投稿者:ルイ
題名:{{伯爵と妖精}}
一言:★★★★:(全12話)男として、緑川声のイケメンに甘いセリフ囁かれてもなあ・・・てな感じで、再生する事にエネルギーを要する作品だったんですが(途中で録画やめようとも思いました)、ちゃんと観てみたらかなり良かったです!元々ときメモガールズサイドもクリアした俺様の、乙女の部分がキュンキュンきましたねw・・ってだけではなくてwいい男達が言い寄ってくるという、コバルト構造wもとい女性版ハーレム構造の形式を維持しつつも、実は強烈に言い寄ってくるのは2人だけで、観易い。その中にキッチリと「ノブレス・オブリージュ」を軸とした「貴族とは?」という縦の物語を通してある。敵には血、力といった世襲に必要な要素は全て揃っていて、対して主人公・・・というかヒーローのエドガーがもっているのはソレ、貴族であることへの高い義務感と誇りだけ。しかし、何より必要なのは血ではない、それなのだと・・・貴族の貴は高貴な魂の貴なのだと・・・そういう物語の美しさがありました。エドガーの押しの一手とハッタリによって勝手に状況を作られていって、気付けばいい感じになっているヒロインが面白かったですねw女性が望むハーレム構造、その中での第一位にやってほしい事ってのはまさにこうだよなあと。多少押し切られて、不平不満言いながらついていくくらいが気持ちいいんですね(俺の中の乙女曰く)。   あと、ラノベ原作なんで原作確認する必要あるとも思いますが、脚本の長尾徳子さんという方が大変良い仕事をしているんじゃないでしょうか。一人脚本で、最終回の頭のお父さんパートであったり、逆にBパートの「主人公とヒーロー、それぞれに片思いする敗者同士の繋がり」とか、省こうと思えば省けるが、そこは省いちゃダメだよね?って部分を大概キッチリ押さえていて、上手さを感じました。今後もガールズもので書かれるのかな?注目していきたい名前です。

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