■[アニメ諸評][スケアクロウマン] ルイ >> ★★★★★:(最終回・明日の行方)悲しくないはずなのに、涙が出て止まりませんでした。それはきっと、悲しくないけれど、ここには一つの真実があるから。いや。それはきっと、本当は悲しい事なのだけれど、敢えて「悲しくない」と言って歩まなければいけないような、そんな道だったからなのでしょう。Bパート「あした、僕は」のイントロが流れ出した瞬間の、胸が限界まで締め付けられるような感情は、簡単には忘れられそうにありません。 1話のOPとEDを聴いた時から、作品が抱えている『出会い』と『別れ』の匂いは感じ取っていたし、EDはそのまま漂白の歌だと思っていた。その点では思っていた方向に沿っているのだけれど、正直言ってここまで「スケアクロウマンの物語」を紡いでくるとは思っていませんでした。スケアクロウマンをきっかけに、少女アリスが成長するような・・・そういう仕掛けかと思っていたんですね。でも、これはスケアクロウマンの物語だった。感服しました。 <2008/12/30 06:16> [返] [削] |
漫研ノート
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