投稿者:ルイ
題名:みなみけおかわり
一言:☆☆☆:(最終回)もう!なんだよ!黒モブ復活してるじゃん!・・ひょっとして黒モブについて言及される、話題となる事を狙ったトラップ?という気すらしてきたのですが、話題性の為に作品の型を特に演出意図なく崩すというのもちょっと変かな?遠まわしなシャフト的視覚演出の1つだったのか?なーんて黒モブに拘ってても仕方ないか。最終的に、本編に細田直人監督の原画参加は1度もなし。その代わりコンテ演出での参加率はかなりのもので、それによって作品クオリティを全体的に管理しよう、という意図は窺えたし、実際その試みは成功していたように思います。・・で、問題はラス前に「ただ居なくなった」フユキ君をどう捉えたものか、という事で。ちょっとネット界隈巡ると、フユキにむき出しの殺意ぶつける感想の多い事多い事。いやーオタクって怖いねーw(オタク談)。・・・個人的には、フユキ君は「憎しみのオーラを受け止める為の対象」として解釈しましたがどうなんでしょうね。いやつまり、無印の「みなみけ(童夢版)」は小中高の学校ごと分割エピソードが一定の比率で存在していて、それらをマンションの自宅に持ち帰り纏めるような構造でしたよね。だから小中高それぞれに「オタクの負のオーラを受け止める対象」として、保坂、藤岡、マコちゃんあたりを配置してあった。・・けれど「おかわり」(アスリード版)ではそのバランスが明らかに「マンション」一辺倒になってきているといいますか、しかもその際「夏奈軍団」としてマコや藤岡は組み込まれてしまっている。このままではオタク的な意味での抑圧が不足してはいまいか!?という事でマンションの隣に配置したフユキこそが、おかわりにおける負の感情キャッチャーだったのではないかと。この作品における男性キャラって、男性の視点確保の為の存在=感情移入して「仲良くなれて嬉しいな!」、というものではないですからね。基本はあずまんが以降のような「無菌女性楽園構造」でありながら、そこに適度な黴菌(笑)・・を散布する事で、神の視点でオタク達は「南さんに近づくな!シッ!シッ!」とするわけで。つまり、みなみけにおける男性キャラというのは、視聴者がみなみけ三姉妹に思いいれを注ぎやすくする為の、負の吊り橋効果(しかも吊り橋担当)だったのではないか、と!!・・・いや、妄想ですけどwとりあえず色々考えさせられたのではありました。因みにこの読みでいった場合、フユキ君は完璧なGJという事になります。そこら中で憎まれてるもんねw

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