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電視の部屋

アニメ、特撮などのTV番組の感想掲示板です!
ご覧になった番組の感想にお使いください。


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#111 マンガ夜話「百鬼夜行抄」 投稿者:LD [2002/11/10_19:21]
“低血圧マンガ”だそうで(笑)最初に尾白と尾黒が「うる星やつら」のカラス天狗に似ていると言う話がチラリと出ていましたが、その通りだと思います。水木しげるの直系という話に落ち着いていましたが、僕はまず高橋留美子の世界、特に「うる星やつら」の“妖怪”や“現実世界のすきま”を扱った時の雰囲気の方が近く感じますね。たとえばサクラさんの設定が律くんと非常に近い。おじいさんが強力な術者だったり(笑)払い櫛で遠ざけているけど、サクラさんにも強烈につきまとう妖怪たちがいましたよね。そーゆーのとか。こたつネコの設定もけっこう悲しいのだけどユーモラスなキャラとして居ついているあとありとか。怪談っぽいエピソードもけっこう多いし。また別にそんな短編も多く描いてますね。

最近、ネムキ読んでないなあ…また読んでみるかなぁ。…っていうかね「百鬼夜行抄」扱ったなら、もう「観葉少女」と伊藤潤二先生のどれかは、やらないとおかしいでしょう!(笑)

#110 マンガ夜話「燃えよペン」 投稿者:LD [2002/11/10_19:18]
文庫本で出てたんですねえ。最初の本だと未収録の話があるからそれも載ってるのかな?僕は「熱血マンガとは何か?今この喫茶店でいきなり地震が起きて火災が発生したとして、どうすれば燃える展開になるのか?」というエピソードが好きですね。行き場のないやる気がみなぎったなあ(笑)
あと「逆境ナイン」をやり遂げた時、どんなマンガでもやれる気になったという話はすごく納得してしまった。「逆境ナイン」は島本和彦の最高傑作だと思います。また、あまり話に上がらなかったけど「ワンダービット」も傑作です。でも失敗した作品も多いです。成功した作品と失敗した作品があれだけ分かり易いマンガ家は他にいないでしょうね(笑)すごくいい事です(笑)

夏目先生が言われていた「マンガは失敗作(上手くいかなかった作品)をそのまま載せる事ができる。小説だとそうはいかない」というのはその通りだと思います。小説がそんな支離滅裂なオチになってしまったら違和感バリバリだろうから(筒井康隆先生は確信犯として)。この失敗作は失敗作として許容し楽しむ文化はとても貴重です。

#109 マンガ夜話「最終兵器彼女」 投稿者:LD [2002/11/10_19:15]
「最終兵器彼女」
けっこうベタ誉めだったので、ちょっとビックリしました。夏目先生が泣いたとか言って(笑)
ん〜だから元ネタ自体は昔から“イヤボーンの法則”として、おたく系マンガの中でそこら中に転がっていると思うのだけど。ただ、これは後の「百鬼夜行抄」でも指摘されたことだけど、これまでは彼女が最終兵器だったとして、敵にも最終兵器娘がいてね(笑)そうすると俄然、少年マンガっぽくなるんだけど、それは避けて一方的殺戮マシーンとして演出したこと。それがそのままテーマであるところの「世界を敵に回してもおまえが好きだ」→「世界を“滅ぼしても”おまえが好きだ」に直結しているという、いたってシンプルな構造なんだと思います。
全3巻予定だったのが延長を余儀なくされたとき、そういう少年マンガ的展開もやれたわけで、そうすれば30巻くらい保つ話になったんだけど、それはテーマが薄れるので絶対に避けた、という事も見てとれます。
また、その“滅びる世界”も漠然としたものにしてしまうと上述の言葉が軽くなるから、善いも悪いもなく破壊されて行く人間の世界を丁寧に描いていたのが上手いと言うか、「どうもこのまま世界が滅びちゃうみたいだなあ」と薄々気づいていても、笑う日もあるし、誰かを好きになる時もある、という人間の生活のあり方が、そのままテーマと地続きだとかね。う〜ん、改めて整理してみるとよくできたマンガだなあ(笑)

ただ、全編おたく的なエッセンスで構築されているのは間違いなくって、岡田さんの“ポスト・エヴァンゲリオン症候群”の一つであり、純愛の最終形として「絶対に浮気しない彼氏」と「歳をとらない彼女」が求められて、それは母子の関係ということになって、あのオチが出現するのだ、という解説は非常に納得がいくものです。

元ネタは昔から転がっていると言った手前、何か挙げたいのだけど……今、サンデーGXでやってる「Wakeup!」みたいなの。昔からあったよね?…何故か「ロケット・プリンセス」くらいしか思い出さない。まあ「ラピュタ」のシータとかも最終兵器彼女ちゃあそうかな???

