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「特攻天女」通信

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#140 一番アダルティーなのは・・☆  あんのさん MAIL 99/10/01(金) 14:28:55
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高村だったんかい。祥が聞いていたら間違いなく半殺しにされている発言をさりげなくかましちゃうアナタが素敵。
姫月は、「ユエ」にはならずに事態を収拾して欲しいのです、私としては。仮想人格ユエは存在していなかったのですから。やるとしても「ユエを演じた姫月」くらいにとどめて欲しいと。
>赤影さま
・・藤生の・・自殺はヤだ・・ていうかあのキャラほど自殺が似合わない人もまたいないと思うんですが! やるならやっぱり無理心中。王様らしく派手に。転んでもただでは起きん(苦笑)。
 >姫月は「許さない」という選択もとれた以上
被害者という立場を免罪符みたいに振りかざして憎悪と悲哀をまき散らしていかないところが、彼女の強さなのだと思います。
>セイ様
私も興味がありますね。どんな症例の人がいてどんな治療が行われているのか、実際に。
さて、
 >C. あんのさん「何がいやだって、お嬢は決定的に悲惨な目に  遭ったことがねえって事ですよ」
単に比較対照の問題です。誘拐され監禁され輪姦された12の少女は、おそらく何の非も問われなかったでしょう、「何か誤解を招くような行動をしたんだろう」「そもそもどうしてあんな人気のないところを歩いていたんだ」という類の言葉を十中八九投げつけられただろう姫月(いや彼女は未遂に終わったわけですが)とちがって。また、彼女は「プライドを売り渡す必要はなかった」(いや今現在判明している時点で、ですが)。自分からレイプしてくれと依頼するような事態に飛び込まなければならなかったわけではないので。要するに悲惨さの度合いが姫月の方が上というそれだけですよ。もっともこういういうことは一概にどっちがより悲惨とか決められないものですが。本人達の認識はともかく外側から見たとき姫月のほうに悲惨度の軍配があがってしまっただけ。
 >D. あんのさん「祥を介さないとあのひと(=瑞希)は何も
  傷つきやしないので」
・・事実だと思うんですが。自分に対する攻撃には耐えられても愛する者を傷つけられることに人は往々にして耐えられないものですが。本人も「痛みを感じない」って言ってますし。究極の痛みを経験した人に、いかなる直接攻撃も無効なのでは?
時間切れにて以下次号!(笑)

#139 月の光はどこへ・・・  赤影さん MAIL 99/09/30(木) 22:26:26
with Mozilla/4.0 (MSIE 4.01; Win 98)
こんばんわ、赤影です。

フジオを倒したかにみえた高村だったが、またしてもフジオはよみがえり高村と激突する。姫月は闘いを止めるために必死でフジオに謝罪するがフジオはとりあわない。だが高村は姫月に「悪いのは自分一人だ、謝るな」と告げ、さらに「ほれた相手が何の覚悟も前ぶれもなく消えたんだ、その気持ちあんたならわかるだろう」と言った。その一言で姫月の様子が変わった。再びユエとなったのか?

 今まで姫月は必死でユエを演じてきてたんですが、一人二役がばれたあたりで精神の限界にきて、ユエを演じきれなくなっていたんですよね・・・最後にユエになる勇気が姫月に生まれたんでしょう・・・
 さて、では次週の予想、
1、フジオの説得に成功、問題は全て解決する
2、フジオは自殺
うーん・・・2はちょっとやだ・・・

#138 すみません  鈴木さん MAIL 99/09/26(日) 01:57:23
with Mozilla/4.51 [ja] (Win98; I)
 二重になってしまいました。それから、最後の一文は消し忘れです。
無視してください。
 今後気をつけます。

#137 天野家の崩壊  鈴木さん MAIL 99/09/26(日) 01:53:58
with Mozilla/4.51 [ja] (Win98; I)
 瑞希には殺されなくて済んだけれど、逆上したフジオとか、口封じに動く
天野家の私兵なんかに殺されたりしないでしょうね?

