■[アニメ諸評][A KITE ] ルイ >> ☆☆☆☆:(インターナショナル版)梅津康臣監督のエロアニメを、エロ抜きで再構成したR指定OVA。先に続編とも言える「KITE LIBERATOR」を観ていて、ある程度「こんなもんか」というある程度のレベルを頭に観始めたのですが、良い意味で裏切られました。ああ、これは、KITE先に観た人がリベイレイター観たら、駄目だと思うんでしょう。納得。同じくエロと銃と血と爆発が好きな、アニメーター出身監督らしい作品なのに、明らかに本作の方が面白い。それはその「血(殺し)」や「爆発」をどうみせたいか、というレイアウトやシチュエーションレベルから、画としての見せ方を追求していると感じられるから。全体的にシーンが決まってるんですよね。これは日本アニメの娯楽(エログロも含め)として、良作と言える一本だと想います。コーエン監督が絶賛したのも納得がいくところ。アクションの映像作りたい人には刺激があるはずです。・・・シナリオも、リベイレイターと比べたら遥かに良いですしね・・・アッチは「オチてない」けど、こっちは「オトしてない」。この差は大きかったです。・・・で、エロ抜きしか観られなかったのが残念だなあ(笑)。エロシーンも作画良いんだろうなあ。色々モザイクやらで見えなくなってて無音でもいいから、そこは観たかった。まあ、リベイレターと違って素直にオススメできるし、評価できる逸品。 <2008/08/24 08:33> [返] [削] |
漫研ノート
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