表紙 投稿 総合案内

[マンガ諸評][アニメ諸評][ゲーム諸評][映画諸評]
■[アニメ諸評][キミキス] ルイ >> ☆☆☆:(最終回)「世界(ネット感想系)の悪意が見えるようだよ・・・」などと呟いてしまいそうになりつつも、なんだろう?案外作品のやりたい事は見えて、個人的にはあんまり憎めない作品になったかなと(笑)。EDが流れだす時の「花火」もねえ・・・「ちょww何キレイに締めてんのww」といった気持ちがないわけではないんだけど、恋愛の成否に関わらず、登場人物全員に、神の視点(作り手=既にその時代を通り過ぎた人)からの祝福を与えるような形になっている・・・ベタにいっちゃえば青春賛歌としては機能したかな?主人公を2人に分けたことで、青春の形を複数表現しようという試みは、一応成功していました。(擁護終了)・・・・・・・・・・でもねえ!(笑)声優陣が最終回アフレコ後、皆揃ってテンション落としてたことが示しているように、感情の流れを描くのはウマくなかったですね〜!この作品に一番必要だったのは(ラストは変えないという前提で)『光一くんは、マオ姉ちゃんの事がずっと好きです』という2クール通して積み上げるべき部分なんですよ。ここをひたすらに積み上げていかないといけなかった。でも、中盤あたりを観ていた人は、誰が観たってこう思うはず。光一くんは、星乃さんの事がすきなんだ、と。頼まれてもいないのに毎週会いにいく約束までして、キスして。本作ではそれら全てを最終回の「(自分に、相手に)嘘をついていた」というマオ姉ちゃんへの告白シーンで「寄り切って」しまったわけなんですけど、この嘘に積み上げが感じられたなら、納得力に結びつき、視聴者も声優陣も、ここまで違和感を抱かなかったわけでね。星乃さんと付き合う時も、いっつもマオ姉ちゃんが気になりますよと。なんかこう、星乃さんの事どっちかといえば好きだけど、イマイチ盛り上がりませんよと。・・・この辺の「星乃さんへの潜在的不実」さの積みが足りなかったのが、キミキス最大の失敗だろうと思います。だからアニメ観ていても、マオ姉ちゃんに星乃さん、どちらに対しても感情がマックスになっていて、そこからどういう感情の流れで光一が星乃捨てを果たすかがピンとこないと思うんですよね。いやあ、全体構成としては、案外キレイな最終回になったと思っていて。多分観るまでもなく、世間様の評判は酷いんでしょうけどw個人的にはそこまでイヤじゃないんですよねえ。でも、過程をしくじりましたね。ただのハーレム構造とも言える「物語のない」原作から構造そのものを変え「物語にしたてよう」とした意欲は認めたいし、一部成功もしてるんですが・・・惜しい!ロボコーン、0点(エー0点!?)!  あ、もう一方のカズキ君ルートは綺麗でしたw  <2008/03/25 00:02> [返] [削]


名前: 削除キー(4文字以上):
題名:
一言:
MAIL(Ml):
HOME(Hp):

漫研ノート