 今回ここで終わったということは、瑞希の一度目の殺人と、彼氏とのこと
を含めての決着をこれから、付けるということですよね。瑞希が公の裁きを
うけることになれば、天野家は糾弾されるでしょう。そうなるべきだと思い
ます。

 そもそものはじまりに遡れば、あんな目にあった瑞希をパーティになんか
出してはいけなかった。影武者でも立てるか、風邪でも引いたことにして休
ませるか、たとえ、本人がやるといっても、止めるべきだった。絶対に。
 傷ついていないわけがない。無理をしていることぐらい、どんなに完璧に演
じていたって、彼らは知っていたはずなのに。
 後継者の心のケアより、体面が優先するんなら、ただの成金と変わりない。

『無限の財力と権力を持つ』者の『責任と義務』とは、辛い目にあっても平気
な顔をする程度のことではない。
 それらを行使する人間の心を、健康に保ち、正しく行使するよう導く『責任
と義務』であるはずだ。

 瑞希の暴走を止めるどころか、言うなりになっていた人間たちの罪にも、
「報い」があるべきでしょう。この場合、天野財閥の崩壊が、一番正しい
と思います。
 
 瑞希のことは今回、

#135 第192話「月と太陽・5」  LDさん MAIL 99/09/25(土) 14:12:03
with Mozilla/4.0 (MSIE 4.01; Win 98)
「一番好きな兄貴のために二番目に好きな友達を犠牲にするようなコトしたら兄貴は悲しむ。それで、それがもし兄貴のためじゃなくて、自分のためなら、もうこのへんでガマンしてやれないか?」決して許せはしない。しかし死にかけても自分に課した責を果たそうとする祥と、誠の語りかけがヒメを動かす。
 ふっふっふ、画が悪い(^^;「もうこのへんでガマンしてやれないか?」と語りかける誠の前に傲然と突っ立ってる瑞希がいるんですが(汗)あ、悪くないのかな?(演出じゃなく象徴的構図という意味では)それとも傲然としてるように見えるのは僕だけかな?
 祥のために何かをガマンするだけでヒメは瑞希に勝ったともいえるますね。(復讐を遂げるのはまた別問題だけど)祥が自殺をしようとした時に「誰も殺さない!姫月にもちゃんと謝る!」とは決して言わなかった瑞希…この決定的落差(笑)
 水戸市の長部総合病院でヒメを待つ瑞希が何をするのか楽しみ。謝るか、祥を返してくれたお礼を言うか、それとももっと別のことか…

#134 月は消え、日はまた昇る・・・  赤影さん MAIL 99/09/23(木) 11:09:32
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こんにちわ、赤影です。

 ついに復讐をあきらめた姫月。うーん、私としてはそれでも「許さない」って言って欲しかったんですが、でもそこまでくると話がまとまりませんからね・・・姫月の決断は、良く言えば「ガマン」、悪く言えば「泣き寝入り」ですが、姫月は「許さない」という選択もとれた以上、これはガマンというべきなんでしょう。そしてこれが姫月と瑞希の最後の違いなんだと思います。最後の最後でガマンできた姫月とガマンできずに暴走していった瑞希の。私は瑞希には何らかの大きな罰が下ると思っていました。だってこれじゃあ不公平じゃないですか、結局瑞希は何も失わずに終わったんですから。いくら自分がひどい目にあったからって、ああまで無関係の人間を傷つけつづけてきたんですから。暴走族をやっている人間は、他人を傷つけて生きるからには自分も傷つく覚悟があると思いますが、普通の人は自分が傷つけられないようにするために他人を傷つけないように生きていると思うんです。そんな人を無軌道に傷つけつづけた瑞希達は、本当は姫月だけではなく、自分が傷つけた全ての人に対して償いをしなければならないはずです。
 そして、自分の意思でフジオに対する責任をとろうとする姫月。そうですねこれはやって欲しかったです。フジオを巻きこんだのは姫月の責任ですたからね。でも姫月はずいぶんえらいですね。本来なら「償う気があるんなら、この問題の全てを片付けてみせろ」とか高村達に言い放って高見の見物しても誰も文句を言わないというのに・・・結局、姫月は「ガマン」せねばならなくなり、救われなかったというのが悲しいです。
 でも、高村はまたしてもボコボコにされてるでしょうね・・・
最後に、
姫月に「この先ずっと、友達でいてくれるのでしょう?」といわれた祥の喜びの顔が、ちょっと嬉しかったです。

#133 最後のキーワード『和くんのお墓に、、』(^^;)  あおいさん 99/09/19(日) 01:26:54
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遊佐見てるとイヤなこと思い出すなあ、、登場時からずっと、、、。
休み時間のだびに上履きの爪先やホウキの柄でみぞおちと横腹をボコボコにしてくれた男の子達のうちの1人が好きな女の子にあてたお見舞いのやさしいメモを見ちゃった時、、カラダ以外はマヒしてたのに何週間も血尿出てても何も感じんかったのに『悲しい』とか少し思ってしまった。
その女の子にとっては『やんちゃ』で甘酸っぱい記憶の男の子なんだろうなあ。(T.T)いっそただのクズだった方がマシだったような、、ヒメもそうかな。特攻天女は好きでもキャラにはざらっとした違和感を感じ続けて来て初めて感情移入出来たのがヒメで初めて好きになった男性キャラが和くん、、、、8才の時からの理想にソックリ、、だからどっかで見たような気がしたんだなあ、、、。くうう!!他のヒトみたいに『今週はシアワセでしたあ・』とかいってみたいよおおおおぉん!!(泣)
セイさん、、、わかるんだけど、、、、う〜ん、、、、。

