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電視の部屋

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#440 脚本チェック カブトボーグV×V39話(嘘w) 投稿者:ルイさん [2007/07/18_18:25]
♯39「墜落!?エアボーグ・ナイン・ナイン」

今最も熱い(一部で)脚本家、千葉克彦さんの脚本が楽しめるのは「カブトボーグ」だけ!!・・と書き出そうと思ってたんですが、検索したらカップ麺こと「FREEDOM」も手がけてるんだなあ・・・orz

今まさに生まれつつある伝説を目の当たりにできる喜びに、ワタクシの双眸からは熱い涙があふれ出るのを止められるものではありません。基本的にこの作品、「毎回最終回」などと言われて以来表現のハードルは上がり続けていて、徐々に忍び寄る「マンネリズム」との戦いでもあったんですね。ナナメ上に飛んでも「そこに飛ぶと思ってたぜ!」と言われてパンチ当てられるようなもので、単純に「激しくボケる」だけではなんとも思われなくなっている、脚本道場的側面も持っているわけです。白クマがチャージしてボーグバトルするなんてのは、ヤムチャが吹っ飛ばされるくらい驚きがないんですね。お祭の出店に「ボーグ釣り(ヨーヨーシステム)」があっても、既に海底でカブトボーグ養殖されていた(!)事を知っている我々の手は口は、ツッコミの為に動きはしないのですね。

そんな中、大和屋氏、浦沢氏といった超大物の名もある中で、1人『究極』をモノにし続けている男が1人・・そう、彼の名こそ「千葉克彦」氏。14話、17話、そしてこの39話。これらが千葉氏によるものだと知ったら、もう貴方も彼の名を忘れられないでしょう・・・え、観てない?違法手段でも見れ!(おいおい)


以下全部ネタバレw






前書きが長くなりましたってか、基本前書き自体がメインで中身紹介する気はそんなになかったりしますwしかし
・第一声(機内音声)「お客様の中に、ボーグバトラーの方はいらっしゃいませんか?」→沈黙→チーフ登場「お客様の中に最強のボーグバトラーの方はいらっしゃいませんか?」
→11人登場

とかもう、冒頭の時点で超脚本の予感プンプンですし、それに応える(LDさんマナーにあわせ、箇条がき)
・「今は”ジョニー・ザ・機内食はミートプリーズ”だ!」
(ちなみにジョニーは前回逮捕済みだ!でもそれは考えるな!)
・「昨今、顔を隠して乗せてくれるほど航空業界は甘くない!」
・待て、試合形式はこの場に相応しいものにしよう。エアチャージ3回!スカイハイエントリー!エアロオプションバトル!
・「小僧!さっき握手したろ!ちょいワルナイスミドルと呼んでもらおう!」
・「コンピュータに被害は出ないんですか!?」「私に聞いてはいけない!」
チャージ全開!同時エントリー!うおおおおお!!・・・チャージ・イン!!(×11)
(回と開の音を合わせてるのもポイントだ!)
・「天才だ!!!」
・「はい・・・ボーグバトルをするだけの、粗野で乱暴で馬鹿な人達だと」
・「アノ島ガソノデスバレーの総本山、秘密基地デース!」
・「行くぞ!」(終了)

次回カブトボーグ、『給食のおばさん!ビューティフル・ワンダフル・ストレンジャー』!!!

・・・さて箇条がきでは何もわからない事を前提に書いてますがw地味に高度な仕掛けがなされた回です。
まずこれまでの「超脚本」の数々から、普通に『墜落オチ』が切り捨てられなく、それによって緊張感が保たれている点。それが解決した途端即座に14話を想起させ、脚本家が自分をアピールする点w(そう考えると、途中の「先にいけ!メソッド」も14話的です)。そしてさらに、14話の「次回予告で終わらす」を予測した我々はEDテーマをワクテカして口ずさみつつ待ち、現れた次回予告では100%スルー・・と

カブトボーグである事、14話などをモノにした事を踏まえての仕掛けをしているんですね。これは凄い脚本です。ただの電波アニメという言葉で片付けるわけにはいきません。さあ、皆でカブトボーグを観ましょう!熱い魂だけあれば大丈夫です!

