投稿者:SNARK
題名:エヴァンゲリオン序
一言:☆☆☆:評というより、ただの感想です。ひと言で言うなら、豪華なダイジェスト。もっとも最初からそういう企画なのだけれども。似たような企画の「新訳Zガンダム」と比べると、あちらはさすがに放映からかなりの年月が経っているだけに、記憶を掘り起こされる感覚が楽しかったり、「今の絵で描かれたZ」という絵的な楽しみも(新旧の作画を同時に観るだけに特に)在ったのだけれど、こちらは記憶もまだ鮮明な分、どこが変わったかという点に気がいってしまいがちでストーリー上の新味はないし、たしかに画は綺麗で細かい書き込みもされているけど絵のレベルが大きく上がっているという訳でもなく感慨が薄い。40点が80点になったら「凄い」と思うけど、70点が80点になっても感動が薄いというかw今更ながら思ったが、絵的なケレン味を出すのに「群れを成す○○」・「立ち並ぶ○○」という絵だけに頼ってる感じがする。、例えばヤシマ作戦なんかでも変電気をかき集めたりするけども、絵面そのものは壮観ながら人の動き(関係者の緊迫感や現場の混乱、一般人への影響など)の描写が薄くて、膨大なリソース(資金・機材・労力)を注ぎ込んでるというイメージが弱くなってるような気がする。あと、OP・EDという「区切り」がなくなっている為にエピソードごとの継ぎ目が目立ってブツ切り感が強い気がするが、ダイジェストだけにこれは仕方がないか。贅沢を言えばエピソードの追加・変更などでうまく繋げてほしかったところ。ぶっちゃけて言うと、「序」はレンダルで観て、大きな変化がありそうな「破」以降をスクリーンで見に行くのがいいと思う(←ミもフタもないw)
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