VOL.6 |
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OVA「アミテージ・ザ・サード」 監督兼キャラデザイン・越智博之 脚本・今をときめく小中千昭 テラフォーミングされた火星を舞台にしたサイバーパンクアクション。 主人公の少女アミテージが警官でアンドロイドなんですが、まんまブレランですな。 最後、アミテージと相棒の人間ロスの間に子供が生まれるのですが、 子供を生めるアンドロイドが新しいと評判だったんですね。 登場人物のデザインが大友以来のリアルなジャパニメーション絵のくせに、 アミテージだけがめんたまのデカいアニメギャルなのが一部で不評なんですが、 皆ちょっと勘違いしてますね。 この背がちっちゃくてピョンピョンはねるアニメアクション、 そして声が笠原弘子のアニメ声のアミテージのキャラをみれば この作品が「俺もアニメキャラとまぐわって妊娠させてえ!」というオタクの願望を かいたものだとわかるはずです。実際、他の女キャラなどろくに描き込んでなく 「女の子は2次元に限るんだ!」という監督の叫びが聞こえそうです。 私も吾妻ひでおのみだれモコをよんで以来ずっと二次コンですし、 監督の気持ちは痛いほどわかりますよ! |
アニメドラえもんについてですが ※間延びしてテンポがわるい ※週に15分1本しか作らないためか、いらないレギュラーをむりやり出す ※どうも説教くさい とご不満を持たれているかと思います。 それならば、ビデオドラえもんを観てみるのはいかがでしょうか。 初期の10分アニメだった頃の傑作選になってまして、全部借りますと、 子供時代「大晦日だよドラえもん」「お正月だよドラえもん」を観ていた感動が蘇ります。 藤子キャラというのは記号もいいとこなんですが、元々のスラップスティックな内容と 合わさって、まるでハンナバーベラみたいなカートゥーンになってます。 特に「ネズミと爆弾」はドラの狂いっぷりが原作以上に執拗で シャイニングのニコルソンもかくやです。働いてばかりで遊ばない、今にドラは気が狂う。 とにかく、ジャイアンはあくまで凶暴で、スネオは憎たらしく、のび太はとことん ダメ人間な本来のドラえもんが観たければ、これを借りてくるしかありませんよ。 ドラえもんスペシャルの最初の作品「タイムマシンでお正月」はなぜビデオ化 しないんですかね。幼稚園児のとき、たしかに観たのに全然覚えてない。 ドラとのび太がタイムパトロールに捕まって牢屋にいれられてる絵があったような・・・。 ドラQパーマンと並んで観たい話なんですが。 |
「宵待草事件簿」 原作・古山寛 画・ほんまりう 新潮社 漱石鴎外南方熊楠らを探偵役にした「漱石事件簿」の続編。前作もでてた明智小五郎のモデル 二山久が探偵役です。 前作もそうでしたが、登場する歴史人物の豪華なこと!主要キャラは辻潤、大杉栄、竹久夢二、 嘘つきお葉、甘粕正彦などですが、脇に目を移すと石川三四郎、松原岩五郎、横山源之助、伊藤晴雨、 添田唖蝉坊、江戸川乱歩、岩田準一、村山隗多と大正を彩る奇人どもがぞろぞろと。 植木等の父植木徹之助、白土三平の父岡本唐貴なんかもでてきます。その多彩さは帝都物語なんて 目じゃないです。 明治末の大逆事件から関東大震災を経て昭和初期までの社会主義運動史の中に、ジグソーパズルのように 多彩なキャラをはめこんでまるで山田風太郎です。 ・・・そう、これは社会主義史なんです。前回のレビューと正反対の評価じゃないかという人もいるでしょうが、 いかに赤毛好きのくせにアカ嫌いの俺とはいえ、ここまでやってくれるとシャッポ脱ぎますね。 右だろうと左だろうと、やはりマンガとして面白いのが一番ですよ。 |
「小鉄」の内容そのものに関係はないんですけど、一度、私の郷里が「小鉄」 の舞台になったことがありました。郡上八幡編なんですけど、ある日、後輩に 「八幡が舞台になっている漫画がある、お城山(八幡城)を登りながら、忍者 っぽく戦ったりする」と聞かされ、実際に読んで見て、「ああ、これはガキの ころに、こういうことをしてきた者にとっては、何とも嬉しいな」と思ってし まいました。街中の風景も近所のものばかりだったし・・・ 「小鉄」そのものに関して言うと、やっぱり諒之がいかにもな悪役で好きで したね。途中で封印されちゃった時は、かなりがっくりきたものです。ラスボ スが「源義家の亡霊」というチョイスも意表をつかれて良かったです。 |