チャージ3回!途中からでもエントリー!フリーオプションバトル!うおおおお!(完)

#439 作画チェック:クレンラガン第14話 投稿者:LD [2007/07/17_02:58]

   
   

脚本:山口宏
画コンテ/演出:中山勝一
作監:久保田誓
原画:りょーちも、
鷲北恭太、夏目真吾、赤井俊文、沓名健一、山下清吾、松林唯人、杉江敏治、小島大和、山口智、雨宮哲、貞方希久子、渡辺敬介、西垣庄子、益山亮司、榎本花子、田中春香、長谷川ひとみ、後藤望、吉成曜、久保田誓、
松本憲生、石浜真史


現在、16話まで視聴しているのですが。まあ14話はすっげぇなあと思って観ていたら、15話はその上を行ってしまったといううかw…とはいえ1話の構成としては最強(?)の四天王・シトマンドラがAパートで死に、最後の四天王・グアームがBパートで死ぬというボリュームの高い話でかなりの「神回」だったと思います。作画も強烈で15話がこれを凌駕するとはこの時点ではちょっと思ってなかったです。(凌駕…と言いましたが好みは分かれるでしょうね)
スタッフロールの構成をみるとりょーちもさんがほとんどのパートを描いているように思えます。で、松本憲生さん、石浜真史さんがゲストで何か描いていると。調べるとBパートのニア登場から以降(ダイガンド逆転のあたり)は、ほとんどりょーちもさんのようです。ふ〜ん、個人的には援軍にかけつけたバチョーンの戦艦がダイガンドの発する暴風に煽られるシーンがえらい気合い入っているなあって感じで、あそこらへんがりょーちもさんだとすごく納得するのですが…情報からすると微妙ですねえ…。まあ何か妙に立体感もあってふらふら動いてすごいw…松本さんか吉成曜さんが描いたといっても驚かない感じかな?
で、その松本さんですが情報によると冒頭のシーンを描いたようです。これは納得……というか松本さんだとは分りませんでしたけど冒頭のシーンはとにかく凄腕の人が描いたんだろうと思いました。兄貴の墓を前にシモンが2、3歩あとずさりしてポケットに手を入れ振り返るシーンなんですが、その所作に全く無駄がない。ちょっと戦慄してました。
あとマントをはおったダイグレンが異様にカッコよくって惚れましたw…これは作画というか、画として出来過ぎなんで、多分、イメージボードかどっかにある絵なんじゃないかと思っています。16話のEDみるとありそうですよね。

#438 作画チェック:「ひとひら」第12話 投稿者:LD [2007/07/13_07:02]

   

脚本:笹野恵
画コンテ:西森章
演出:松本マサユキ
総作画監督:本橋秀之
作画監督・場面レイアウト:古田誠
原画:XEBEC M2、三浦かおる、大浪太、清水美友紀、渡辺政訓、古川信之、金田栄二、堤章江、大石武史、鍵山亜子


ちょっと、チェックを始める前に作品的な総括をすると、主役の麻井麦と、影の主役・一ノ瀬野乃というキャラは相当難しいキャラでそれが上手く組み上げられたか?というと疑問な面もあります。特に野乃先輩は物語を牽引する役目と共に、元々は麦のような(引込み思案な?)娘だったという設定を持っていて…いっそ昔と今に強烈なギャップを生んでギャグにしてしまう手もあると思うけどその手段はとられないせいもあって一ノ瀬野乃は表現の難易度の高いキャラになり、結果多少ひずみを残してしまっている。また、麦のような娘だったけれども根本的には麦と違うキャラのようで、そこで単純に麦とのシンメトリをとっていない難しさもあります。
この最終回で野乃先輩は「(美麗と)一緒に舞台に立ちたかった…」と泣くんですが、あれが元であり本来の野乃先輩のはずなんですよね…。でもやっぱりその描写は「あれ?」とつっかえてしまうwまた美麗先輩はそこらへん野乃の事は全部分かっている人なんで「…らしくもない」なんてセリフ入れたくないんはずなんですが、そういう事を言わないキャラでもないので、そこは美麗先輩によっかかって言わせてしまうw

そういうった難しさの要因はこのメインの二人が基本的に無口なキャラである部分が大きいと思うのですが、その無口な二人が卒業式のお別れの際にどんな話をするのかと言うと……こおおおいう事をするのかああ…というのが今回の画コンテの話でw
いや、もう監督自らが画コンテ切ってるんで、そこはもうこういう事をしたかったんだろうなあ…としか言いようがないのですが(汗)突然、違和感バリバリの感は免れ得ない気はします。「万感の想いを画的に表現したかった」に尽きるんでしょけどね。う〜ん、これが無いと山の見当たらない最終回になってしまうしなあ…どうなんだろう?
1クール通して舞台上では全部ああいう表現にしておいて、だから屋上の二人は物語の最後の舞台!!…という感じだとキレイだったかもしれません。

さて作画チェックですが、以前「かみちゃまかりん」で息ぴったりのダンスをするのは難しいみたいな話をしましたが、直後にその解法のようなカットを見てしまったので、何となく嬉しくなったりしましたw…二人の足の運びとかですね。細やかw誰が描いたんでしょう…?一連の描写全てに気合が入っているのは分かりましたが、特にそこは目を引きましたね。あと舞台上でスカート上げて御辞儀する先輩も地味によかったんですが、足のラインを観るとダンスの時と同じ人に思えます。

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