■[アニメ諸評][あかね色に染まる坂] ルイ >> ★★★★:(最終回・あかね色に染まる坂)「スクールデイズ」の最終回でも、世界が精神世界で対話してたような・・・。とはいえ、この「対話パート」がベタながら結構真面目で、おかげでそこそこ締まりました。最終回次第では、もっとどうしようもない作品になりえただけに。・・・実は「truetears」「フタコイオルタナティブ」などと近い因子をもった作品だと思うんですが、前者ほどの繊細な積み上げがあるわけでなく、後者ほどの強い主張があるわけでもなく。最終的に変則的ながら「俺達の戦いはこれからだ」ENDにもっていく微妙な緩さも含め、まぁ佳作と良作の間を反復横とび決めるような作品になったかなあと。準一と優姫の積み上げが甘かったんですね。言い換えれば、妹・湊しか動いてない作品だった。そこを最終話だけで体裁整えたような状態。これから、何一つ風が吹いていない釘宮優姫がどう粘るのか?ってのは、観たいっちゃ観たい。演出的には作品のカラーを決めた元永監督のコンテ。彼の太もも裏からナメるようなアングルはエロくていいとは思うんですが、その一方で演出力には欠けるコンテですよね。もっと、素直にサービス精神発揮する作品の方が合っていると思います。 最終回単独で★4つ、全体的には3つから3つ半・・・てトコかな。ギリギリ「妹エンド」の物語じゃなく「妹が好きという三人が出会った時の初期状態を認識した上で、歩みだそうとするまでのスタート地点確認エンド」でしょうから、世にいる誰々エンドの皆様はまだ焦らないでほしいです。ま、さっきも『妹が好き』と言った通り、こっから始まった所で、湊と優姫の戦力差はピョートル大帝とコサック兵くらいあるようにも思いますが(?)・・・それを五分近くまでもっていくからこそのドラマが今まさにここから(ry <2008/12/23 18:06> [返] [削] |
漫研ノート
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