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#243 ダメエンド対決覚え書き・D.C.II対いちご100%
投稿者:井汲 景太 Ml Hp [2008/07/17 02:05]
今「キミキス」を見ている途中ですが…ちょっと「ダメエンド」比較検証の一巻として、LD さんルイさんに勧められて見た「D.C.II」と比較して、私が「いちご」のどういう点がダメであると思っているのか、を提示しておこうと思います。「キミキス」を見終わったら、改めて3作まとめて論じる…かもしれないし、かもしれなくないかもしれない(どっちだよ(笑))。

まず、先日のチャットで、「D.C.II」が話題に上った部分を抜粋しておきます。

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LD >> いや「キミキス」はそんなに、こう、自分としては騒ぐつもりもなくって、
で井汲さんの「DCU」の感想がわりと淡々としてたので「ああ、僕がココに異様に入
れあげていただけかあ…」という事が分ったのは収穫でしたw [07/12_05:14]
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井汲 >> ああ、DCIIは、もうちょっとオーバーに書いた方が私の実感に近いかも→
[07/12_05:16]
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井汲 >> →確かに、「なぜ製作者側がロボ子で締める必要があると思ったのか、その
理由が全然わからない」という点にかけては「いちご」すら上回る不可解さはあります
ね。 [07/12_05:17]
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ルイ >> しかも、清々しいw>締め なんか、ムリヤリ巻いたような感じじゃないw
[07/12_05:18]
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井汲 >> そう、清々しい(笑)。なぜなんだ〜!(笑) [07/12_05:18]
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LD >> そうw…なんか制作者から「…どや?ええ話やろ?」って自身満々の声が聞
こえて来そうなし終幕だったw>ロボ子END [07/12_05:20]
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ルイ >> あの最終回の気持ちよさは、とりあえず乗っかりたくなるますよね。
[07/12_05:20]
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ルイ >> 良かったね、ロボ子・・・(優しい目)。・・・・・・・・・・・。・・・
・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・!?エーーー!?!?!?!
[07/12_05:20]
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ルイ >> それがDC2SSの終盤、何故かそれなりにわかった気分になれてしまう不
思議。 [07/12_05:21]
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LD >> いや、「SS」の高垣さんを観ていえる事はひとつ。一見、どうでもよさそ
うに見えたココの物語は………本当にどうでもよかったのさ!!レベル的には茅原子と
かと同じレベル。 [07/12_05:24]
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井汲 >> DCIISS は、公式サイトでざっとあらすじを読んだくらいなんですが…そっ
ちを見てやっと、第1期でロボ子に看板が落っこちてきたときに、「どうみても超常の
力がはたらいたとしか思えないようなネジの外れ方をしていた」ことの事情がわかりま
した。 [07/12_05:25]
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ルイ >> うん、どうでもよかったんですよw一話でヒイた事からも、大構成的にメイ
ンにしか見えないのにw [07/12_05:25]
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ルイ >> >正しくは、一話の告白、ね(ココ [07/12_05:26]
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ルイ >> おおう、あれ歪みか>ネジ [07/12_05:26]
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LD >> しかし、あっこまで積んだココの物語がどうでもいいという事は、その反射
で、オト姉もあんだけ積んでいてもどうでもいい可能性があるのだ!だから決着がつか
ないのだ!「DCU」とはそういう深〜い物語の連続だったんだよ〜!!!!!(←や
けくそな暴走をしている) [07/12_05:27]
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井汲 >> >本当にどうでもよかったヒド過ぎる話だ(笑)。 [07/12_05:27]
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ルイ >> いや、志村、修学旅行修学旅行w帰宅理由w>反射 [07/12_05:27]
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井汲 >> いや、1期ってほんと、最後まで見てもあやひ子ってただの「しゃべる背景」
の域を一歩も出てなかったですよね!?SSで「積む」と聞かされて「えええええエエエ
ー!?!?!?」でした(笑)。 [07/12_05:28]
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ルイ >> あれ、途中でヨシユキ君がついにイニシアチブをとって「待ってくれ、ココ!
オレはやっと気付いたんだ!」っていう展開を夢想してみていると、数倍にはねあがり
ますよね。何が?いや、そこはぼかしてw [07/12_05:28]
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LD >> いや、ココのあの積み上げがどうでもよかったんですよ!そんな…修学…帰
宅理由なんて理由になんねえよ!!!(←ダメだ暴走している) [07/12_05:29]
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井汲 >> 「あのネジ、なんであんな不自然な外れ方しとるん?」というのが最後まで
何の意味も持ってない話になってて、そこも「???」でしたよ。公式サイト見るまで
(笑)。 [07/12_05:30]
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ルイ >> SS観てないと、文字通り理由になんないんですよねwお前はその無闇矢鱈
な優しさを、何故ココに向けない、とw・・・で、僕はその理由が「身近すぎてずっと
気付かなかったんだ・・・!」になるものだとばかり、ずっと夢見ていたw>ココ
[07/12_05:30]
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ルイ >> そしたら、ヒロユキ、ココにはノンフォローのまま押し切ったw
[07/12_05:31]
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ルイ >> あーまかせっ!がSSで一秒も出ないってのもいいなあ(笑)←何が?