#132 今週は熱いなあ  LDさん MAIL 99/09/18(土) 15:04:10
with Mozilla/4.0 (MSIE 4.01; Win 98)
赤影さん、
>”謝罪の言葉”としてどう思いました?
について、だいたい同じ感覚のようでよかったです。罪と罰について話す順番が違ってるだけのようですね。
>「傷つけた相手への自分の負い目をなくすため」の償いと「傷つけた相手を救うため」の償い
 基本的に“償うべき罪”の点で一致が見られれば、二つの償いも一致するのですが、何しろ極限状況ですので片っ方のブレーカーが落ちちゃった(笑)まあ、僕は生きることを肯定したい人間なので、死ぬ償いは一瞬だけど生きて償い続けるのはもっとツライ、ということにしちゃおうおかな?生きてさえいればねえ、姫月も永遠に不幸ということはないと思いますよ(^−^)

>人殺しといえどもあとで後悔していなければ、自分自身が罪を背負う必要はなくなってしまうんでしょうか・・・
 ないのでしょうねえ。その為に人間は罰を創ったのだと思います。

#131 Re:セイさん  LDさん MAIL 99/09/18(土) 14:02:09
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こんにちは!セイさん
>私は、虐待や性暴力による心の傷を癒すための活動に、ここ数年関わってきました。
 そうなんですかー。具体的にどんな症例の子がいて、どんな風に治療(癒し)をしているのか興味があります。触り程度で結構ですので教えていただけると嬉しいです。

 瑞希に関する理解の無い書き込み、についてのご指摘ですが、えー、多分ここに書きこみをしている人たちは「瑞希が心に深い傷を持っている事」は充分に理解していると思います。確かにそれを生活の一部(職業ですか?)になさっているセイさんから見れば認識のあまいところがあるかもしれません。しかし、一般的な認識、あるいは#129でセイさんが述べられた意見を「考えた事もなかった」わけじゃありません。

 しかし、敢えてそれを無視した事を書いている。(無視してるつもりはないんですが、とりあえずそういうご指摘ということで)それは何故かというと…うーん(汗)いろいろあるのですが、まあセイさんの意見に対するものならば、やはり「自分が不幸だからといって別の不幸な人(姫月)を作り続ける事を肯定することは絶対にできない」ということでしょうか。別にセイさんはこれに反対というワケではないと思います。それらの感情を抑えてまで、同情を優先しろ!というお話ではないと思います。

 …で、ストーリーの流れを見る限り、上記したこと瑞希は全部分ってやってるんだと思うのですよ。瑞希の凶行を止める言葉に「それは、お前と同じ人間を増やしているだけだということに、お前は気づいているのか!!?」なんて言葉を選んでも、瑞希は「…?そうだけど?」と首を傾げるだけでしょう。
 ですから僕の発言、B、Fについて注釈しますと、やっぱり瑞希はそれらを望んでやっているのだと思うのです。もう二度と傷つかない為に、異形の狂人となってしまった自分を(ごめんなさい!分っております!でも言わせて)そのままに、瑞希は肯定するでしょう。そして誰の肯定も求めて無いでしょう。(←祥以外の、いや祥さえも?)
 確かにもう少し踏み込めば泣き叫ぶ少女がいるのかもしれない。でも家族かそれを職業とする人間でもなければ、そこまで踏み込む必要はないでしょう。「お前は悪い奴だ!」で充分だと思います。「世間一般的には一切許す事のできない(救い様のない)この女を、どうして祥は許す(生きていて欲しいと思う)ことができるのか」というのがこの作品のテーマの一つであるとも思いますし。

 …本当は、救いも許しも同情も求めない瑞希である方が、心の底で助けを求めてる瑞希よりも、“カッコいい”からなんですが、こんなことを書くのは不謹慎かな?んん、でも書いちゃった(笑)

 僕は自分の書きこみを人に嫌がられるのは本意ではありません。充分に気をつけたいと思います。しかし意見を書きこむ事そのもの、たとえば「瑞希は自ら望んで地獄に堕ちた」などの、僕の考え解釈そのものを書くのを止めることはできません。ごめんなさい。