「クマグスのミナカテラ」 画・内田春菊 原作・山村基毅 新潮文庫 南方熊楠をかいた内田初の歴史マンガ・・・なのですがいまいち面白くありません。 熊楠と同時代人である尾崎紅葉山田美妙などの文人たちの群像劇のはずが、 北村透谷が一番めだってるため、ただの明治自由民権史になっちゃてます。 巻末の解説に色川大吉がいるのをみても、左翼にとりこまれたんでしょうが、 内田には全然似合ってないのです。もうすこし左翼のきまじめさをからかって くれたらよかったんですがね。いや業田という民権ヅラした悪党はでるんだが、 民権運動家にも悪党はいるってだけで別に民権への批判じゃないしね。サリン事件を おこしたのはオウムの中でも一部で大半はまじめだというのといっしょ。 チョイ役で斉藤緑雨がでるんだけど、斉藤が民権運動を批判した新聞記事書いてる エピソードは無視してるし。(四方田犬彦が斉藤緑雨賞?あれは左翼だろう・・・) なんか子供時代の永井荷風がマスコットキャラのようにでるが、左翼ってすぐ荷風を とりこもうとするね。あのエゴイスト、マルクス主義なんて馬鹿にしてるに決まってる じゃないか。 結局未完で終わっちゃったんだけど、内田の資質にあわなかったんでしょうな。 ここはひとつ、萬龍おつま照葉といった明治の芸者伝を描くべきよ。熊楠伝は 水木しげるの「猫楠」にまかせてね。 |
「三国志艶義」清水清 隔月刊のエロ雑誌「D・ANGE」に連載中の三国志マンガなんですが、今月号で最終回! のはずが落ちていました(TT) それはともかくこのマンガ、劉備が女好きのチンピラ、曹操趙雲孔明が女性キャラと 実にエロコメしています。劉備ら3人組が女を犯しまくったり、張飛が乱馬宜しく女体変化 チョウ蝉を名乗って呂布と恋仲になったりと無茶な話をみせてくれるのですが、 それはあくまでツカミ。曹操と関羽のラブコメが本スジなのです。 この曹操、いかにもヒロインらしく素直じゃなくて、関羽の目の前で劉備といちゃついて みせたり、なびいてくれない関羽の代わりに許チョと寝て自分をごまかしたりと実に可愛い のですな。曹操と関羽が結ばれるかどうかがクライマックスなのですが、本当最終回がたのしみです。 一見キワモノに見えますが、キャラ設定やストーリー展開には俺のような三国志オタクからみても なっとくのいくもので、三国志マンガとしては片山まさゆき「SWEET三国志」と共におすすめですよ。 |
同人誌そのものはよんだことないですけど・・・ その作者の本田さんが運営されている「Webしろはた」 http://ya.sakura.ne.jp/~otsukimi/ は、かなり私のお気に入りのページです。 アスカはじめプロ野球景気の悪い話に女の子野球小説などあって、 ブックレビューもかなり面白いです。 「『巨人の星』こそ最大のアンチ巨人、阪神翼賛マンガだ!」とか、 「『タッチ』は兄弟でマンガ家だったというあだち充のトラウマを描いている」とか かなりな突飛な内容ながらするどい切り口に納得させられます。 いちど寄ってみてはいかがでしょうか。 |
私はオタクの義務としてエヴァを観ていたのですが、赤毛フェチの俺としては当然アスカにはまってたわけです。 そのため夏エヴァに納得できず、批評本謎本を30冊ほど買いあさったのですが、あまりの綾波偏重ぶりに嫌気が さしていたころに見つけたのがこの本。小説と評論で構成されていまして、その濃さと説得力に今もシビレっぱなしです。 200ページもあるのですが、そのうち半分をしめるのが小説「エヴァ完結編夏へノ扉」。企画書に書いてあった 「全ての謎とドラマに決着が着く。ラストは大団円」の約束を果たしています。 くわしいストーリーは書きませんが、自分の犯した罪の認識とその贖罪というテーマが、俺のツボにはまりまくり。 私のベストRPGであるヘラクレスの栄光3を彷彿させてくれます。 いまだホームページで通販してるようですし、2300円もしますが、みなさんも読んでみてはいかがでしょうか。 これと似た発言をいろんな雑誌に投稿したのですが、どこも採用しませんでしたよ。 |
