぽんっ)」 とか、話てましたが、とにかくちょっと今回の最終回は“島本和彦らしさ”とちょっと違うものを感じましたね。ただ、まとまってないというワケではなく、あれはあれで終幕の図として好みなんですけどね。 |
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#51 Re:周辺情報とか 投稿者:GiGi <2004/09/24 04:01>
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<<<親記事] |
GX今号、もうひとつ驚いたのが巻末で予告されている島本先生の新連載。 タイトルこそないのですが、どうみても「逆境ナイン」のキャラなんですよね。 イブニングで現在逆境ナインの続編「ゲキトウ」が連載されているにも関わらず これは一体どうゆうことだ?とちょっとばかり探ったところ、どうも「逆境ナイン」及び「ゲキトウ」の版権が小学館に移譲されるらしいですね。 折も折、「逆境ナイン」がなんと映画化されるそうで、そのあたりの絡みでいろいろとややこしいことがあったのかな、と。 そう考えると作中の「理不尽な打ち切り&メディアミックス作品新連載」というのがまんまなのかも知れませんねw。 この件については引き続き調査を続けたいと思います。 |
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#52 Re:島本和彦新連載 投稿者:GiGi <2004/10/20 00:08>
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<<<親記事] |
詳しくはGX本誌を見ていただくとしてw。 この展開はちょっと予想してなかったです。まんまと引っかかってしまったなぁw。 うーん、こうなるとしかし「ゲキトウ」の続きはもう書かないのかな? |
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