投稿者:ルイ
題名:ゲゲゲの鬼太郎
一言:☆☆☆☆:(ぬらりひょん最後の日)ぬらりひょんが今期初?の勝利をする回。ぬらりひょんの「悪運を信じて、ただひたすらに待つ」姿勢が敵ながら格好良かった。かといっても彼は「運に任せて何もしない」のではなく、その間食事を採らず、岩石を食って中の鉱物を集めてるんですよね。悪運を待ちつつ、その悪運が訪れたとき、それをキャッチできるだけの準備もする。悪者かくあるべし!という、ぬらりひょん素敵回でした。鉱物を集めるという目的抜きでも、敢えて食事をとらないぬらりひょんには臥薪嘗胆なオーラが漲っていてカッコ良かったけどね!また、捕えられていたぬらりひょん一味が脱出するまでの流れが、かなり「必然的」なんですよね。かまいたちが一旦木綿を切り刻んだから、2人乗りできなくて猫娘を降ろした(同時に空輸中の牢獄のヒモを切ったから、天狗たちは下で支えざるをえなくなった)→降りたから、猫娘はネズミ男に詰め寄れた→ネズミ男は詰め寄られたから、少女マンガを投げ捨てた→投げ捨てられたから妖怪かまいたちはソレをキャッチして、中身が偽者であると確認できた→偽者だから怒ったかまいたちは、ネズミ男とネコ娘を切り刻もうとした→黒鴉がネコ娘を助ける為、牢獄から離れた→他の天狗だけでは支えきれなくなり、牢獄は落下した・・・・で、傷ついた黒鴉、かまいたちと決闘する鬼太郎の隙をつき、ぬらりひょんの硬化した爪が脱獄を可能にした、と。綺麗な線ですよね(ラストの雪崩にも、妖怪バトルの結果〜という線を引いても良かったと思うけど)。ネズミ男の役回りは「ネズミ男的にいかにもありえる」流れでしたし、ある意味ご都合っぽい「黒鴉がネコ娘にちょっと惹かれている」という仕込みも、以前のVS西洋妖怪戦でネコ娘が黒鴉に護符を分け与えたあたりで、仕込めてるんですよね。それに実際他シリーズよりネコ娘可愛いから(笑)黒鴉が「可憐な方だ・・」と言っても「ええええ!?」とあまり思わない、とw積み上げたキャラとしっかりした構成がある、良回だったと思います。 また、今回原画は2人。ちょくちょく1人原画をこなす出口としおさんに、オプションとして西田達三さんが加わった形ですね。終盤のVSかまいたち戦、明らかに西田達三アクションで(勢い重視、線の崩し方が特徴的ですよね)物凄くわかりやすくてよかったです。パート判別苦労しないから、2人原画っていいなぁ・・w

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