投稿者:ルイ
題名:しゅごキャラ!
一言:☆☆☆☆:(第一話)今の所今期一番の一話だな、とかなり素で思っています。原作者ピーチ・ピット先生特有の真面目なファンタジー設定と、それを汲み取る構成・脚本島田満先生との相性がかなり良さそう。ピーチピット作品の「とっつきにくさ」(入ってしまえば大丈夫だが、パッと見で小難しそうな印象とか受けません?)を、島田満さんの万人向けで優しい咀嚼が補うというバランスですかね。脚本(の、特に詰め具合)が美しかったので原作を慌てて揃えましたが、原作の一話とはかなり意識的に同じ部分と違う部分があり、原作を見てさらにアニメ一話がすきになりました。とはいえ、それは原作一話を貶すというのではなくて・・・原作は原作で「遂に我々のマンガが『なかよし』に!」という力みがあれば、工事現場の穴の中に猫耳美少年がいたり、猫耳によって空中から落下した主人公を王子様が抱きかかえてくれるのは「納得」なんですよね。軌道に乗せる為にも。ただ、それを「穴の中には誰もいなくて、しゅごキャラ能力ジャンプの初見せに利用」し、「空中から落下した理由は、単に落とされたのではなく、変わりたい!という主人公・あむの意思によるたまご奪還の結果」という風に線を引きなおしたあたりがアニメ化するに際しては確かに最善手だなあ、と。特に後者、どちらも結局王子様が抱きかかえてくれるのですが、「ただ落ちて、それを抱きかかえられる」というのと、「じっとしていれば落ちなかったのに、奪われたたまご=自己変革のチャンスを必死で取り替えそうとした結果落ちた所を抱きかかえられる」のでは、主人公の立ち具合は全然違ってきますよね。いや、見事な一話でした。原作のストックがそんなにあるワケではないのに4クール?しかもその割に一話は原作一話より圧縮?(「キャラなり」は、一巻ラストで出る要素です)という事で、オリジナルエピがかなりの比率を占めるのかもしれませんが・・・島田先生期待しております。 あと、作画もヨイですね。作画監督は・・・はっ!キャラクター作監と、レイアウト・アニメーション作監の2人いる!!こ、これは他所もまねて欲しいほどの理想的な二人制!ただ作監クレジットに2人いても、必死で顔アップ修整しているイメージしか浮かんでこないのでw←オイオイ はっきりした役割分担は好みです。一話は良かったですよ、サテライト!頑張れ、サテライト!・・・キスダムの作画は許す!!
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