#111 Re:「奇面組」と「リンかけ」 |
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■ 奇面組 > …ただ「奇面組」が長期連載を獲得していったのはいろんな >意味でこの流れ(連続話形式)を取り入れた事が大きいですし そうかもしれませんね。ただ、そもそもそこまでして「長期連載」を目指さなければいけなかった作品かというと…。線香花火みたいな「細く長く」よりも、「太く短く」の方が似合ってる作品だと思うんですよ。タイムマシンまで使って無理矢理引き延ばさせられていましたが、これまたジャンプシステムの弊害の典型例になっちゃってたと思います。 この作品の場合は、それが作者の腰にマンガ家生命に響くほどのダメージを与えたこともあって、余計にそう思います。 ◆ リングにかけろ > いや、それ以前に「阿修羅編」って黒歴史なんですか!? > もしかして定説ですか?そ、そんなに可笑しな話でしたっけ? > 僕が持ってるのって文庫本なんですが何か違っているとか?(どきどき) えーっ、「阿修羅編」って明らかな失敗作じゃないですかー?(…と、今の今まで思い込んでましたが、全然違ってたらどうしよう。私もどきどき(笑)) 例えば阿修羅族が最初に登場したときは、非常にダメージを負いにくい、不死身に近い肉体を持っている、という触れ込みでしたよね。でも、中盤以降は、やっぱり雑魚キャラはパンチ一発で一掃される雑魚キャラになってしまっている。もちろんそうしないと話がちっとも進まないから仕方ないんだけど(笑)、でも「いい加減な設定だよなー」と思わずにはいられません。 それから、河合はすごく悩んで一度は阿修羅側に寝返るんだけど、結局「友情が大切」という理由で竜児側につくでしょ。だったら最初っから寝返るなよ!と(笑)。これまでの話で日本Jr.の間には深い友情が培われてきたことははっきりしてるのに、それを捨ててまで寝返るからにはよっぽどの強い決意がなくちゃいけないはずなのに、土壇場で再裏切りする理由が結局友情か、という所がどうにもお粗末だなあ、と思います。 あと、阿修羅の根拠地4ヶ所が、影道がちょっと動いただけであっさり判明してしまうばかりか、「北海道はオホーツク!云々」みたいなおおざっぱな地名がわかっただけでなぜか連中は(巧妙に隠されてるはずの)根拠地にいきなりたどり着けてしまう、というあたりもプロットの組み方が非常にいい加減で…。 見せ場のはずの中ボス戦も、結局パンチ一発でケリがついてしまう…というのはギリシア12神戦や世界Jr.戦なんかもそうと言えばそうなんですが(笑)、でもやっぱり阿修羅編の門番たちはかなりの「雑魚臭」を放っていて(笑)あんまり強くは感じません。(ギリシア12神は、中堅どころ以降は倒すのにかなり命懸けで、「一人一殺」くらいの意気込みが必要だったし、「冥界の闇をまとう」だの「富士山より大きい(笑)幻影を(どうやったのか知らないけど)見せつける」だのとハッタリのぶちかまし方が拍手ものだったのに対し、阿修羅の門番は次々と「勝ち抜いていかなきゃいけない」ので、どうしてもそこまで強大にするわけにはいかない、と、分析すればそういうことなんでしょうけど、まあとにかくそういう理由で盛り上がりには欠けます。) 読み返せばまだ細部でいろいろ気になる点は思い出すかも知れませんが、とりあえず今思い当たるのはこんな所ですね。うん。 |
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