投稿者:ルイ
題名:{{ロザリオとバンパイア CAPU2}}
一言:★★★★:(全13話)かなり高評価。この元構造を崩さないままと決めた上で、これ以上面白くできるイメージが浮かばない。脚本コンテにいたるまで、十全の作りです。1クール目は大して面白いと思っていなかったので(★★☆〜★★★ってとこかな?)嬉しい誤算。新キャラに妹がいて、彼女も彼女なりによく回っているのだけれど、じゃあ「2」は妹がメインなのか?って言ったら、そうでもない。サキュバス、雪女、魔女っ娘といった敗者連中の物語で。・・この3人、物語として眺めた場合恋のライバルになんて成り得ないんですよね。もう勝ち目なんてミリ単位で見えてこない。主人公・つくねの優柔不断によって現状のハーレム形式が維持されてるだけなんですが、その「敗者」の連中が、そのハーレムの維持を望んでいるのだから問題ないのでしょう。要は、この物語を進めようと思ったら、100%モカさんで決まりなんです。ただ、その戦艦に竹やり持って立ち向かうような状況の中で、サキュバス達は自らを成長させていっているんですね。キッパリ振られる事による成長もあれば、こうやって挑み続ける事で得られる成長もあるのでしょう。雪女や魔女娘にはそれ用のエピソードがあったりして、「敗者のメンタリティー」を無駄に好むw個人的な嗜好にも合致していて、良かった。・・・そして予告でネタにされてましたが、サキュバスだけには個別回がない。でも、だからこその強さが感じられましたね。彼女、挿入歌の歌詞なんか見ていても、明らかに他の人より敗者としての自覚が存在していて。だから、今更彼女の個別エピなんて無くてもいいんですよね。他の敗者達はそうやってワンクッション入れる事で成長を示唆する必要があるけど、既に経ているサキュバスは必要なくて・・・ノークッションで最終話の「美しい敗者」になれてしまう。・・・正直、一番いい女は彼女ですよね(笑)。チャームもまったく使わず、自分のバディだけで勝負してるしw偉い!

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