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#236 西野は本当に螺旋戦士か?
投稿者:LD <2008/06/24 01:45>
<<<親記事]
お待たせしました。レスを返させてもらいます。

【西野は何故勝利したか?】http://www.websphinx.net/manken/hyen/hyen0087.html

まず、僕の基本的なスタンスは(↑)上のレスの通りです。だいぶ、時間も経っているのですが、そう大きくは感想は変わっていませんね。(まあ、西野にしても、東城にしても、細かいアクションの見落としはあるなあ…とは思いすが)
文章を読ませてもらうと井汲さんと「いちご」の展開について「評価」はそれほど違わないと想います。ただ「感想」が違うんでしょうね。

> [1] 西野は本当に北島マヤか?

元々のプロットは変わっていないはずなのに、見る角度によってヒロインが変わってしまう……というような荒技を北島マヤはよくやっていたので、それに擬えて見ましたw…「っきぃいいいい!!あたしが主役のはずなのにぃぃいい!!!」by東城役の女優って描写を重ねようとしたので、あまり西野さんの中の人の演技力に言及したものではないんですね。
…言及したものではないんですが、ワンシーン、ワンシーンの西野さんの「演技(?)」はそんなに悪いものではなかったと思います。ただ、シーンとシーンの繋がりが悪いから、チグハクになってしまう。それはやはりシナリオの問題なんだと思います。
今、シナリオの問題と書きましたが……ここからが本題なんですが、つまりこの話って「西野は(「天元突破!雨宮ゆり子」にある)螺旋戦士に足るヒロインか?」って事ですよね。

■西野つかさは螺旋戦士か?

その上で井汲さんは、西野さんが螺旋戦士に足りない理由を次々に列挙されていて(…というか基本、上位ヒロインに戦いを挑めば全て螺旋戦士だよな?強い螺旋戦士かどうかはともかくとして…)僕も細かなところはともかく事象自体には概ね反論はありません。
…ただ、そころ踏まえた上で言うと、正直あまり真っ当に西野さんの拙い部分を指摘して行くのはキツイものがあります。それは最初のプロット(序列)に逆らうのが螺旋戦士の本義だからで、これを覆せば物語がある程度ガタガタになるのはある種、必然なんですよね。

故にそれを壊さないために「序列のルール」が存在するんです。本当は。「雨宮」の論評では僕はそれを目の敵にいたわけですけどw…で、その力学を僕は覆せるという話をしているんだけど、初期プロットを崩して、しかも初期プロットのために積まれた演出を内包しつつ、途中から生まれた別のプロットを瑕疵無く再構成しないと「雨宮」ではないのなら、雨宮ゆり子でさえ「雨宮」ではなくなってしまうでしょう。
まあ、要するに「大目に見たいなあ…」って事ですが(汗)大目に見れば大体において「辻褄は合っている」と言えると思うんですよね(汗)かつて制作側は、井汲さんが指摘するような真っ当な批判が見えるから、強固な「序列のルール」が存在したワケで「雨宮」や「西野」の物語というのはそのロジックの逆説として存在しているもので、真っ当な説にのみ拠ると、その物語は見えなくなってしまうんですよね。

…それににしたってこれは酷いんじゃないか?って指摘があるとすれば、けっこう河下先生の構成力やネーム力に関わってくる問題じゃないかと思います(汗)それについては僕自身も「西野は何故勝利したか?」において、西野さんのヒロインキャラとしての拙さは指摘しています。

> はっきり言うと連載開始当初、西野さんはラブコメヒロインとしてはドライな印象で面白味がなく、とうてい東城の相手になると思えなかったキャラでした。
> 真中の懸垂に大笑いしてOKした彼女は、次に真中が悩みに悩み抜いて別れ話を持ち出しても「あ、そう?」で別れてしまうキャラに見えたのです。(当初は)それが問題だった。

そして戻ってきた西野さんは、僕は西野さん自身が力をつけたようには僕は書いていません。あくまで、もう一度彼女を参戦させるための「ご都合主義(運命)」の加護を受けて、彼女は捲土重来を果たすんですね。後から見れば、それがこの物語の趨勢を決めたという事になります。僕が書いた西野さんの得た「渡り合う力」ってのは正にこの「ご都合主義(運命)」の事です。
これは井汲さんの「西野は何かをしたワケではない!ただタナボタの勝ちを拾っただけだ!」という主張とそのまま一致すると思います。

僕の見解としてはそんな感じです。細かな差違はあるでしょうけど事実認識や評価は概ね近いと思います。ただ「感想」が違う。拙いところは拙いと認識するとしても、あんまりそこばかり締め上げちゃうと「西野の物語」が見えなくなってしまうなあ、それはちょっと楽しくないなあ、というその「感想」が違うんでしょうね。
螺旋戦士なんて儚いものなんですよ…w二百三高地か?ハンバーガーヒルか?っていう死屍累々の戦史の中で、ようやく手に入れた「逆転」の物語も「不格好」の誹りは免れない。それ故、完璧とは言えないまでもかなり美しい物語を描いた「雨宮」が、あの時期に在るという事には、何か感じ入ってしまうものがあるんですけどねw

ただ、今回、気づいたのは西野さんは「天元突破!雨宮」で挙げた他の螺旋戦士「杉村」や「ルシオラ」、「雨宮」と違い、「退場」というイベントを一旦踏んで入るんだけど、彼女の退場はキャラが強過ぎたから退場したのではなく、逆にキャラが弱いから退場したという、そこから再登場し肉迫する、展開としてはかなり稀有なヒロインだという事。
それから読み直してみて「西野さんの退場は思いの外、短く、かつ段階を経ている」事。これは西野さんと真中が付き合っているままの状態で高校進学し、入学式からしばらくの間、別の学校に行った西野さんは出てこないんですよね。(その間にさつきが登場するワケですが)そして、しばらくしてから西野さんと真中は再会して、その後程なく別れている。……で、そこから大して離れていない10週後くらいには、また再登場するんですねw関わりは低いんですがw
…ここらへん、ちょっと時間を見て再検証したいなとも思っています。それで何か思うところがあれば、また何か書くかもしれませんw
  • Re:西野は本当に螺旋戦士か? 投稿者:井汲 景太 <2008/06/26 02:52>