おすすめはMEEの「小鉄の大冒険」です。 京都からやってきた剣客少女鈴木凛が、呪術暗殺組織の跡目争いにまきこまれ、 大活躍する伝奇チャンバラ漫画なんですが、 ヒロインお凛ちゃんの可愛いこと!! 少女剣客もの大好きな(十兵衛ちゃんにもはまってる)俺としてはイチ押しです。 今もエロ雑誌YOUNG HIPで隔月刊連載されてますが別に18禁じゃないですよ。 それはそうと、逆刃刀を持つ赤毛でチビの主人公といい、京都に住むなぜか年を とらない師匠といい、どうみてもるろうに剣心の元ネタなのに、だれも指摘 しませんな。 |
白泉社 花とゆめコッミクス 明智抄 全4巻 主人公は夫と一人娘の香苗と暮らす小夜子。 隣に住む二宮くんは死んだ兄に似ている「そうか私ブラコンだったんだ」 そんな大好きな兄の死を忘れさせてくれた 優しい夫との偶然の出会いは実は仕組まれた事だった・・・ 夫は思った「俺が手に入れようとしているのは一人の女ではなく 彼女の背後にある人類の未来なのだ」 巧く書けませんが始末人シリーズで変わった話ばかり描いていた 作者が「おぉ まともな話も書けるのか」と思わせてくれた作品です。 一応超能力ものです。 是非読んでみてください。 |
ここに書き込むのもえらく久しぶりだな。 予告してから随分経ってしまいましたが、山本貴嗣氏の近未来拳法漫画「セイ バーキャッツ」です。 近未来。他惑星への移民が盛んになったことで、地球の文化は急速に拡散して いき、人々の記憶から忘れられていきました。中国北派武術も、そうして失われ つつある文化のひとつです・・・ とまあ、なかなか他にない設定のもと、中国武術最高の至宝「八掛掌」を発見 した武術家「陳尚武」から、八掛掌の秘密を聞きだすべく陳氏の娘「チカ」を人 質にとろうとする華僑の「雷大人」と、陳氏の友人である師匠からチカの護衛を 命じられ、また雷大人に父親を殺された過去を持つ主人公「宿祢光(すくねひかる)」 の攻防を中心に展開するアクションものです。 近未来と言うことで、それなりに近代的な武器も登場するのですが、光たち武 術の使い手は、凄まじい速さと威力の一撃で、銃や強化スーツの相手を素手で倒 していくのだから痛快です(拳法の考証も「拳児」並みにしっかりしたもので、 そこまでやっても、荒唐無稽に強いという印象を与えないのもいいです)し、そ の一方、雷大人との最後の対決では、雷大人の必殺技「毒手」に対して光が持ち 出す「近」未来ならではの切り札などにはにやりとさせられます。また、父との 死別から、師「炎老師」や雷大人の弟「鳳岩」との修行時代までを丁寧に描いた 光の過去編も泣けます。 という訳で、おすすめです。他惑星への移民の結果、華僑社会が宇宙にまで広 がるというSFは、近年、少なくありませんが、それに中国武術(それも考証の しっかりした)を絡ませた話は、これくらいでしょう。その意味でも貴重じゃな いかね。ちなみに、タイトルの「セイバーキャッツ」とは、古代の肉食獣、剣歯 猫のことです。えっ、剣歯虎の間違いじゃないかって?その辺りの解説は、実際 に、本作を読んで見て下さい。 セイバーキャッツ 角川書店 全五巻 |
「光あるところに影がある、まこと栄光の裏に数知れぬ忍者の姿があった。だが人よ名を問うなかれ、闇に生まれ闇に消える。それが忍者の運命なのだ」 うーん、カッコいい!白土三平先生の影響で忍者には相当憧れました!一般的には「忍者武芸帖」か「カムイ伝」になるんでしょうが、僕はアニメ化の影響も加えて「サスケ」が特に印象深いです。 忍者同士の対決って本当にカッコよくて、僕の大好きなエピソードの中に大猿と敵忍者の対決の中、大猿は敵の腕を切り落とすことに成功するんですが、敵の忍者は姿をくらましてしまい、大猿もあわてて姿を隠す。白土先生の忍者の戦いって自分の位置を相手に一方的に知られてしまったら、それだけで死確定ですからね(笑)で、その息を殺したにらみ合いの中、突然、その切り落とされた腕が刀を持ったままで宙に浮いて、辺り構わずざっくざっくと刀を突き立て始める。