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■[アニメ諸評][魔人探偵脳噛ネウロ] ルイ >> ☆☆:アニメ版は原作のエピソードを使いながらも、独自の構成を組んでるんですけど・・・原作のよいところを敢えて潰したり、その取捨選択のセンスがちょっとよくわかりません。吾代をクローズアップして「でこぼこスリーマンセルの探偵事務所モノ」としたがるのは理解できなくもないんですけどね。導入や〆が簡単になるし。あと、弥子の家族を殺した犯人を謎のままにするというのも、まあ・・・いや、これは好きではないです。「犯人を知りたい」。これによりネウロと弥子には問答無用で利害の一致が生まれるんですけど、自分にとっての大事件を「食事」としてサックリ処理(解決)してみせたネウロに、巻き込まれながらも『興味』を抱く原作弥子の強さ・深みみたいなものが、出なくなると思います。で。最近もその「不思議な取捨選択」は続いていまして。今回いよいよ原作のヤマである「電人HAL」が登場しました。・・・Bパートだけでね(笑)。 基本的に僕は『速度』の感覚に共感をする人間です。だから「人たん、燃え〜」の人がAパートだけで事件解決した時(「絶対可憐チルドレン」で皆本声と目されている中村さんのハジケた演技、良かったです)は「お?これ以上のBを組む自信が?意欲的じゃない」などと思ったのは確か。でも、まさかそのBが「HALの顔見世からネウロへの宣戦布告まで全部済ませちゃう」ものだとは思わなかった。・・・いや、速度的には大したもんだけど、ここは溜めようよ(笑)。原作の最大の見せ場の1つという感覚はないのでしょうか。しかも最も不思議な事は、アニメ版は「デヴィット・ライス」の回とこの回の間、一回しか挟んでないんですよ。・・・という事は、原作をなぞるだけで、原作よりも鮮度高めに「ライス事件の時旅館に来ている春川教授と、その会話」を綺麗に仕掛けておけるハズなんですよね。→その回、春川教授登場せず。今回春川の死亡現場で初のご対面(死体と)。そのまんまHALとネウロ、電子空間で会話。・・・・・・・・・・( ; ゚Д゚)? HALへの繋げ方が、敢えて原作の良さを潰したような形になってるんですが・・・これはどういう意図から来ているんだろう?特に先述の「旅先に春川教授がいない」理由が、今回を観ると全く理解できない。ライス回は「HALにすぐ踏み込まないなら、原作と別の組み方で最後のヤマに繋げる為にも、旅館にいないのもアリかもしれないね(ライスに視点集中するし)」・・という許容も可能だったのですが、その2回後に普通に電人HALに登場されちゃうと、敢えて効果を下げた?という、本格的に意味不明な選択になってきます。是は一体、どういう事なんだろう・・・?orz  <2008/01/23 02:15> [返] [削]


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