アニメ、特撮などのTV番組の感想掲示板です!
ご覧になった番組の感想にお使いください。
#437 声優チェック:「ひとひら」第7話 投稿者:LD
[2007/07/05_03:44]
| 一ノ瀬野乃:川澄綾子 榊美麗:雪野五月 脚本:笹野恵 絵コンテ:渡邊哲哉 演出:西村大樹 総作画監督:本橋秀之 作画監督・場面レイアウト:長屋侑利子 原画:XEBEC M2、大浪太、清水美友紀、渡辺政訓、吉岡佳広、古川信之、森悦史、森下敦子、宮田瑠美、平林孝、野田直道、大和田淳、川島宏 ケンカ別れした二人が、お互いの友情が変わってなかった事を確かめ合う話ですね。 いや、何と言うか、川澄×雪野に全てを丸投げしたような回で。…というか榊部長の只管な善人っぷりに泣けましたw この「ひとひら」という作品、演劇をやった事がない娘が主役をやらされるハメになる物語なんですけど、多分、音響監督さんとかがアフレコ時に「劇をしているところは“演技をしているような”演技をして」と注文していると思うんですよ……で、出来上がったフィルム観てみると、そこはよくなかったなというか、シナリオの中で失敗するイベントが充分用意されているので「他の部分」は視聴者に心地よいように…リアリティがなくてもキレイに演じてしまえばよかったんじゃないかなと思っていたんで、そこらへんの制限なしだったのこの回は気持ちよかったですね。いや、正確にはもう後半は野乃先輩(川澄)は声が出なくなっちゃってて、完全に榊部長(雪野)の一人芝居なんですが……さすが、こやきマントマンって感じです。(←お前のイメージはそれかい!)
| |
#436 作画チェック:「グレンラガン」第13話 投稿者:LD
[2007/07/04_11:37]
| 脚本:砂山蔵澄 絵コンテ:本多康之 演出:梶山影利 キャラ作監:平田雄三 メカ作監:阿部慎吾 原画:いまざきいつき、板垣敦、又賀大介、二宮壮史、宮下雄次、秦洋美、外山陽介、伊藤駕、奥野浩行、沼田誠也、小澤円、本城恵一朗、塩塚文史、田中裕介 雨宮哲、長谷川ひとみ、富田浩章 現在、14話まで視聴しているのですが、まあその前哨戦といったところで。もともとこの「グレンラガン」ガイナックスらしく、作画には相当気合を入れている作品で、毎回必ず良いカットがあるし、それこそ細かいところを持ち上げていると、ハッキリ言って、キリがないwこの回も「ラガンの空中戦」→「ラガンVSビラル」→「大グレンの空中キック!」とメカ戦がよいのですが(キャラ画が悪いわけではない…というか結局これが「ラガン」の平均レベル)やっぱりクライマックスの「大グレンの空中キック!」がよかったなあと。 いや、なんか沼田誠也さんが参加していると変な動きをしている部分は全部、沼田さんじゃないかと思ってしまうんですが…(汗)それでも大グレンが岩壁を駆け上がり、空中要塞ダイガンテンに向かって飛ぶシーンは沼田さんだと思うんだよなあ。この大グレン、普段はゆったり動いて巨大感を出すために動画(中割り)にかなり気を使われているメカなんですが、ここでは中割り端折ったガクガクの動きでそのまま言っちゃってますwいや、演出的に大正解なんですがw しかし、駆け上がるカット、ダイガンテンから大グレンのキックを視るカット、両艦の艦体が擦れ合うカット、二度蹴りを狙うカットなどかなり絵コンテの勝利という気もします。本多康之さん…ちょっと調べると「Dグレイマン」や「シュガシュガルーン」に参加か。
| |
#435 作画チェック:「かみちゃまかりん」第11話 投稿者:LD
[2007/06/29_01:46]
| 脚本・竹内利光 絵コンテ:渡辺浩成 演出:長尾粛 作監:田中保、臼田美夫、奥石暁 原画:安倍健児、林良明、川俣慎吾、大原優二、堀田康介 いや、作画が良い回というかむしろ逆の回だったんですけどね(汗)いや、もうけっこう酷くってwこの回のクライマックスに当たる「二人息ぴったりのダンス」のシーンが一番崩れるという逆のダイナミックさにインパクトを受けました。…しかし、誰が設置したか分かりませんが「息ぴったりのダンス」なんて、どうやって描くんだ?(限られた時間で)それこそ神作画の人しか描けない気もします。…ゆえに崩れてもおおらかに動かしているこのシーンはけっこうパフォーマスがいい…というか好きです。 でも海外発注ではないなあ?と思っていましたら、やっぱりそうでした。何と言うか…画の崩れ方で分かる気がするんですよね。あと二人を物陰から除く烏丸が妙に中割りが良かったので載せておきました。
| |
#434 作画チェック:「瀬戸の花嫁」第6話 投稿者:LD
[2007/06/21_01:49]
| 脚本:柿原優子 絵コンテ:遠藤広隆 演出:浅井義之 作監:村田峻治 原画:飯村真一、上田実加、小旗之浩、杉田匡、千葉寿幸、橋口隼人、益子啓道、小野雅明、吉岡佳広、鰐渕和彦、村田峻治 「瀬戸の花嫁」の第六話を改めて観てみたんですが、いや、これ本当に“神の一回”ですねw作画的に観ても「瀬戸」は相当、絵柄が激しく移り変わる作品だと思うのですが、それでも非常に制御が利いているというかギャグの画としてハズさないのは、作監が優れているのか、監督の場の支配力が高いのか…。いずれにせよ演出+画+声の調和が強烈で、この一体感はすごいです。 脚本の仕上げたボリューム過多とも言えるシナリオを、絵コンテは明確なイメージをもって描き上げ、演出はそのテンポを図り収め、作監はその場の最適の絵を選び、原画は隅々までその意図を理解している。声優もシナリオの意図を理解して演技にブレがない(多分、かなり仕上がった動画の前でアフレコしたと思うけど)。そんな感じです。 …で、作画ですが。「瀬戸」は基本的に、ディフォルメや絵柄を変える面白さでプレゼンされているので、動かす事とはまた違う楽しさを提供していますね。そこらへんは止め画でセンス一発という面も多いのですが、でも動かすところはきっちり動かしていて、手は抜きませんねえ、この作品。立ち漕ぎ(激しく動かす)1:座り漕ぎ(楽に動かす)3くらいの割合ですが…でも漕いでますww …で動かすところでいい感じだった例として(↑)この2カット。いや、短い数秒のカットなんですけどね。これを観ると、極端な省略画もメリハリを意識した明確な意図をもって選択している事がよくわかります。 特に長ドス振って追うお父ちゃんから無言で逃げる永澄くんの作画は素晴らしいです。燦を守るために女子トイレまでついて行き、しかし何の言い訳もせずに逃げ去る永澄の哀愁が、ペンタッチの一本一本に宿っていますw「…永澄…ただの変態じゃないな!?」とw誰が描いたのかは分かりませんが、この場面でこの画を選べるセンスはすごい。
| |