それが次第に大猿に近づいて来るんですが、それでも大猿は気配を殺しつづける。そして、相手の忍者が既に死んでることに気が付くんです。切られた腕を動かすそれは別段敵を突き殺すための術ではなく、出血多量でもう助からない自分が、敵の動揺から気配を察知して、何とか合い討ちに持ち込むための最後の賭けだった。でも、大猿はそれに耐えて気配を漏らさなかったから、その忍者は為す術もなく出血で死んでいったという… 対決マンガは数あるものの、最近では年に一度拝めるか拝めないかの“極限の戦い”が、白土三平先生や横山光輝先生の忍者マンガでは目白押しでした。 さて、この「サスケ」という作品、どんな話かというと“就職にあぶれた忍者たちの物語”なんですよね(笑)大阪城が落城して戦乱の時代が終りを告げてしまったために、忍者という異能戦闘集団がむしろ不用となってしまった。あの服部半蔵でさえ柳生に職場を奪われないかと恐々といている(笑)だから、凄腕の忍者たちが軒並み就職浪人で、何とか仕官したいがために、履歴書に「かの“猿飛”の大忍者・大猿を倒した」と書き込みたいがために大猿を狙いに来る。忍者マンガなのに忍者が消えて行く世界という物語が描けちゃうんだから、いかに忍者マンガというジャンルが一時代を席捲したか分りますね。 それで、アニメの方は最終回が、大猿が再婚してサスケと共に追手を逃れて隠れ里に移り住んでしまう、というラストだったんですが、子供の時はどうもこれが気に入らなかった。再婚とか隠れ里に逃げ込むとかがどうも後向きな気がして。強大な敵に立ち向かって玉砕している方がカッコいい!これはやっぱり打切り最終回だね!などと考えていたんですが、“忍者たちの黄昏”という物語の背景を考えるとやっぱり大猿たちはこんな退場の仕方がベストだったと思えるようになりまして、打切りに終った原作の代わりに作品を完うしてくれたなあ、と今では感じています。 アニメ、機会があったら観てください。あれだけ原作の雰囲気に忠実なアニメも珍しいです。 |
「寄生獣」で漫界を席捲した岩明均先生が次に何を描くかと注目される中、スピリッツ誌上で連載が開始されたのがこれ。「寄生獣」とは全然違う話なんだけど、どことなく似ているような、超能力歴史サスペンスです。 スズメの涙のように小さな超能力を持つ青年「南丸洋二」くんが、自分の超能力のルーツである“丸神の里”で起こる様々な怪事件に巻き込まれて行くというストーリー。 もっともっと話を走らせ、押し広げて行く事もできたのに、そうなる寸前に事件の決着をつけてしまいます。作者の最初からの意志か、人気が出なかったのかは分かりませんが、そのためにかなり地味〜っな作品になっています。でも、国家事件へと発展しないところも、宇宙人の存在を感じさせながらも結局出ないところも、けっこう好きです。視覚的な面白さがほとんどなかったので小説の方がいいんじゃないか、とか思っちゃいましたが、この人には短くて、じんわりいい感じの作品を描いて行ってもらいたいと思ってます。 小学館ビックコミックス全4巻 |
1997年末に深夜枠・テレ東オンリーで放映。 2097年を舞台にした、大張正己作のSF作品。 パッと見、かつて大張氏がキャラデザ等を手掛けた 『餓狼伝説(アニメ版)』の印象を受けますが、 もうひとつ、大張氏が大好き大好きででたまらん『とある作品』が 根底に組まれています。 『とある作品』が何かは、ネタばらしになって面白くなくなるので伏せますが、 機会がありましたら、VHS・LD・DVDと出てますのでぜひ御覧になってください。 鈴置洋孝さん演じる“レイヴェン”がめちゃ格好いいです。(特に9話目は必見です^^) また、2096年までのプロローグが、小説(角川ニュータイプノベルス)で 出ていて、合わせて読むと面白いです。 |
