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#202 「桃華月憚」儀式のなぞなぞ?
投稿者:柘榴 <2007/11/03 00:17>
もんのすごい大量の"?"を残して終わってしまった逆再生アニメ「桃華月憚」ですが
その中でもとりわけ回想される事が多い(のにちっとも謎が解けていない)"古の儀式"についての考察です。

まずあの「儀式」の構造ですが、龍王様があの場に居る可能性は実は私も低いだろうなぁ、とは思っているのですが…
それならそれで。と言う事で後述しますが、龍王不在で儀式を行ったのがイサミヒコ暴走の原因、だとも考えられるし、
後に仮面の王様が手に入れようとしていた(端緒を掴んでいた)、と言う事でも話は通ると思うので、一応「居た」事にして話を進めたいです。
そうするとあの場でのパワーバランスは「龍王=石剣=仮面」となる筈です。

さて、まずあの儀式って、#25の紹介のされ方から見ても元々"女神を降ろす儀式"ではなくて、
何か他の目的があって儀式を行った結果、それが石剣(=イサミヒコ)の暴走で
「女神が生まれて」しまったイベントの筈、なんですよね。

では本来の目的とは? 何となくですが…サザンアイズの「人化の法」とかを思い出すのですが、
あの場の力関係は上記のように三竦みで、儀式はそれを崩し「"龍王"と"石剣"の力を"仮面"にそそぐもの」であったと思うのです。
それが何かの間違いで「"龍王"と"仮面"の力を"石剣"にそそぐもの」になってしまったと。そして更に女神まで生まれちゃった。

「間違い」とは勿論、仮面の王様に恋人セイを寝取られたwのであろう、イサミヒコ君の嫉妬にあかせた暴走ですね。
(先述の通り、龍王不在の為に石剣を制御できなかったのかも知れません。まあ、少なくとも石剣を「手に取る」所まではイサミヒコ君の業でしょうw)
これにより"龍王"(フウの隣の人が怪しい)は一旦消失、"仮面"は砕かれ、結果的に石剣に吸われる形で儀式は変質し、さらには…
「"石剣"に注がれた3つの力の一部が溢れ、それぞれ(あの場で唯一生き残った)ジュナ・セイ・フウの中に分かれてしまった」のではないかと。
そして狂乱したままのイサミヒコ君は女神になりたてのセイに封じられ、そのまま石剣に縛られます。(トウカちゃんと同じに)
(セイ始め3人が「自発的に」女神になったようなシーンも#7「闇」に一瞬挿入されるのでこの辺とてもややこしいのですが;)

おそらく3つの力の割り当てはジュナ=仮面の力、セイ=石剣の力、フウ=龍王の力、こんな感じで分かれたと思われます。
ただ、これらは(描写から見ても)それぞれ直接繋がっているのではなく、結び付きも弱い。でも「存在を共有」している…そんなイメージです。
こんな感じで以上の事を踏まえると、ずいぶん沢山の物事が繋がるはず…なのです。たぶん;

まず、#1-2の"消滅の儀式"は、この儀式を正しく行い、三女神の力を再び石剣に集める儀式だったのでしょう。(+消滅の言の葉で石剣も消滅)
これにより石剣・仮面・龍王・三女神が消え、清次の目の仮面の欠片もただの石になり… ジュナの影響下にある物の怪(桃花も)は全部消滅。
由美子さんは記憶はそのままで自我だけ11年前に戻って暫く自失するものの、やがて外の世界へ歩き出した、と。(後にパソコン由美子さん?)
こんな感じの見通しになりますね。

さらに、#3の回想で、"儀式"のあと、直接対決でセイに完敗するジュナの理屈も分かります。"仮面"は当初、欠けていたからですねw
で、おそらくこの後もずっと、セイ>ジュナの力関係は守られています… これが崩れるのはフウが現れる時、つまり449年の周期ですね。
#3・14で雪牙姫様たち?によって石剣が封じられるシーン(平安時代くらい)が描かれますが、多分この時はジュナがセイに勝ったはずw
余談ですがこの時ジュナに力を貸したのが「空海」であり桔梗さん(with龍王)だったのではないでしょうか?

あと#19で由美子さんにジュナが憑いたのもたぶん偶然ではなく、
清春の仮面のカケラ(三橋曰く「最後の一個」)に惹かれてあの場に居たから、なんでしょうね。
で、撃たれて瀕死の由美子さんに(これはたぶん「面白そうだったから」とかそんな感じでw)飛び付いた、と。
(あそこに石剣があった理由は未だに良く分からないけど… 後にトウカが持つ為に守東家にある必要があったのでしょうね)

この「女神と神器はリンクしてる?」見方で、この他にも色々発見はあったのですが、幾つかちょっと上手く纏まらないので割愛、また後で。
ただ、この構図の中で割とイレギュラーな位置にいるのが桔梗さんなのがすごい怖かったりしています;

それでは。
  • Re:「桃華月憚」儀式のなぞなぞ? 投稿者:LD <2007/11/06 02:29>