投稿者:いずみの
題名:二種類の異常さ
一言:ここでLDさんが示されている「異常感覚の天才」と「異常感情の天才」という分類なんですが、これ、読める読めない以前のレベルで、読者の好みがはっきり別れるなぁという経験則があります。ある知人は「ガラかめは主人公に感情移入できるからいいけど、昴は感情移入できないから、元気を出したい時はガラかめを読む」みたいな分け方をしていて(※昴を評価してないわけではない)、これは感情型と感覚型で分けてるからなんだろうなぁと思えば腑に落ちるんですよね。逆にぼく自身は、異常感覚型の方が圧倒的に好みなので。まぁ、マヤも昴も「感覚と感情」の両極を備えた天才ですから、どちらのタイプとして読むかは読者任せな所もあるでしょうけど(ハチワンのスガタなんかも「両極の異常さ」を持ってますよね)。で、「大吾」はその異常感覚に比して感情の描写が薄く、それが「曽田天才シリーズ」の中で大吾が格を落としている理由じゃないか……とか考えたりしていました。
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