#108 あ、カスミンが新シリーズ 投稿者:LD [2002/10/13_10:45]
「カスミン」の新シリーズが始まっていますね。あんまり新シリーズ・スタート!と大見得切る出だしではなく、あくまで普通のはじまり方だったので、一瞬「あれ?この話まだ観てなかった…」と思ってしまいましたが(笑)
そういう“いつもどおり”のスタートだったので、カスミンとバーのマスターの再会のシーンが興味深かったり。前の最終回でお別れを言ってますので、マスターの“いつもどおり”の接客が単純な“いつもどおり”より一歩深く感じてしまったりね(笑)あのマスター好きなんだあ。カッコいい(笑)

>マンガ夜話
「百鬼夜行抄」、楽しみですねえ。あのメンバーで一番盛り上がりそうなのは「子連れ狼」ですが(笑)「燃えよペン」はその作品自体もそうですが、やはり「炎の転校生」まで持っていって欲しいですね。(アニメ、GINAXが作ってるし)

#107 BSマンガ夜話 投稿者:あさみ [2002/10/08_19:55]
 第24弾決定したみたいです♪
10月28日(月) 24:05〜  「最終兵器彼女」 作:高橋しん
10月29日(火) 24:05〜  「燃えよペン」 作:島本和彦
10月30日(水) 24:05〜  「百鬼夜行抄」 作:今 市子
10月31日(木) 24:05〜  「子連れ狼」 作:小池一夫 画:小島剛夕

 私は「百鬼夜行抄」が楽しみですね♪
最近結構マニアックなのが多かった気がするのですが
今回は結構普通じゃないかなと・・・(笑)

#106 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 投稿者:迦陵 [2002/10/05_21:32]
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」を見ました。
TV版と言う事ですが、地上波でやる予定あるのかなぁ。
12月にはDVDも出るそうですね。
全26話で今月は1・2話放送。来月は3・4話。
TV版ではキーポイントになる「人形使い」が出てこない設定ですので、
着地点もどの辺に持ってくるのか良く分かりませんが、見た限りでは
良い出来でした。DVD買っても損はしないでしょう。

それよりも制作発表会での菅野よう子の話し方にメロメロくらってしまった。

#105 キングゲイナー 投稿者:GiGi [2002/10/04_11:34]
ようやく見ました!4話まで。いやー、面白いです。

ベースはブレンパワードに近いかなぁ。ずっと分かりやすいですが(笑)。当たり前ですがキャラが凄く立ってます。とにかくみんな楽天的で、その辺りはザブングルっぽくもあったり。そもそもからしてシベリアからヤーパンへエクソダス(脱出)する確固たる理由がないんですよね。「行きたいから行く」これが原動力になってるのがちょっといいかも。そんな大げさなものでもないんですけどね。
 主人公はちょっと後ろ向きというか、いつも言い訳ばかりしてるダサい子なんだけど、たぶんこれはイマドキの若い子たちへの当てつけなんだろうなぁ(笑)。

#104 サイボーグ009 「地上より永遠に」 投稿者:LD [2002/09/29_23:27]
ヨミ編のラスト。「ジョー、君は何処に墜ちたい?」。いや、好きなんですよ、このシーン。この一年観つづけて、不満な点とかもないではなかったですが、たとえば、原作でもけっこうおざなりな(目立たない?)扱いだった008が妙に哲学的でカッコよかったり、002のキャラがわりにハッキリしていたり、よくリスペクトされていたとも思います。作りが丁寧。うん、丁寧でね。あの原作を一回キチッとした動画で観たいという欲求をすごく満たしてくれました。
この企画ジャンル…いろいろ観たいですねえ。観たいのよ…。「どろろ」とか、「伊賀の影丸」とか、「忍者武芸帖」とかね。白黒がいいな。意図的に白黒に作ってくれないかな。

それと、「サイボーグ009」というのはベトナム戦争の真っ最中に始まったと記憶しているけど、それが30年以上の歳月を経て、こーゆー時期に復活したのは、偶然としては面白いし、意味がある事だと思う。
「ウルトラセブン」とかもね。単純にアメリカ=正義に疑問があるから、宇宙人=侵略者に疑問を呈する世界観が生まれて、あの傑作群になったワケで。
返って、今、マンガとかアニメさん、何か言うことない?もっと言っていいと思うんですよね。戦争もそうだけど、たとえば公害問題とかで「ゲゲゲの鬼太郎」の二作目とか、かなり公害問題べったりなところあったし、「魔法のマコちゃん」とかの公害話を観たときは、もうとにかく、どんなジャンルでも公害やるんだ!っていう脚本家(?)の強烈な意思を感じましたね。
世間の都合で、作品を差し替えられたり、あるいは放送禁止になれたりされたくない。だから作る作品は世間に干渉しないものを選択する。…というのでは、あまりにおたくでね(笑)まあ、別に世間を見て言いたいことがないならそれでもいいけど、言いたいことがあるなら作品にぶつければいいと思う。他人をある思想に染めたり、洗脳しようとしている作品はいいよぉ。迫力があって(笑)

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