■[アニメ諸評][イナズマイレブン] ルイ >> ★★★★☆:(破れ!忍者サッカー!)これが超次元サッカーアニメだ!!…構成が優れているという事なのかな…。当初は個々のスタッフを意識して眺めていたんですけど、それにしては脚本家、演出家・・・特定の人に限らずに、優れた回が多すぎる。構成が掲げるハードルが高く、それに応えようとすると自然とどの脚本も「締まる」、そんな印象を持ち始めています。とはいえ、この回は脚本が凄いんですけどね。この回も紛れもなく傑作と呼べる一話ながら、今回は圧倒的に脚本の貢献だと思います。豊富すぎる面白必殺技を持つ敵を、一話で試合開始から終了まで持っていく。それだけで物凄い速度を感じる一話なんですけど、試合前の壁山の布石、競争エピソードなど、Bパートで結実する布石をしっかり打っておいて、頭と終わりは夏未嬢。情報が詰まりに詰まっていて、Bパートを観ている頃には「あれ?あの布石、今回打たれたんだっけ?」とすら思えてくる。同時に風丸の決意という前回と今回を繋ぐ一回戦のテーマを処理する事で「サッカーの良さ」を謳いあげ、陸上部の後輩が良い客席ポジションを取り、その一方で鬼道がサブ解説ポジションをこなしながら悲しいフラグを撒き散らす。脅威の一話です。面白いセリフまわしも多いし、稲荷明比古さんの素晴らしい脚本回だと思う。・・・てか、戦国伊賀島の必殺技が、それぞれ掘り下げたくなるくらいネタがいいんだ・・・w「でも、それを逐一相手にしない」この贅沢な切捨てが、作品の速度とエネルギーに直に繋がっています。 <2009/01/19 19:47> [返] [削] |
漫研ノート
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