戻る
オススメのもの

[INDEX]


『犬犬犬』

投稿者:LD ☆☆☆☆ [2001/09/05:00:00]
“麻痺してる賢ちゃん”マヒケンは、普段、工場でタンタンと真面目に仕事をこなしているのですが、実は殺人の常習者です。他愛もないきっかけで“時々”人を殺めてしまいます。タンタンと。
他人が止めると
「ほな、やめときましょか」
となるのですが、ツッコミがないとそのままいってしまいます。
さそうあきら先生の線の少ない絵でやわらげられていますが、けっこう残酷なシーンが不意に出現します。マヒケンが○○○○で鼻を○○したりするのですが、かなり痛そうです。

妙に物識り顔のヤクザの親分と、妙に物識りの元絵描きのおっさんが、人の世の世界と、不条理なマヒケンの世界を説明しようと言葉を尽くしています(笑)むしろ彼らの話を聞くためにこの物語があるのでしょう(笑)

それと(笑)単行本の周りになにやら予告と言うか作品紹介のような文章が書かれているのですが…そこはかとなくウソをついています。
「一人は親を殺し天蓋孤独、一人は万年モラトリアムの父ちゃん坊や。一流のソープ嬢だがそれだけの女。失うものなし人生負け犬の三人組が己の宿命に、いまリベンジを開始する!!」…………してません。開始(笑)なんだろこの紹介文。単行本全てにはいっているのですが、な〜んか微妙に違ってるのですよ??

作・花村萬月、画・さそうあきら ビックコミックス

戻る
HOME