| ■[アニメ諸評][ゲゲゲの鬼太郎] ルイ >> ☆☆☆:(第32話・上陸!脅威の西洋妖怪)前半の時間の使い方がちょっと「ワンパート鬼太郎」の集大成的で、良かったです。回想を織り交ぜての、近年屈指の脚本アニメである「人造昆虫カブトボーグV×V」のAパートに通じる速度。全体を観た場合、33話「大逆襲!日本妖怪」と合わせてのTV劇場版スケールという事で、全くムチャはしてない。ので、単に序盤5〜10分の情報圧縮に味があっただけ、という事になりますが、ワンパート鬼太郎はCMを前後しての場面転換といったワンクッションを挟めないのだから、序盤にどこまで情報を詰められるか、というのはポイントだと思います。31話「妖怪コマ回し勝負!」にもそのあたりの慣れを感じたので、3クール目にきて脚本もこの「間」が掴めてきたのかもしれません。そうそう、ネコ娘はぬらりひょんと戦ったりしてるのに、対西洋妖怪となると鬼太郎、メインメンバーから切り捨て。・・・鬼神になって戦うのを観られたくないのだろう、と最もらしい理屈を子泣きが説明してたけど、作劇としてみたら、現地妻=アマミ妖怪ミウのいる特別編に本妻出すとややこしい、という一点に尽きるように思いましたwそして、鬼太郎が危惧した鬼神となって戦う様は・・・歌舞伎ですね、これわ(笑)。なるほど、これは観られたくない(笑)。 <2007/11/20 17:27> [返] [削] |
漫研ノート
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