#5 真・龍騎FINAL 投稿者:LD <2002/11/04 20:19>
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「仮面ライダー龍騎」そろそろクライマックスに入って行きますが、どういったラストシーンになるか楽しみと同時に心配も多いです。 やっぱり「EPSODE FINAL」は不完全燃焼という感じが強いです。 元々、設定が人死にを前提としていて、暗い話に流れやすい性質をもっている事は明白だったのですが、これについては製作者側にその了解が足りなかったのではないか?と考えてしまう程、思い切りが悪いです、けっこう、今まで。 「EPSODE FINAL」がつまりそうだったのですが、スパッと行かないと、返って後味の悪さが際立ってしまう。人の心の中にある戦う事、相手を倒す事への“共感”をカタルシススとして与えておいた上で、ふっと我に返るとちょっと後味が悪かったかもという作りじゃないと気持ちよくない。変なわだかまりだけがこびれついた感じになってしまうでしょう。 ………………いっそ、思いっきり後味悪く行くか? |
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#31 主人公死す! 投稿者:LD <2003/01/13 00:48>
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「仮面ライダー龍騎」最終回を前にして主人公である城戸真司くんが、ミラー・モンスターの凶刃を受け力尽きてしまいました。「ミラー・ワールドを閉じてライダー同士の戦いを止める」という最期の願いは“次点”の主人公である秋山蓮に託されました。 …けっこう思い切った事をしてきましたね(笑)最終回前に主人公が退場する話というと、僕がパッと思いつくところでは……「ベルサイユのばら」とか?(笑) 僕としてはこの決断、正解だと思います。真司くんは物語の中盤頃から出口のない迷路にずっとハマっている状態で、物語を牽引する能力を失っていたので。死んで“言い逃げ”する形でしか、その願いを完うできなかったと思います。 それはつまり真司くんは主人公を失格した、とも言えるのですが……そう単純な観方もしたくないですね。 (王蛇の浅倉は置いておくとして)最初貪欲を満たすために参加していたライダーたちは全て退場し、残ったのは、「妹を救いたい神崎士郎」と「自分の生命を救いたい北岡秀一」と「恋人を救いたい秋山蓮」であり、「元々死すべき運命にある者達だが、2人殺されれば1人は生きれる。真司の望みは殺し合いを止めさせる事だが、それは全員助からない事を意味する。さあどうする?」という問いかけは中々答えが出せるものじゃないですよね(笑) 全てを覚悟して戦いを為すのは他の3人がやっている事でね。傍観者となれる真司くんが「話は納得しました。もう3人が決着をつけるしかないですね」と言ってしまったら本当に主人公放棄になってしまう(笑) 色々考えるとやっぱりこれしかないという感じはしますね。あんまり答えを思いつかずに発進してはいけなかった命題(テーマ)ともいえますけどね(汗) さて!来週最終回! |
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#33 そしてタイムベント!(笑) 投稿者:LD <2003/01/20 00:00>
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やはりと言うか、総集編を構成するために利用したこのカード(能力)を見たときから、このラストはあり得ると考えていました。 その名をタイムベント!! 時間を巻き戻して不都合な出来事をなかった事にするこの機能。…まあ反則なんですが(笑)けっこういい形に“ひきかえせた”と思います。 “ひきかえす”というのはある衝撃的な出来事において(多くは重要キャラクターの死)後で実はそれが無かった事にしてしまうドラマの演出上のテクニックの総称です(漫研の中では)。 漫研究室 ←ここらへん参照 「お兄ちゃん…また、繰り返すの?最初から…?」 というセリフにある通り、多分オーディンこと神崎士郎は僕らの知らないところでタイムベント使いまくりだったのでしょう(笑)まるで自分の気に入らない展開が入ったらすぐにリセットボタンを押すTVゲーマーのように。(キャラクターをユニットとして扱うシミュレーションRPGあたりでお気に入りのユニットが死んだらリセットとか…そんな感じかな?)しかし、それだけコンプリートの難しいミッションだったという事かな? そして、神崎士郎という魔王が全てをあきらめ、自らと、そして妹の消滅を認めれば全てが無かった事になる…とそういうラストですね。 今まで殺し合ってきたライダーたちも接点を失い。助かる者は助かり、死ぬもの達はやはり死ぬ。それだけの事なんですけど、コミカルっぽく演じながら寂寥感のあるいいラストだったと思います。僕としては、敢えて言うならナイトには実力でオーディンに勝ってカタルシスとしてもらいたかったですね。 何にしても1年間ずっと楽しませてもらいました。 |
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