[07/12_05:32]
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LD >> 何でもいいんですけどね。ヨシユキが一言、ただ一言声をかければ、ココは
許す気満々なはずなんですけどね。自分で気づいてないだけで。…それが、かけない。
天枷が気になって…!そりゃ、もう分かれるしかないね!ああ!ああ!よかったね辻褄
があってて!!(`・ω・´) [07/12_05:33]
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ルイ >> それなのにSSの一話では、何か不思議な軟着陸しましたけどね。ココを躍
らせてハーレム構造を維持したいらしい。で、ボーカル子ちゃんやあーまかせっ!は、
召還獣ココによってふっとばされた人達。 [07/12_05:34]
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LD >> そう、そこまでしてココの株を奪った天枷がびくりとも出ないw…まああい
つは記憶が保持されそうだしw [07/12_05:34]
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井汲 >> 一秒も出ないんかい!(笑)あのロボ子が、「ロボット」である必然性がほ
とんどない話である所もひどいなあ。「かなり気難しい女の子が、みなと打ち解けられ
るまでの物語」でもほとんど問題ないじゃん。 [07/12_05:34]
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ルイ >> それはほら、和菓子にもつっこんであげてw>必然性 [07/12_05:35]
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ルイ >> あまかせはバナナを食わないとダメ。魔法は和菓子。・・・ただでさえ必然
性のない要素たちなのに、それらもかみあわねぇ〜ww [07/12_05:35]
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井汲 >> ああ、確かに(笑)。あの和菓子、1話冒頭以外にまったく使い道がなかっ
たですねえ…。 [07/12_05:35]
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LD >> 和菓子が一番わけわかんねえよ……orz 深い、深いよ…「DC世界」!!
[07/12_05:36]
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ルイ >> ・・・でも、ですよ。DC2SS観ると、絶対パァァと拓けるものがあるん
ですよ。解脱じみたものを得られるというかw [07/12_05:37]
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井汲 >> 確かに、ココが不憫であることは論を待ちませんね。ココに落ち度がまった
くない所がまたやるせなさをいや増す。 [07/12_05:37]
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ルイ >> いやあ、雪山の回で、絶対和菓子は出ると思ったんだけどねえ〜w
[07/12_05:37]
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LD >> ´_ゝ`)そこは合意。 >解脱じみたもの [07/12_05:37]
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井汲 >> 何か、ヤな脂汗が迸りそうな解脱ですね(笑)。 [07/12_05:38]
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ルイ >> で、解脱してすっごい気持ちいい一方で「いや待て自分、この気持ちよさに
任せて、DC2を肯定しすぎるなよ?」みたいな自制も働くというか・・・w
[07/12_05:38]
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LD >> ココに落ち度が全く無いでしょ。そして、たった一声かければ関係は修復さ
れるでしょ。…でも、かけない!w [07/12_05:38]
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ルイ >> つか、関係修復される為の長い積み上げにしか見えなかったんだけど、あれ
はいずみのさん的に言えば逆フラグだったんですねえ・・・どこが真フラグだよ!w
[07/12_05:39]
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井汲 >> 「でも、かけない!」そう!で、あれよあれよと思ってる間にロボ子の話に
なっていく、あの置いてきぼり感(笑)。 [07/12_05:40]
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ルイ >> 実際SSを観ると、無印の「意味」だけはイヤになるくらいわかっちゃうん
ですよね。でも、意味がわかる事と、中身の評価はイコールじゃないw [07/12_05:41]
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LD >> 和菓子だの、天枷だの、桜の精だの、魔法使いだの、いまいち物語に絡まな
い、必然性のあまり感じられない超設定の数々が、逆に、オト姉のピュアな心象をシン
プルに伝えているのですよ?(←ホントか!!) [07/12_05:41]
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ルイ >> そういえば、オトねえも和菓子でしたよね、確か。・・・でてこねぇーw
[07/12_05:41]
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LD >> 予知夢とかもあったなw [07/12_05:42]
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ルイ >> 初音島のファンタジー磁場を維持することに機能していて、それがSSの最
終回オチへの納得力に繋がっているかもしれない!>和菓子だの〜 ※とってつけの割
には案外いい感じw [07/12_05:42]
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井汲 >> 「予知夢」は確か、第1期には出てこなかったはず(笑)。 [07/12_05:42]
