■[アニメ諸評][まかでみ・WAっしょい!] LD >> ★★★★☆:(全12話)神界と魔界の緩衝で作った(と思うんだけど?)マジシャンズ・アカデミー。まあ、それはそれとして神も悪魔も、人間が作った萌え文化に大ハマリしていた…って話ですね。当初、★3.5を考えていたのですが、最終回イッコ前で★4.0、最終回で★4.5です。比較として「ケメコDX」を上げるとこっちは当初★3.5、最終回で★3.5です。…それくらい僕が「物語を終える(この場合は締める)」という事を重要視しているって事ですね。…やっぱね。1クール6時間つき合うんだから「ああ、よかった!」っていう満足感は欲しいです。…いや「ケメコ」にそれがなかったってワケじゃない事は言明したいんだけど「まかでみ」はそれが強かったですね。イッコ前で「ああ、よかった!」に持ってきて、最終回で「次も観たい!」と積み上げるシリーズ構成が見事でした。金崎監督の次が観たい!という感じです。また、この作品「情報圧縮論」のサンプルに上げておきたいです。シナリオについてはAパートでまとめられるなとなったら、Bパートに容赦なく別のシナリオを入れてキチキチに詰めています。また、学園内にいるそれぞれのキャラクターにはかなり濃密な設定を感じさせるのですが、それを惜しげもなく削って、シナリオとして顕われるものを顕わしている。…ここらへんは多分、原作読めばガッツリ書かれているとは思うんですけどね。キャラクターに関して言うと、この作品、サクマ先輩が他を圧倒していますね。「5の2」で並列トルクの良さの話をしましたが、こっちはワンシャフト・ワントルクの良さが出ています。さらに言うと「情報圧縮」と言ったように他のキャラにも設定が相当量盛り込まれていて決してトルクがないわけじゃないんですよね。…んでもサクマ先輩がどうにもシャフトを張るというw最後、彼が人間でない事が明らかになるんですが、個人的には滅茶強の人間の方がよかった…んですが、まあ割と納得。あと、EDがいいですねえ。「ドグラ・マグラ」が観えたりして…wというか、あれは「生まれる前のタナロット」なんだと思っています。 <2009/01/04 06:23> [返] [削] |
漫研ノート
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