投稿者:LD
題名:{{惑星のさみだれ}} 1-5巻
一言:☆☆☆☆:魔法使いが用意した、地球を粉々に砕いてしまう程の巨大なハンマー、ビスケット・ハンマーが振り下ろされるのを阻止するために“姫”と“騎士”たちが集い魔法使いと戦う。でも“姫”はハンマーを阻止した後は、自分で地球を叩き割る事を心に誓っていた…という話でしょうか。変な感想ですが……とても前向きな“絶望感”で生きている話に思えます。主人公のトカゲの騎士が特殊なのかと思っていたんですが、集まる騎士たちも少なからず、この素養を持っているようですね。…多分、この戦いを通した様々な経験の積み重ねから、最後に地球を砕くのは止める事にする物語だとは思うんですけど……別に地球砕いちゃってもいいんじゃないかなあ?とか思ったりしてw(汗)この主人公、けっこうかなり完成されていて……未熟な部分もあるんだけど、今やれる事や、自分の伸ばし方を分かっている。やたら冷静なんだけど、決して感情を殺してしまったワケでもない。かなり好みのキャラですね。その彼が「惑星を砕く物語」に魅せられたのなら、前向きな少年が野球で甲子園優勝するように、ボクシングで世界チャンピオンになるように、登山家がエベレスト登頂するように「惑星を砕かせて」あげてもいいんじゃね?……いや(汗)変な言い方していますけどその危うさが、この物語の面白さなんでしょうね。「デスノ」とかと比較するのもちょっと違う気がしますが、ライトや「ロスブレ」のアイツ(笑)と比べると、かなり強敵ですよ?この姫とトカゲ騎士はwこれが阻止されるとしても、姫とトカゲ騎士にはその初志を貫きつづけてもらって、もしかしたら現われるかもしれない“正義の味方”って奴に散々に敗れ去って欲しいなあ…とか「悪役」好きが思っちゃったりしていますw(汗)
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