投稿者:ルイ
題名:おおきく振りかぶって
一言:☆☆:(10話「ちゃくちゃくと」)アクション作画監督のインタビューにて『(作画枚数は)一話平均6000〜7000枚』・・ってすげええ(笑)!全くもって地味な使い方で、例えば京都アニメーションあたりが志向する「動き」とは真逆に位置する「作画枚数の多さ」です。目立たせないための、しっかりと定着させるための枚数。まあそんな縁の下の良作画に支えられた本作ですが、今回はイマイチ。本サイト主の基本である「速度論」、アニメに当てはめると「じゃあ詰め込めばいいんか?」という風に解される事もあると思うのですが、今回のおお振りはいい反論材料(酷いw)。エピソード消化を詰め込んだ結果、平坦さが際立つ結果になって、間がなくて演出の焦点がどこにも当たってないような一話に。9分割投球をチームメイトに見せ、三橋を認めさせ、阿部が気持ちを新たに「勝たせたい」と思う。ここに演出をどんだけ集約できるかが勝負の一回だったと思うんですが・・元々良質な原作から、削りたくないのに削らないといけない。そういう苦労も偲ばれるものの、今回はミスったなと。個人的にも「瀬戸」の超詰め込みでちょっと前述の「詰め込めばいいんか?」な自問が浮かんでいた所なので、丁度よく「いや!やっぱり、それだけじゃ足りないんだ!」と思える一話に出会えて、よかったです(笑)。

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