#130 自分のしたことに後悔がなければ、罪も償いも存在しないのだろうか・・・  赤影さん MAIL 99/09/18(土) 11:02:35
with Mozilla/4.0 (MSIE 4.01; Win 98)
こんにちは、赤影です。

LDさん
>”謝罪の言葉”としてどう思いました?
私は、人間としてもっとも正しい言葉だと思います。「わたしは自分のために、お前に高村達を許してもらいたいんだ」ってことですよね。人間は誰しも自分のエゴを通さずに物事を考えることは不可能でしょう。だからこの言葉が謝罪として間違っているとは思えません。でも、罪の償いというのにも、「傷つけた相手への自分の負い目をなくすため」の償いと「傷つけた相手を救うため」の償いがあると思うんですよ。前者は自分の為、後者は相手の為のものだと思うんです。で、高村がやろうとしてる償いは明らかに前者です。祥は後者を本当はやりたいんだけども、それは瑞希との永遠の決別を意味するものだからできない、それは仕方のないことでしょう。っていうか何度も言ってることなんですが祥は誰にも謝る必要もなければ責められるいわれもないです。
 ただし、「自分の為に」と言っている以上、相手に「許さない」と言われても絶対に文句は言えません。エゴとはすべからくそういうものでしょう。姫月にすれば瑞希や高村を許す理由など何一つないんです。本当に自分を捨てて、相手の立場に立って、全てを捨てないと、そうでないと本当の意味で姫月を救うことにはならないと思います。
 ただ、人を殺すこと、それ自体の全てが悪とは限らないでしょう。死刑という法律もありますし。もちろん、高村達がしたことは悪ですが。ただ、悪だろうと善だろうとあとで人を殺したことを後悔しなければ償いの必要などなかったはずです。いくら高村達が当時14歳の子供だったといっても、やっていいことと悪いことの区別はついたはずです。それを遊び半分で殺人をするからこうなってしまう。とある話にあったのですが、一人の男がある村の村人達を皆殺しにして、その村の生き残りの少年が男に復讐にくるのですが、男は「自分は自分の信念を持ってやったことだ、だから罪の意識も感じてなければ償う必要も感じていない。だが、人を殺して生きているからには自分が殺される覚悟はある。自分を殺したければかかってこい、だが返り討ちにしてやる」というシーンがあります、まあ村人達にも男に殺されるだけのことをしてしまっていたんですが。私はこういうことをずっと考えていました。私自身はあとで後悔するようなことをやったことはほとんどなかったから、特攻天女という話を読むまでは、こういったことで思い悩むことはなかったんですが、人殺しといえどもあとで後悔していなければ、自分自身が罪を背負う必要はなくなってしまうんでしょうか・・・

#129 現実世界に存在する「瑞希たち」  セイさん 99/09/18(土) 03:06:51
with Mozilla/4.0 (MSIE 4.01; Win 98)
はじめまして、セイと申します。
こちらの掲示板を読んでいて、ごく一部の例外を除き、“心に深い傷(=トラウマ)を負った
人間の言動”に関する理解の無い書き込みが多いことに、本当に驚いてしまいました。

私は、虐待や性暴力による心の傷を癒すための活動に、ここ数年関わってきました。
特攻天女の中で“虐待や性暴力による心の傷”を負っている人間は瑞希・姫月・トキですから、
“私は現実世界の「瑞希たち」と数多く出会ってきた”とも言えると思います。
こういった経験から、心に深い傷を負った人たちの描き方にはウルサイ方なんですが、みさきさん
にはいつも舌を巻いています。
あまりにリアル過ぎて読むのが辛くなってしまうほど、キッチリ描いていますから。
そんな経験や感想を持つ身からすると、この掲示板での瑞希に対する理解の無さは凄まじい
と思いますので、いくつか具体例を挙げて、それについて書いてみます。

A. ごめさん「瑞希には、いつかきちんと天罰を与えてやって欲しいですね。
 いつまでも金と力があって、あの性格のまんまだと、迷惑極まり無いですし」
B. LDさん「それと、実は、僕は瑞希は救われて欲しくない人なんですよ。彼女は
 救われない事、許されない事を自ら望んで無間地獄に堕ちた人だと思うから」
C. あんのさん「何がいやだって、お嬢は決定的に悲惨な目に遭ったことがねえって事ですよ」
D. あんのさん「祥を介さないとあのひと(=瑞希)は何も傷つきやしないので」
E. あんのさん「家が嫌いならその力をフル活用するなよ お嬢さん・・」
F. LDさん「反って瑞希は殺し合いがしたくてしょうがない娘だった」

