投稿者:ルイ
題名:KITE LIBERATOR
一言:☆☆☆:梅津泰臣さんが原作・監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督・絵コンテ・演出を(!)を手掛けたOVA。梅津さんと言われて僕が咄嗟に思い浮かぶのは・・・何せ作画視点をもって1年あるかなしかの素人、「Zガンダム」のOP、ミサイルをシールドで受けて、煙からマーク2が出てくる所!アレは子供ながらにかっけええ!と思ってたんだ!・・・と、とにかくそんな有名アニメーターである梅津さんのセンスが凝縮された、梅津印の一品。OVA天国だった80年代には、きっとこういう作品が多かったんだろうなあ・・。とにかくシンプルに、エロくてグロい(笑)。あくまで一般向け作品という事でご本人抑えていらっしゃったようです。でも「アニメーター 本性見たり エロとグロ」なんて句は浮かんできましたよ?w(あと、爆発と格闘な!)丁度少し前に観ていた「エルフェンリート」が、ARMS制作作品で、1話に梅津さん・りんしんさん(本作にも参加)がいて・・・そこのAパートのグロシーンと感覚が同じなので、ああ、これが梅津センスか、などと思ったり(りんしんセンスはパジャマ脱いだとこかな?w)。物語としては、ラストの余韻をもたせる終わり方が・・・嫌いじゃないけど「えーと、それ以前に、オチてないですよ梅津監督!」と思ったのも正直なところwまあ、その辺は予め許容するつもりで、約1時間の作画OVA&井上麻里奈ヒロインのはんなり京都弁を楽しもうとして観る分には、普通に作画萌え京都弁メガネっ娘萌えの、健全な「OVAらしいOVA」です(笑)。話無視なら、☆1つ増やす方向で。井上さんは東京の方ですし、彼女の京都弁ヒロインなんて多分最初で最後のチャンスとも思えるので、声優オタ的視点からもオススメできると言えましょう。作画的には、梅津・金子秀一さんの作監を筆頭に、うつのみや理、竹内哲也、石原満、金子拓、石浜真史、小島大和、グレンラガンの作画の鬼でも登場した赤井俊文(継承略)etc・・・と豪華。ただ、なんでしょうね?「作画アニメ」と言い切りたくなるほど作画に特化しているわけではない、さりとて前述したように物語としては・・・という事で、言いようによってはどっちつかずの作品と言えるかも。個人的には、どっち方向でも一定以上に楽しませてもらったので、何にも文句ないんですけど。その辺、同様に「どっち方向でも」受け止められる人が観れば、同じくらいには楽しめるのではないでしょうか。
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