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■[アニメ諸評][夏目友人帳] ルイ >> ☆☆☆☆:(5話・心色の切符)この作品に関しては色彩から背景音楽演出まで、余りに好物のゾーンなので冷静な分析でどうこうする気が起きないし、それはそれでいいんじゃねーかとも思うんですが(イクナイよw)、基本は夏目少年が亡き祖母レイコの残した面倒ごと(妖怪絡み)を処理していきつつ、妖怪との交流やレイコという「今はいない人」を知っていく事で、命の連続性や普遍性、繋がりについて想いを馳せる、と、そういう話なんだろうと思って観ています。原作は買ったけど、終わるまで絶対ビニール袋も破かないぞっていうw…ところで、この作品で面白いのは、やっぱり既に亡くなっている祖母「レイコ」です。今回のエピソードも象徴的で、レイコが名を奪った妖怪「サント」とレイコは、サントと友人妖怪「ミクリ」を仲直りさせる為に、一緒に隣駅に行ってあげようと約束していた。しかし約束は果たされなかった(切符が残っていた)。夏目はその事について「何か来られない事情ができたんだ」としたけれど、ニャンコ先生の解釈だと「買いかぶりすぎだよ。ただうっかり忘れただけだ」という事になる。・・・この辺が絶妙に「どっちとも取れる」んですよね。今回の描き方だと後者を強調してるんですけど、それはそれで、1話の妖怪なんかはレイコに名前を褒められ、名前を呼んだら来て!という約束までした(そしてその日を今か今かと待っていた)のに、その後一度も呼んでもらえず寂しそうにしていた。・・・その辺に対して雑なのは酷じゃないかって気もするんですが(笑)、ただ、夏目のレイコさんへの解釈を、ニャンコ先生の解釈で「仏を人の次元に戻す」というのかな、今は世を去った先人も、また普通の人であったと(普通よりズボラかw)…そういう着地の仕方を示唆しているようで、何か妙な味わいがあるのでした。soreha・・・でも、レイコ、友達はいるだけで心温まるもの、行い自体は本人たちが何とかすべきものっていう考え方をしていたのかもしれないなあ・・・あ、買いかぶりですね、ニャンコ先生wスイマセンw  <2008/08/08 22:22> [返] [削]


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漫研ノート