まず、A〜Eについて。
《魂の殺人》という言葉を知っていますか? これはレイプの別名です。
レイプというのは、そのぐらい凄まじい勢いで人を傷つけるものなんです。
自分の人間としての尊厳も、自分や他の人間への信頼も、根こそぎ奪っていきますから。
この意味で、瑞希は2度殺されています。誘拐&レイプをされた時と、何事も無かったように
振舞うことを祖父や両親から要求され(=セカンド・レイプ)、精神的虐待を受けた時とで。

たった11歳の瑞希は、家に「金と力があ」るからこそ魂を殺されるような目にあったんです。
「自ら望んで無間地獄に堕ちた」というより、「『無間地獄に堕』とされ、死ぬよりも辛い
『生』を生きる羽目になった」の方が、今の彼女の状態により近い表現ではないでしょうか。
そんな彼女のどこが、「決定的に悲惨な目に遭ったことがねえ」なんでしょうか!?
「何も傷つきやしない」のでしょうか!?
彼女への加害者たちが、(死んでいるか加害行為を認識していないかで)誰一人として償いを
していないのも、彼女を「無間地獄に堕」としている気がします。

こういった経験を持つ瑞希が「家が嫌い」になるのも当然でしょうし、家への復讐のために
「その力をフル活用する」のも、(いいか悪いかは別にして)あり得ることでしょう。
親から虐待を受けた人は、親と徹底的に縁を切ることでこれ以上傷つけられないようにするか、
或いはそれとは逆に、慰謝料代わりに財力や権力等の親の持っているものを徹底的に利用しようと
するか、のどちらかになることが多いので(もちろん、これ以外の道を選ぶ人もいますが)。

それから、183話のトキのセリフ「おねえさんも俺と同じなんだー」は圧巻だと思います。
心に深い傷を負うことがあると、それを感じるのは辛すぎるため、何も感じないようにして
心が壊れるのを守ろうとする、そんなシステムが働くことがあります。でも、心と身体は一体の
ものだから、このシステムが働くと身体の方まで何も感じなくなってしまうことが多いんです。
“瑞希もトキも、このシステムを作動させて、やっとのことで生き延びてきた人間である”と
きちんと描かれているのに、これをちゃんと読み取らず「何も傷つきやしない」の一言で済ませ
てしまうのは、作者や“現実世界の瑞希たち”をあまりに軽視した見方だと思います。

最後に、Fについて。
彼女がしたいのは「殺し合い」ではなくて「自殺」でしょう。
彼女の場合、自傷行為と他傷行為の根は一緒なんです。トラウマの再現ですから。
つまり、“彼女は刃を向ける対象を自分から他人に変えただけで、根本的な部分は、自殺未遂を
繰り返していた頃とあまり変わってない”ということです。恐らく瑞希の心の奥底では、誘拐
された頃の子どもままの彼女が、今でもワンワン泣き叫んでいるのでしょう。

以上、思いつくままにいろいろと書かせていただきました。
この掲示板に書き込む人やこの掲示板を読む人に何よりもお願いしたいのは、“現実世界に
「瑞希たち」は多数存在している”“「瑞希たち」が特攻天女に惹かれて読み続ける可能性は
かなり高い”という認識を持っていただくことです。
そして、その上で“「瑞希たち」がこの掲示板を目にしたら、どう感じるか?”ということに
想いを馳せて欲しいのです。セカンド・レイピストにならないためにも!

#128 あれぇ?全然思い出せない(T_T)  LDさん MAIL 99/09/18(土) 00:15:16
with Mozilla/4.0 (MSIE 4.01; Win 98)
こんにちは!あおいさん、
>『花』と『線香』と言い直します、、、、、、、、、。
 えええ!?ダレデスッケ?今、事情により単行本は別所で保管してるので読み返せない(汗)たしかお線香の匂いがするのは葉隠覚悟…

#127 第191話「月と太陽・4」  LDさん MAIL 99/09/17(金) 23:56:55
with Mozilla/4.0 (MSIE 4.01; Win 98)
祥の様子がおかしい。一早く気付いた瑞希は祥に駆け寄り無理やり口に指を入れて舌を噛み切れぬようにするが…!!
 あ〜!ビックリした!!(笑)そうかあ、正和の舌噛みをそう繋げてきたかあ…ああ、なんか予想はずれまくり。…んんん、まいっか。こうやって描かれると、必ずしも祥にそぐわぬ行為だったとも思わないし。
 瑞希が誰を殺したかは次の話(エピローグとか)に持ち越しかな?
 …で、高村は?(笑)