私的には、少女漫画では「花より男子」(『はなよりだんご』と読んでね) がかなりお薦め。男の子にも、女の子にも両方ね。 『マーガレット』で連載中の漫画なんだけど、 はっきりいってそこらのワンパターンの少女漫画とは違う!! 簡単にあらすじを説明すると、以下の通り。 超名門高校に入学した、ド庶民の主人公・牧野つくしはその学校を牛耳る『F4』 って言う連中に目をつけられて入学早々大ピンチ! でも「F4」のリーダー・道明寺司に気に入られて、二人は恋に落ちていく・・・ でもでも!超お坊ちゃまの道明寺と庶民のつくしの恋は、 彼のお母さんやいろんな人に邪魔されて・・ という展開で進んでいくお話です。(こ、こんなのでわかってもらえるかなぁ(汗)) とにかく楽しいのよっ!(もーヤケクソ) でも、ちょっと強引な展開があったり、話がなかなか進まなかったり、 難点もあるので、気の短い人なんかには向かないかも。 まあ、今までの少女漫画に飽きてしまった人はぜひ、っとだけ言っておきましょう。 |
マンガとマンガ・メディアに対するパロディマンガです。 基本的に“ウケる”マンガを描く方法と人気作家になる方法が語られてるワケですが、その方法論は大体において皮肉を以って語られてます。「内容はないよー!」とか言って(笑)まあ「こうすれば、ある程度“ウケる”マンガにはなるけど、この域を出ないようなら“本当に面白い”マンガにはならないよ」という、元々は当時のマンガ文化に対する“憂い”から始まったマンガなので、そんあ語り口になるのも当然なのでしょう。 ただ、全編皮肉かと言うと、そうでもなく。茶化しながらもマンガに対する愛情があり、その分類分析なんかも笑えてなおかつ“勉強”(笑)になりました。 連載内連載のマンガ「とんち番長」はダイジェストということもあって大変な名作に“見えます”!!(笑)マンガ好きの人はとりあえず一読かも。 作・相原コージ/竹熊健太郎、ビックスピリッツコミックス全3巻 追記:確か昔、アニパロ作家のみんだ・なお先生が「アンイーちゃん」という安易にOVAや映画を作る方法のマンガを描いてたような?あれは何に掲載されてたかなあ? |
最近、全巻読みました。他の子とかはともかく、紗南ちゃんと羽山くんの言動はとても正々堂々としていて大人っぽいです。でもそのサッパリキッパリした態度は、子供だからできるという気もします。大人びてるけど子供、子供っぽいけど大人(笑)上手く説明できませんが、そんな感じで作者はいいライン突いてきます。 まあ、このマンガの登場人物たちが、それぞれに持ってる“優しさ”というものに、納得がいって好きなんですね。 羽山くんは変らないようでいて、しっかり変って行く。紗南ちゃんは変ってくようで、やっぱり変らない。(←む、こじつけくさい文章)後半の展開にも恐れ入りました。 作・小花美穂、りぼんマスッコットコミックス・全十巻 |
『ふたり』これでしょう。 芦屋に住むふたりの中学生が東京に出てきて暮らします。 体が弱い女の子とその子が大好きな男の子の話です。 人を好きになるのはどうゆうことか?暮らすとはどうゆうことか? 一緒にいることはいいことなのか?・・・等々。 いろいろ考えさせられたと思います。 一度くらい読んでみても損はないと思います。 『なぎさ』もいいけど、これもいいですよ。 |
天知家のお父さんとお兄ちゃんと妹のふっ子、が織り成す限りなくナンセンスなコメディです。何かもう感動しちゃうくらいバカバカしいことで話が進んで行って楽しいです(笑) ず――…っと親子三人で正座をしていて、足が痺れてきたころに、互いに足を突つき合ったりしてじゃれ合う、それで「これって、快感だよね、ハマるよね」と笑う、ってなカンジの話が描かれてます。最近新訂版の最終巻が出たみたいですね。 作・地下沢中也、講談社全11巻 「新パパと踊ろう」ってのもありますよ(笑) |
『人類ネコ科』(水谷なおき)、おもしろいッスよ!! 80年代後半に確か月刊だかスペシャルだかのサンデーで連載されてました。 内容は普通の学園ラブコメざんす、べったべたな程までに(笑) 主人公は女嫌いの高校生。 下宿先唯一の男で、毎日同じ下宿人の女子大生にからかわれて女嫌いはひどくなる一方。 けどそんな彼に学園のアイドルが惚れてしまうっちゅう・・・。 男は男らしく、女は女らしくなキャラが新鮮ッス、最近少ないし。 説明・・・かなりワケわからんですね、スミマセン(汗) 多分もう絶版なので古本屋などで見かけたら是非是非っっっ読んでみてくださいっ。 |