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ルイ >> いや、一期にもこそこそと陰は落としている、はずw [07/12_05:43]
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井汲 >> SSのあらすじ読んで、「予知夢!?なにそれ〜!?!?」状態でした(笑)。
[07/12_05:43]
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ルイ >> 志村、第1話を思い出すんだ。 [07/12_05:43]
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LD >> 和菓子の意味が分からん…orz ルイさんは以前、心の優しさが見えるとか解
釈を入れていましたけど、なんかもう凄い暗喩なのかもしれませんね。 [07/12_05:43]
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ルイ >> あれが和菓子なのはですねえ〜・・・夏目漱石が西洋をどんなに取り入れて
も、日本である事を忘れるなと。それへの共感なんですね(ねえよ [07/12_05:44]
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LD >> まあ、なあ。あのゆるい設定の数々が、妙に最後にヨシユキが戻ってくる展
開を許容している事はあるかもしれない。 [07/12_05:44]
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井汲 >> 第1話にありましたか…。もう思い出せないや。すみません。 [07/12_05:44]
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ルイ >> 最初にココが告白する夢見てませんでしたっけ。>大一話 [07/12_05:45]
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ルイ >> だってこんなファンタジー世界だもんよ、と言い切る強さですね。>最終回
オチ [07/12_05:46]
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井汲 >> ああ、「他人の夢を強制的に見させられる能力」ですね。そう言えば「予知
夢」でもあったのか。 [07/12_05:46]
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ルイ >> でも、さくらさんは死ねとw長年生きたさくらさんはともかく、お爺ちゃん
も死ねとw [07/12_05:46]
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井汲 >> 「予知夢」自身は、堀江子の能力でしたよね?私の記憶が確かなら。とする
と、第1話の最初は、堀江子の夢を、ヨシユキが見させられていた、ということか。
[07/12_05:47]
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LD >> だって、DCUの時はあの姉妹、ビクリとも動かないじゃないですか。「SS
」になって妙に動き始めて、それはそれで、その時点で工工エエエエ('Д`)エエエエ工
工でしたよ。 [07/12_05:47]
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ルイ >> そうです。無駄にしっかりしてますね〜w>予知夢をみせられた
[07/12_05:47]
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ルイ >> 逆にココがセリフ1つあるのが事件ってくらい動かなくなっていくw特にあ
の「風邪」は、序列のルールというものを説明するときの見本になるくらいでしたよね。
[07/12_05:48]
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LD >> そう、チョーさんは死ねと。田村も死ねと。 [07/12_05:48]
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井汲 >> >ビクリとも動かないそう。私も書いたけど、姉の方はやっぱり「喋る背景」
でしかなくて、妹の方がまだしもヨシユキに執着心を見せていた。 [07/12_05:49]
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ルイ >> 田村さくらさんは、何か、わかるんですよ。ずっと生きてきたわけだし、桜
に色々やってもらったしで。いいヒキ時かなくらいで。・・・チョーさんはなんなんで
しょうねw [07/12_05:49]
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LD >> そんなところだけしっかりしていても意味わかんねえよ……orz 実際、その
予知夢の意味が利くのは実質、最終回だけじゃないか。 [07/12_05:49]
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ルイ >> でも、修学旅行から帰るきっかけはおねえちゃんだよー。 [07/12_05:49]
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ルイ >> 一応妹のツンツンの謎も、SSの最終回でわかるよ! [07/12_05:51]
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LD >> そう。あんだけ、ぼろっぼろに涙流して、取り乱して、引き止めて、戻って
きて欲しいと願ったのに、オト姉、別にヨシユキと添い遂げたいとは思っていないんで
すよw妹が欲しいならあげちゃうくらいの勢いでw…でも、まあそれはそうかなと、そ
こは妙に納得w [07/12_05:51]
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ルイ >> ・・ちょっと、どうしてもバカにする方向になっちゃって。実際バカにして
るんだけどw DC2とDC2SSの関係性は、かなり重要なサンプルケースだとも思っ
ています。 [07/12_05:52]
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LD >> 「無印」の時点では茅原子に示した優しさと区別つきませんw>修学旅行か
ら帰る [07/12_05:52]