赤影さん、
祥:「コレはおまえと友達でいたい自分のためだ。瑞希と一緒にいたい自分のためだ」
 これは赤影さんからすると、“謝罪の言葉”としてどう思いました?
 僕は“心からの謝罪”かどうかは知らないけどこれで充分だと思うんです。だからここで感覚が違うと、うーん…まあ、感覚が違うんですね(^−^;ただ、僕も過ちを単純に開き直っていいとか考えてるわけじゃないので安心してください。

 基本的に赤影さんの謝罪や誠意、あるいは罰というものに対する意見に反対するわけじゃないです。たとえば(贖罪の気持を無視する)罰というものに鑑みれば、瑞希たちには“祥死亡の刑”が相応しく、それが叶わぬのなら死刑なのでしょう。
 ただ謝罪する立場の人間のみに心を置けば、僕は謝罪というものは自分が幸せになるための行為の一つだと思ってるので、死してまでその行為に従事する必要はない、と感じてしまうのです。それが反省してないと指摘されたなら…「まあ、しょうがないな(笑)でも、謝りたいという気持に嘘はなかったよ」って感じですかね(笑)
 もちろん死んでみせるのが幸せ(償い)になる方法と思うなら、死ねばいいけど…多分、その人、心がまともじゃないと思うなあ(^^;いやいや、どうぞ死んでください。

 何て言うか、僕は最初から“償い”というものを信じていない。犯罪に限らず起きてしまったあらゆる出来事を埋め合わせする方法はないと思っています。人を殺してしまったら、たとえ殺した相手を生き返らせても(僕に言わせれば)罪は消えた事にならない。自分が死んで見せても殺した事実は消えたことにはならない。法の裁きを受けようが、“被害者が許そうが”!自分のしたことの取り返しなんてつかないと思うんです。
 (その恐ろしい現実に耐え切れないから人間は罰というものを考え出したんだよなあ。そして幾らでもとり返しのきくお金を愛するんだなあ)

 ここまで言う以上、ヒメが今までの事を許す必要は絶対にないと思っています。祥(あるいは瑞希)がどんな謝り方をしようが「ここまでやったんだから、許すのが道理じゃない?」なんて事態は絶対にないです!(ヒメが自然に許したい気持になるのは勝手だし、それはいいことだと思うけど)
 最初から償いの方法なんてありはしないし、どんなに、どんなに、謝罪の気持でいっぱいになっても、ヒメの気持になって心からの償いをした“つもり”になっても、人間は自分の為にしか動けない。土下座も自害も等価。償えないという意味で等価。自分のために過ぎないという意味で等価。
「和くんはヒメのために死んだ…?さあねえ?それはどうかねえ?」
くらい冷たいことは言ってあげましょう(笑)でもだから逆に祥の言葉は受け入れられる。「“償い”たいのはお前のためじゃなく、自分のためだ!」という言葉はすごく自然に受け入れられる。
 そしてその行為に到らしめる“最初の気持ち”…「謝りたい」という気持は僕は本当だと思うし“そこまで”で善意とするに充分だと思います。

 はあ〜。なんかいろいろ書いてしまった(汗)しかし書けば書くほど伝わらなくなってしまってる気がする(滝汗)くれぐれも言っておきますと「謝らなくていい」とか「償わなくていい」(←償う方法はないと書きましたが、先人が時間をかけて「これで償った事にしてもいいいかな?フォーマット」を制作してくれてるのでそれに沿うことを勧めます)とか思ってるワケではありません。
 ただ「どんな償いでもする!でも、死ぬのだけは勘弁な!」と言ったからといって矛盾してるとか、必ずしも反省してないとは思わないなあという話でした。
 「死なずに一生をかけて償う道を選んだ祥はエライ!」とか書いた方が遥かに分りやすかったかな?(^^;

#126 え〜と  あおいさん 99/09/17(金) 22:57:02
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あんのさま、赤影さま
『花』と『線香』と言い直します、、、、、、、、、。

#125 みんなやっと気がついた、自分の過ちに・・・  赤影さん MAIL 99/09/16(木) 22:52:25
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やっと話がまとまってきましたね、そうでもないか・・・姫月が「許さない」の一言を言うだけでまとまらなくなりますからね。ていうか、ここでそれで済ますとは到底思えません。さあ、姫月の返答はいかに?
 別に祥は死ななくてもいいですよね、「ごめん、死ねなかった」なんて謝る必要ないと思うんですが・・・
 ここにきてようやく、瑞希に後悔と反省が現れました。正和が何故舌を噛んで死んだのかついに知ったわけです。自分がどんな人間を殺してしまったのかも・・・まあ私は瑞希があまり好きではないですから、このくらいで済んでしまうのは納得できないんですが・・・前にLDさんに言われてたことなんですが「いくら罪を犯したといっても自らの幸せを放棄する必要はない」ということなんですが、某マンガからの言葉になってしまうんですが、本当に謝罪の気持ちでいっぱいならなんだってできるはずなんですよ、例えば、金を借りて返せないから土下座して謝る、なんていうのは誠意でもなんでもありません、本当に誠意を持っているのならなんとしてでも金を返すか、それに匹敵することを借りた相手に返すかです。殺人ともなれば、高村達は姫月から恋人と幸せを永遠に奪ってしまったわけです。本当に許して欲しいなら殺した人間を生き返らせるか、自分の命で償うか、最低でも法の裁きを受けるか。自ら幸せを永遠に放棄するぐらいの覚悟なければ、この謝罪はできないと私は思うんですよ。

