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『アイシールド21(1〜3)』

投稿者:LD ☆☆☆☆☆ [2003/07/10_23:45]
買ってきました。当然ですが面白いです。僕はアメフトというスポーツをほとんど知らなかった人間なんですが、この作品で知れば知るほど、何で今までアメフトマンガが流行らなかったのかと思ってしまいます(笑)マンガ向き(笑)球技なのに基本ボールに触れないポジションがあるのは、かなり“キャラが立った”(マンガ向きな)スポーツです(笑)常々、野球の方は、ボール放りっぱなしのポジション(投手)と捕りっぱなしのポジション(捕手)がある時点でかなり“キャラの立った”スポーツだと思っていましたが。…探せばもっとあるのかも?

また下地だけでなく、登場人物のキャラクターのよさも、最近の少年マンガの中で白眉です。丸い栗田くんは久々になごめるキャラですし、新キャラのモン太も表情やポーズの端々から「練習大好き」さが滲み出していて、いいいキャラです。
何て言うかね「お前のここが弱点だ!」と指摘されて、そこの補強にかかる“努力”って、ちょっと“努力”と違うかも?って思っちゃうのね。普段から何の意味もなく“努力”しているのが、ホンモノの“努力”っていうかね(笑)栗田くんもモン太もそんなキャラ。憧れると言ってもいいな。

野球マンガの名作「ドカベン」の明訓四天王ってあるでしょ。山田、岩鬼、殿馬、里中。この中で二枚目といえるのは里中だけだけど、皆、それぞれのカッコよさを持っている。岩鬼、殿馬なんて見てくれはブ男に入るキャラだけど、逆にそれだけに、ツボにはまった時のカッコよさは、単なる二枚目のカッコよさを遥かに凌駕します。実際、僕も岩鬼、殿馬のカッコよさに何度シビれた事か。(プロ野球編ではシビれた事ないけど…)そこらへんがマンガキャラクターの醍醐味じゃないかと思うわけです。
何が言いたいのかというと「アイジールド21」のデビルバッツのメンバーは、明訓四天王に匹敵するくらい、キャラの立った連中だという事です。これは僕からすればハッキリ言って最大級の誉め言葉です。次号が待ち遠しいです!

作・稲垣理一郎、画・村田雄介 ジャンプコミックス

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