■[アニメ諸評][魍魎の匣] ルイ >> ★★★★☆:(最終回・魍魎の匣、あるいは人の事)1話以来の美しさ。圧倒的にセリフの量で押す種明かし回なのに、画面がもったのは映像の力ですね。あと、光彩を意識した色彩の力。一枚一枚の画がそのままで勝負できるクオリティに達していると、こういう会話だけでまわす回も「アニメーション」として成り立ってしまう。回想パートの加奈子は、綺麗すぎて怖い。映像の力って怖いですよねえ。この映像に「美」を感じてしまったら、視聴者の魍魎がでっかくなっちゃいますよw そしてテレビという名の「匣」の中で、この番組という「引っかかり」を感じさせたい、という狙いがあるのだとしたら、1話と最終話はそれが最高に成功した回なんじゃないでしょうか。彼岸に至らない程度に惹かれ、称えたいと思います。 <2009/01/08 00:22> [返] [削] |
漫研ノート
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