娯楽のハイエナ

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#140 Re:宮崎吾朗のゲド戦記
投稿者:おかそん <2006/08/20 10:02>
<<<親記事]
 チャットに参加できず、すみませんでした(笑)。
後出しジャンケンみたいで気が引けるんですが、突っ込んだ感想をば。

まず、大筋のストーリーを簡単に見てみると、
父を刺して家を飛び出した。しばらく留守にしておいてその結果が、家へ戻ってきて
「反省します、ごめんなさい。彼女(テルー)連れてきちゃいました。」
…だとしたら、どうフォローしてもいい結果が想像できない(笑)。
家族との和解は、まずありえない。本当の物語は映画の終わった後に
語られるんですかと言いたくなってしまう(笑)。

あの雰囲気を感じられれば良いではないか。
という見方も決して悪くはありません。そういう意味合いで作られていれば
私も賞賛します。が、この映画は冒頭で父親を刺しています。
ましてや国王であるならば、国家に対しての反逆。こんな大きなきっかけを
用意したのであれば、製作者はきちんと調理する義務があると私は考えます。
風景画ではなくて、物語を組み立てるべきということですね。


 映画を見ていて一番違和感を感じたのがですね、
会話シーンに気持ちが乗ってこないんですよ。
例えば「命を大切にしない奴は大嫌いだ!」とか言われたときに
アレン君だったらこう言い返すだろうな、ってのが出来ていない。
全編を通してそれがしっくりこないのです。ですから観客は引いてしまう。
映画を見ながら、ずっと不思議でしょうがなかったですね。
結果、脚本やキャラクターの作り込みが甘いと感じるわけです。

これは私の見解ですけれども、アレン君は世間知らずのドラ息子、不良息子。
わがままで父に刃を向けて家を飛び出したんですから、外の世界へ出て
恥をかいて、泣いて笑って世間の厳しさを知る。自分は父に向かって
刃を向けた。何て事をしたんだろうと観客も一緒に共感できればですね、
よい評価が増えたと思います。
あとは宮崎2世監督、ジブリ作品といううたい文句、電通の広告力の相乗効果で
売り上げは右肩上がり間違いなしだったんですが(笑)。


 結論。 商売なんですから。
宮崎2世は建築家です。映画なんて作れないのが当たり前。
「だったらなぜ他のプロの人々が宮崎2世をフォローしなかったの?」
というのが率直な思いでした。低い評価が定着してしまえば
ヘタすると大赤字、次の作品にも影響が出ちゃいますよ。

これならですねえ、もっとテルーがロリコンタッチでパンチラで
お風呂のシーンがあってメイド服着て(それはないか)
「なんでテルーだけ作画に力が入っているの!」
の方がまだ面白くて良かったのに!

そんなことで、みんなジブリを応援しよう!
  • ゴロ戦記 投稿者:LD <2006/08/23 03:56>