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■[アニメ諸評][Myself;Yourself] ルイ >> ☆:(最終回)「10月期も春ほどじゃないけどアベレージそこそこだよね!」と言っていたのに、前言撤回する気マンマンな最終回がいくつか生まれておりますし、その代表作とも言えそうです。・・・小清水とか声優名で語るのもなんなので、愛称・・・そうですねえ。仮にリス斗くんとリス香ちゃん、とでもしましょうか(おおい!)。2人がお互いをリスカ界の住人であるとカミングアウトする怒涛の最終回Bパート、リス斗くんがカミングアウトしてリス香ちゃんが「リス斗・・・」と呟く→10年後。みたいな。・・・いや何を言ってるかわからねーと思うが以下略。この場合「○年後」メソッドそのものを完全否定するのは避けたいのですが、「○年後」というのは、そこまでの物語が芳醇に紡がれ、道筋が視聴者にも「見えた」時にはじめて通用するように思います。この作品に関して言うなら、最低限!いやほんと最低限、せめてリス香ちゃんがリス斗くんの「告白(僕、リス斗なんだ)」に対してリアクションを見せるべきでしょう。酷い終盤自体は取り返しようがないにせよ、最終回Bパートだけでなんとかできる範囲です。そもそも、リス香ちゃんは何故リスカしたのか(ややこしいなw)?などと考えるほどに、この最終回の「気持ち悪さ」が際立ってきます。リス香ちゃん(本名、ななか)は己の重たい過去を思い出し、自殺を図るんですよね。→あれ?でもその時点でリス斗(本名、さな)くんはリス香ちゃんに真摯に向き合う事をきめ、更にリス香ちゃんの方もそんなリス斗くんに心許してたんじゃね?・・・思い出した過去の記憶とリス斗くんの関連性・責任は皆無である為、ここでリス斗くんを完全遮断してリスカに走る流れがどうにもピンとこないんですよね。で、リスカするリス香(わざとですが、カオスな文ですいませんw)を止めたリス斗くんに「何もわからないくせに!」→「わかるよ・・僕もリス斗だったから」という展開なのですが、じゃあリス斗くんがリス斗くんでなくただの「さな」くんだったら、この娘は彼の事を全く信じず、ただ自殺してたって事ですよね?彼女にとってサナってなんなの?傷なめあえる相手であればいいの?・・というあたりの気持ち悪さが素晴らしかった(?)です。展開自体も終盤はドッロドロで「信じられないだろ・・・公式サイトにハートフルって書いてあるんだぜ・・・」とタッちゃん顔になって呟いてしまうこともままありました。が、何より酷いのはそのドロドロが「事象描写」以外の何の演出もしていないこと。「こういう事がありました」をただ絵で描写しているだけで、ここに繋がりと感情の流れがないんですよね。演出・脚本の仕事としては今期ワースト、と胸を張っていえるのが、「マイユア」の終盤だったと思います。・・・で、キレたwついでに構成にまで口挟みますけど、ゲームが12月20日に出る作品のアニメ、1クールですと。・・・何をやって何をやらないか、ライン整備してよorz。ゲームwiki観るに、金田朋子キャラは攻略対象にしてはちゃんと引っ込ませている。この感覚が「皆無」なら呆れて終わるだけなのですが、なんで金田「だけ」にしか出来ないの?10歳の雛子(名前覚えてるか!)に割いた2話が話をどこまで窮屈にしたか。双子のエピソード以下略。中原麻衣の独白コーナー。「ゲームの宣伝に、キャラを紹介しよう」という往年のトゥハート型ワンクール手法と、最近の1クールでも濃い物語を展開できる!という野心と。これらがどっちつかずでフュージョン大失敗した作品が、マイユアだと言っていいと思います。リスカ同士の話をメイン線にするのは構いませんが、それならちゃんと他のエピソードをその大きな川に水注ぎ込む支流にしてくださぁい・・・。参ったぜ。  <2007/12/28 18:03> [返] [削]


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