■[アニメ諸評][To Heart] ルイ >> ★★★★:(全13話)99年制作の、第一作。原作に特別な思い入れがあるわけではないんですが、近所のレンタルショップにないのがなんとなく気になって、そのままなんとなくDVDを揃えてしまった。今では深く反省しているorz…でも、かなりの良作。その後隆盛を極める、恋愛ゲーム原作のアニメ化に先鞭をつけた作品なんですが、それゆえに「舐められてはいかん」という気合がそこかしこに滲み出ている作品です。でないと総作画監督システムで千羽さんを配置したり、美術監督に小林七郎さんを迎えたりしません。マルチエンディングのゲームを物語にどう落とし込むか、というアニメ化構成問題に関しても、99年時点で答えを見つけているのは見事の一語。当時から優れた作品だと思ってましたけど、今、時間を経て観てみると、さらに評価が高まる・・・そんな作品だと思います。恋愛ゲーム原作が増え続け、1クール作品が増え続けている。そんな現実の流れがあるからこそ、その初期にあって既に完成されている本作の価値は高まり続けるはず。1クール恋愛アニメを語る上では、確実に欠かせない数作のうち一作ですよね。個人的には2話「放課後の出来事」の「何も無さ」が大好きです。今度ちゃんと作品チェックしてみようかな…折角買っちゃったんだし…orz <2008/12/07 18:48> [返] [削] |
漫研ノート
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