あんのさん
>・・・嫌いなキャラって・・・ダレ・・・?
「花」とくれば・・・瑞希?・・・もしくわ直紀(だったけ?高村の兄貴の名前)?あおいさん、どうですか?
>「瑞希が殺したのは医者の婚約者」説がだいぶ危うくなってしまった
うーん・・・確かに・・・正面きって瑞希に「君を愛しているよ瑞希」って言ってますからね・・・でも、医者は瑞希に会う前から婚約者がいて、瑞希に会って瑞希を愛してしまい、瑞希に結婚を申し込まれたけど、婚約者を捨てられないことを瑞希に打ち明けて、瑞希はその婚約者を・・・というのもありでは?

最後に
ナナ無事かな・・・ここで高村がフジオに負ければ祥の考えはすべて崩れますね・・・それも見てみたい気が・・・

#124 アヤしいのは今や瑞希と祥のほう…  あんのさん MAIL 99/09/16(木) 06:27:07
with Mozilla/4.0 (MSIE 5.0; Win 98; DigExt)
まさかちゅーかますとわ。姫月といい瑞希といい、女にキスされて(して)ばっかりじゃん、祥。不毛よのう。ってゆーか哀れ…。
一度目の「思い通りにならない」は「私の思い通りにならないわねえ」で、二度目は でも「祥の思い通りにはならないわ」ってな意味あいっぽくて怖いんですが。だってあの笑顔…。しかもなぜそこでナイフを拾う。(そして持ち上げる!?)
>LD様
 <う〜ん、(^^;エラク嫌われてしまいましたねえ
違います。瑞希です。祥を介さないとあのひとは何も傷つきやしないので。どうでもいいから死んでくれ、と思ってしまったりするのは瑞希ゆえです。もともと祥 「どうでもいいや」って程度には好きなので。瑞希が彼女に執着しなくなったら、私の祥に対する「ちょいと黄泉路をご案内♪」という意識も消えます。
…私、嫌いとか到底言えないくらい無関心なのは瑞希に対して、だと思ってたんですが。ただ腹が立つだけだと。でもどうやら私は祥に関心がないようです。
祥は、自殺するとしても「自分さえ死ねば…」とか後ろ向きな形ではないと思います。「倒れるときは前のめり」じゃないけど、えーと…「自分を捨て去る事で争いがやむなら、いったい誰が何を惜しむだろう?」かな。地を耕し種をまいた、その種が豊かに芽吹いて葉を生い茂らせ花開いて実を結ぶ、その保証が得られるならたとえそれを見る事ができなくても笑って死んでいけるというもの。そんな心境ではと。
それから、前回書き込みについて某氏よりお叱りを受けてしまいました。確かにあまり(祥ファンにとっては特に)気持ちの良いものではないです。申し訳ありません。…↑みたいなことを書いてのちですと、反省の色なしって見られても仕方ないですが。
>あおい様
初めまして。
…嫌いなキャラって…ダレ…?

>今週の突っ込み
「斎藤さんの奥さんを出して 台詞なんてなくてもいいから」という嘆願書を早めに出しておくべきだった…ってそれは他作品。
どっちにしろ最終回まで秒読み開始という傾向に落ちている。あと「瑞希が殺したのは医者の婚約者」説がだいぶ危うくなってしまった。

#123 こんなおバカは一人だけ〜♪  あおいさん 99/09/15(水) 18:33:49
with Mozilla/4.0 (MSIE 4.5; Mac_PowerPC)
ヒメと祥ってもっとアヤシくなるかなあ、、ってバカな期待を密かにしてたんだよなあヒメのファーストキスの相手だし(フジオさんでも和クンでもない〜
)最初に『美形!』って反応してたし『好きな人』って言ってたし、はははははっ(あ、石が飛んできた、、いてて、、)あ〜あ、、ヒメさらって逃げたい、、誠なんかやだかんね、役不足だよ、

