#327 Re:西念さん 投稿者:LD [2009/10/07 04:18]
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こんにちは、西念さん。お返事遅れまして本当すみません。 「るくるく」の謎は、謎と言ってもかなり隙間が多くってそこに対して様々な解釈を加えて行ける状態ではあるんですよね(汗)それで僕としては、もう少し詰めた所…というか確かな所を掴んだ話をしたかったのですが、しばらく考えてみたのですが、なかなか僕も最初に述べた以上は詰まってこないんですよね(汗) >そう考えた地獄の王(作中登場せず)と神は「再び人間が以前のような神・悪魔を純粋に信じる世界を復活させることは可能か」というシミュレートの場として「るくるく」の仮想世界 ただ、ちょっと僕としては神がまだ存在している上で、(悪魔と結託して?)世界の再生を試みた…という読み方はしっくりこない所があります。どんな形にせよ神の意志において世界が再生を目指すなら(たとえ騙されたと分っても)天使たちの信念に揺らぎは無いと思うし、またヨフィエルの言う「聞いたら後戻りできない事実」という感じもしないからです。僕の思考が硬化しているのかもしれませんが、ミカエルにまで動揺があるという状態は「神が不在」となった時ぐらい、という考え方が一番しっくり来るんですよね。 逆に神が六文…かどうかは後回しにするとしてもミカエル、ヨフィエルの“あせり”は自分たちの上に神が居ないからこそ…と考えると僕は腑に落ちてくるんです。彼らは神に利用される事、騙される事はなんとも思わないしむしろ使ってくれるなら、至上の喜びとさえ感じる。しかし、神に“捨てられる事”はこの上なく恐れている…という感じでしょうか?…騙されると捨てられるの違いって微妙な話ではあるんですが、でも、そんな感じかなあと。 #87のるくとミカエルの会話で「何をあせっている、いや恐れていると言った方が正しいか」と言うるくに対してミカエルは… 「何を言う!神を頂く我らに何を恐れる事が…」 …で言葉を詰らせて沈黙するんですよね。これ多分「神を頂けてない」からだと思うんですよ。神さえいれば恐れるものはない彼らは、神がいなくなれば全てが恐ろしい。騙されたり、仲間はずれにされている程度なら「神の御心のままに…」とミカエルは動じなく思えます。いや、動じるよ…って言う事もできるんですが(汗)しかし、どうも騙されてる程度では天使たちの“絶望”が中途半端なものに思えてしまう。…彼らが文句なくフルゲージでどん底の底に叩き落とされる事は何か?…これはより劇的なる事は何か?という問いではあるんですが、そういう考えを突き詰めれば「神の不在」に行き着くような気がします。 >ヨフィエルが止めに入ったのは「自らを正当化するために一方的に罰を与えたり破壊したりすることは、例え神の名の元においても最早してはいけない。 う〜ん。僕はヨフィエルは最後まで、神の御名があれば嬉々として天罰を下したように思えます。その神がいないから中立っぽく振る舞わざるを得なかったと思うんですよね。 #89でヨフィエルの言う「(天界には)何も無かったんだよ」はそのままひねりなく「読め」ば神の不在を指しているように思えますし、ここはそんなに、ひねった別の解釈を持たなくてもいいかな?と思っています。ただ、それじゃ神=六文か?というと、こっちの「読み」には穴があって、なかなか合わせ込んで行くのが難しいという感じです。 神が不在ならその神は何処に居る?→六文の中にいるんだ!だから天使たちは焦っているんだ!→ほら!最終話でミカエルは六文(神)を取り戻そうとしている!→という「読み」ではあるんですけどね。穴(自分でしっくり来ていない部分)も相当あります。 >今の世界と六文はるくが作り出したものであると認めた 実は、世界と六文はるくは作ったものかどうかはまだはっきりしていないと思っています。るくが#86で認めたのは「六文の家を作った(まあ、周りの空間まで含めていいようには思います)事」と「六文と六文の親父が本物じゃない」事までです。それ以外はあくまで(るくの真意を掴みかねている)ミカエルの戯れ言だったり「私がこの世界を創…」で止められていたりします。「創った」とは限らないw「創ろうとした」かもしれないw >傲慢の罪を負うもの」=「ルシフェル」 一応、登場悪魔と7つの大罪を符合させてみました。 ルシファー(傲慢) … るくは レヴィアタン(嫉妬) … レヴィ サタン(憤怒) … タン ベルフェゴール(怠惰) … ベル マモン(強欲) ベルゼブブ(暴食) … ブブ アスモデウス(色欲) …となります。マモンとアスモデウスが空席となりますが……ちょっと直感で言うと「色欲」のアスモデウスはペロ(るくははペルと言い間違えた)じゃないかと思うんですよね………なんでかって言うと彼女、エロいからです!(`・ω・´)ゞ では、マモンは…登場頻度から考えるとイナゴのドンちゃん(アバドンの事)でもいいのかもしれませんが、まあ、アバドンとマモンは別の悪魔ですし………実は、ちょっと僕は六文の父親を演じている黒猫がマモンではないか?と思ったりもしています。突拍子もない話ですが、少なくとも六文の本当の父親(家族)は全く別の所に在る事は分っていますよね。…そうするとあの黒猫は単にるくはが作ったものなの?……とか考えると段々悪魔の一人じゃないかという考えが生まれて来ました。 まあ、正直「るくるく」の謎は隙間が大きすぎて、どうとでも埋め方があるようなものに思えます。kichiさんのように単に六文が好きだから、六文と一緒にいられる世界にしたという話もありますしね。しかし、何かもう少し散りばめられた謎が一本線で通るような解釈があるんじゃないかと言う気もするんですよね。少なくともあさり先生の頭の中には一本筋でありそうとwそこらへんを色々考えてしまいますね。 |
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