投稿者:ルイ
題名:RD 潜脳調査室
一言:☆☆☆☆:(もう1つの海)そう…彼の音楽性は、実は単純にロックンロールだけでは語りきれない所にあるんだよね・・特にスローなナンバーで感じられる、良質なボサノヴァを耳にする時に通じる、季節の残り香。センシティブなコード進行、優しいメロディ・・・彼は、ロッカーというより、音楽家なんだよね・・・矢沢永吉は。って、なんでBGMに大音量で「時間よ止まれ」!?(笑)…永ちゃんのスローナンバー大好きなので個人的にはたまらない回でしたが、全体的に音楽の使い方が特徴的な回でした。最初はポールモーリア、カラベリ・グランドオーケストラ風イージーリスニング、次は80年代デジタルビートだったかな?しかも、全て音が大きい。・・・今回インターミッション回という事で、意識的に「PV風」といいますか・・・リラックスを狙ったんだろう、とは思うんですけどね。 物語は、ハル老人が今の自分を見つめなおす回、だと思います。ミナモのお婆ちゃんと知り合いだったのを、イヤな思い出でもなければ隠す気もないのに、何故かミナモに言っていなかった。ハル自身もわからない。・・・何故か?僕は、それが彼が心のどこかで、今の自分を認めたくないというか・・・いや、違うな。今の自分というよりは、あの日々が遠い過去の事だという事を認めきれなかったから、でしょうか。勿論アタマでは理解している筈です、ハルさんは賢い人間だ。けれど、突然数十年経ってましたよって浦島・・・アタマだけで理解できるもんでもないですよね・・・・。脚本はむとうやすゆきさん。ほかには前回の、先天的に目が見えない少女の話・・・更にはそのものズバリ、今回と通じるテーマを持つ「ラブレター」の回を担当しています。僕は彼の回、基本全部スキなんですが・・・(もう1話の、グラサン争奪戦する息抜き回も)なんでしょう?真の意味で想像力に優れた方なのかもしれませんね。目が見えない事であったり、時を一気に失ってしまった人であったり、愛する男を待ち続けた人であったり。・・・それぞれの心を、押し付けがましくなく、繊細に掬い取っている印象があります。RDは肉感アニメだけどw脚本アニメでもあります。・・・・・・あ、あと、YAZAWAアニメな!

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