実は生理的に嫌いなキャラもいる(でもそやつは人気キャラ私はひねくれてるのかな?)他は見なきゃいいんだけどあの『花』だけは吐き気がするんだなあ、、、物凄く無神経、、(怒)何考えてんのって、、白痴美、、!!もう、、、、、。

#122 とほ  LDさん MAIL 99/09/12(日) 23:34:59
with Mozilla/4.0 (MSIE 4.01; Win 98)
>えっ祥 死ぬの?死んでくれるの?(なぜそんなにも嬉しそうだ、自分。)
 う〜ん、(^^;エラク嫌われてしまいましたねえ(笑)まあ、祥の弁護は僕は散々書いてるので今回はやめておきますが。すぐに自殺を連想してしまった僕は出血死というのは気が回りませんでした。チョーパンかませるくらい元気だということもあります。
 まあ、とにかく自殺はやめて欲しい。自分さえいなければ―とか、そういう負の理論は似合わないよ。

 で、「高村は返してあげて(許してあげて)」ですが、瑞希ってなんで高村なら祥を渡してもいいと考えてるんですかね?とにかくどんな形であれ瑞希がヒメに“許しを乞うた”ワケですし、なああんか妙に気になってしまうんですが。

#121 Mr.トラヴィスの憂鬱  あんのさん MAIL 99/09/11(土) 06:56:25
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えっ祥 死ぬの?死んでくれるの?(なぜそんなにも嬉しそうだ、自分。)ちっちっちっ、甘いな甘いな!傷が限界だつってもすぐ上にはヘリが待機、引きずってかれて死ぬ事さえさせてはもらえんよ。・・と思っていたんですが。
>赤影さま
 <1、祥は「舌を噛んで」自殺。(「舌を噛んで」がポイント)
・・そうか!「自殺」!!その手があったか!確実に死ねますね。でも、「舌をかんで自殺する」というのは「噛み切った舌と血を喉に詰まらせ窒息死する」ということだそうですので。気道確保をやられたら死ねないんじゃあ。その辺の知識、瑞希にあるのかな…。
>ビーターバンさま
はじめまして!
 <半分は本気だったんではないかと思います。
私もそう思います。今回 彼女 嘘はひとつもついてない気がするのですよ。本当に、姫月であれ自分であれ死ぬのはどっちでもいいと思っていると。本当に自分の首を落としていたのではと。あのまま祥が姫月の側を離れなかったら。祥にそこまで見放された自分に、瑞希は未練などないでしょう。自分の側に来たら、姫月 殺せるし。どう転んでも彼女の思惑通り。
「なんもかんも、自分の思い通りになると思ってんじゃねえ!」
は、おー正しい事 言ってくれるなあ!拍手喝采!!な発言。
>LD様
 <生命を粗末にする人間が一人も出ちゃいけない場面で、
 <祥自らそれを率先して破ったら何の意味も無い。
…遊佐のように、事態の強制終了をもくろんでいるのでしょうか。祥は。今も昔も私の「お願いだから死んでくれ」キャラだったり、するのですが。でも死んでくれないだろうな。主人公だからな。作品のラスト以外で「主人公が死んだ漫画」を脳みそ内全検索かけたのですが、出てきませんでした。ていうか、死んでも話が続くキャラは主人公じゃないっつーの。反面、決して死なずに生き延びてもっともっとむごい目にあってくれなきゃヤダー(というよりあの甘い認識をどうにかする前に死なれたら困る)とも。意外に瑞希は絶対に死んでほしくないキャラです。彼女の、人のぬくみも肉のニオイもないところ(なさそうなところ)好きだから。存分に生きてMr.トラヴィスの憂鬱を味わってくれ。

あー、にしても『特攻天女』でこれほど笑えた回は初めてでした。ギャグ話の回だってこれほど笑いはしなかったような。嬢・天野は笑われることはあっても人を笑わせる事はできんと信じていたのに。
最近読んだ漫画で、一族の元を逃げ出したヴァンパイアの王子様に、王子の側近にして親友だったヴァンパイアが、自らの首を純銀の剣で切り落としながら(こうすると首だけで永遠に生き続けなければならないので、消滅より惨い刑罰とされている)戻ってきてくれろと王子を脅迫するってのがあったんですがね。
しかし姫月の罵倒の仕方は笑えませんでした。痛かった。あれは。

>今週の突っ込み
「瑞希ももう姫月を殺せない」
…誠ごときが瑞希の相手になるとでも…?

注 Mr.トラヴィス:『ウオッチャーズ』(D.R.クーンツ、文春文庫)の主人公。愛したものは必ず死ぬというジンクスに付きまとわれている。


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