#88 雨宮という名の現象 投稿者:LD <2005/08/15 00:17>
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井汲 景太さんの書き込みで自分の「ルシオラ編」についての論評を久しぶりに読み返してみました。ちょっと感懐深かったです(笑) しかし、気が付くのはこの論評を書いた当時(1998年)の僕は主役ライン(美神×横島)が崩れてしまう事に随分ナーバスになっているのが分かります。これは多分、制作サイドも同じだったと思います。「ここまま行ってしまうと物語のメイン構造が壊れてしまうんだけど、いいのか?行くのか?行って済んだら無責任に見捨てないか?」というある種の心配が作者と読者の間にありました(?) んで、当時の僕は確かに「主役の構造破壊は物語破壊に同じ」という緊張感を持って「ルシオラ編」を見ていたのですが、今は大分感覚が違いますねえ〜。…汚れちまって(笑) 「すれば〜?“雨宮”すれば〜?つーか、さっさとすれ(…くちゃくちゃ!)」 …という感じですからね(汗)また、あっさり西野さんに行ってしまったジャンプ編集の方も緊張感がないっちゃ〜ないという気もします(笑) しかし今回のハイエナで何故か「GS美神(ルシオラ編)」と「ななか6/17」を読み返すという行動に出てしまったんですが…。 …つえぇええええ!?改めて、ルシオラつええええ!!特に「ワン・フロム・ザ・ハート!!」の回!おかしいもん!この回?ヤッたら消滅と知っていて横島の元に行くルシオラと、消滅させたくないから半殺しにしてでもルシオラを止めようとするベスパ!!フルパワー激突の中でぽんっと消滅の設定が投げ出されそれを知る横島!!…強過ぎ!! 雨宮もつえええええ!!七華じゃ全然相手にならんよ?!というか気がついたらほとんど雨宮さんの視点形式で物語が進んでるんですけど????! …げふんっ。まあ、やっぱり話を積んでキャラを最強レベルまで育てる事を怖れず。しかし主役が潰れてしまう事には危機意識をもって当り。最高点での凌駕を目指す。バトルマンガに置き換えれば簡単な話なんですが「主人公が勝てるかどうか分からない」という理由で最強の敵を生み出す発想を躊躇するべきではないんですね(笑)結果が上手くいくかどうかは分からないけど、最高点を目指して描かれれば、それは読者にも伝わるし…燃えます! そこから考えると東城はまだまだ全然ピンチじゃないし全然逆転の目はあった。彼女は美神さんほど強力無比な敵に会ってはいませんし、七華ほど追い詰められてもいません(笑)むしろやれる手を全部使えば物語は逆転していたと思うんですけどね…。やっぱり時間切れだったのかなあという気はします。 |
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