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■[マンガ諸評][フラワー・オブ・ライフ] ルイ >> (一巻)面白かった時「あっという間に読んでしまった」事と「物凄くのんびり読んでしまった」事ってありませんか?後者の代表のような作品でした。買った時は150Pちょいは少し短いなという反応だったはずが、読み出したら物凄くじっくりと読んでしまった。全4巻買い揃えてはいるんだけども、まあ、週一巻か月一巻ペースでいこうかな(笑)。一巻もちょっと急いで読みすぎたかなぁ〜。一話一週くらいでも良いかなあ〜w多分、展開はあまり気になっていないんですよね。重たい設定も、物語を駆動する為にあるというよりは、ただ「今そこにある登場人物」の人格形成の説得力にしかなっていない。勿論登場人物たちは物語の中で成長もしているし、これからも色々あるんだけど・・・精神の根っこの部分で、かなり多くの人達が既に「あがり」を迎えているんですよね。だからその辺のクラスメイト1人1人がちょっとした事を言うだけで「辻〜!」とか「相沢〜!」とか。・・・ニヤニヤしているのだか感動しているのだかわからない(おそらく両方なのでしょう)、たまらない気持ちになります。結局他人の事なんてその本人しかわからない(本人さえもわからない事が多い)という考え方があるとして、じゃあそこで思考を放棄するんじゃなく、それでもやっぱり他人の事を想う。想像する。夢のようなことかもしれないけれど、互いにそれをしていけば、人は1人(only one)ではなくなっていくのでしょう。で、その循環、係わり合いがタイトルだと。・・・ジョン・レノン「イマジン」のような作品だと思います。どちらも、既にタイトルで既にある程度「決まっている」強さがあるところもね。  <2008/07/17 16:48> [返] [削]


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漫研ノート