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ルイ >> 姉ちゃんは、自分とヨシユキの距離が保たれていればそれ以上何一つ望んで
ないですね。 [07/12_05:52]
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井汲 >> >きっかけはおねえちゃんそう、それだもんだから、「ああ、これでヨシユ
キにとってどれほどお姉ちゃんが大切なのか、また、お姉ちゃんにとってヨシユキがど
れほど大切なのか」への踏み込みがあるんだな、と期待していたら………すっげえ肩透
かし(笑)。かんべんしてくれ〜〜〜!(笑) [07/12_05:53]
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LD >> …でも、たぶ〜ん、戻ってきた時点でヨシユキの心は決まっている。そこは
もう、そう思わないとやってらんない気分になるしw [07/12_05:53]
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ルイ >> 一期には何にもないですねえ>大切なのか だからLDさんが言ったように
「とにかくココ以外にすっげえ優しい」という心象しか形成されないw [07/12_05:53]
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ルイ >> 普通に考えて、一心同体を男女両方が口にするってのは「圧倒的」ですよね。
競争になんてならないレベル。 [07/12_05:54]
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井汲 >> >茅原子に示した優しさと区別つきませんまったくだなあ…。茅原子の存在
意義も、要するに原作ゲームに出ていた(と思い込んでるけど違ったらどうしよう)か
ら、以上のものは何一つないですね。 [07/12_05:54]
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ルイ >> 嗚呼、それでいいんじゃないかな?>原作ゲームに出ていたから そこにた
どり着けると、SSの開眼まであと少しですねw [07/12_05:55]
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LD >> 打算的に「釣った魚に餌はやらない」と嫌な奴の描写があればいいんですが、
そのナチュラルに爽やかにココだけスルーの姿勢はなに?ってw [07/12_05:55]
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井汲 >> >戻って来た時点で心は決まってるうーん、何か、曖昧な記憶では、夕焼け
の坂道でのココとのシーンではとてもそうは思えない雰囲気だったような…。
[07/12_05:56]
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ルイ >> 絶対灯台下暗しで落とせば綺麗な話になったと思うんだけどなあ〜w最終回、
ヒロユキが桜の下にココ呼んでさあ〜w [07/12_05:56]
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LD >> 「SS」の最初のエピが岡嶋子に優しくする話なんですが「おま!!その優
しさの千分の一でもココに振り向けていれば……!!」って血管切れそうになりました
もんw [07/12_05:57]
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ルイ >> 僕もそう思うw>夕焼けの坂道 [07/12_05:57]
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ルイ >> 岡嶋子の場合、先生に言われたとはいえ、家に送る→お粥とか作り出すw
ココの場合 風邪→・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・終   了
[07/12_05:58]
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LD >> あ、ごめんなさいい。戻ってきた時にヨシユキの心は〜の話は「SS」です
ね。そして決まっている心はオト姉のものです(`・ω・´) [07/12_05:58]
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LD >> ギャー!!!!>終了 [07/12_05:59]
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ルイ >> でも、「原作ゲームに出ていたから」に気付けたのはいいよー、凄くいいで
すよーw [07/12_05:59]
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ここでは、「D.C.II」のヒドさ・おかしさのポイントを、暫定的に次の3つに分類してみます。
[1] 配置したものが効いていない(不必要なものの存在・余計さに焦点が当たる)
[2] 「フリ」に対する「オチ」の欠如(あるべきものの不存在・足りなさに焦点が当たる)
[3] 製作者側の思惑の不可解さ

[1] は、「和菓子」や「予知夢」「ロボット」「ネジ」辺りの話ですね。[2] がメインで、「ココの積み上げがまったく放棄されてしまった」「あれよあれよと思ってる間にロボ子の話になっていく置いてきぼり感」「ナチュラルに爽やかにココだけスルーの姿勢はなに?」辺りの話になります(この[1][2]というのは、本来あまりはっきりと線を引けない所だと思います(「一体あのココの積み上げは何だったのだ?」という疑問は、「まったく無駄に思える」という話にも、「期待させといてこのスカしは不出来だ」という話にもつながりうるので)。ここでの分類は便宜的なものと思ってください)。
[3] は「なぜああいう破綻が起きてしまったのか全然解らない」という部分で、これは作品単体の評価と言うよりも、[1][2]を受けた結果としての「不可解な印象」を述べたものですね。したがって作品の評価に直接関わるのは[1][2]で、[3]はちょっと別の話になります。

以下、[1][2]について、「D.C.II がヒドいことはもちろんだが、いちごだってそれにかけちゃあまったく劣らない」という主張を、事例を挙げて立証することを試みてみます。

[1] 不必要なものの存在
いちごで言うと、天地や向井、そして日暮の存在意義がほとんどなくなってしまったことがそれに当たるでしょうか。それから、一度「戦線離脱」したはずの北大路を、わざわざ再参戦させたことの意味も、終わってみればまったく出ていません(笑)。最後の文化祭前に、天地と北大路が「引っ掻き回すゾ!」と意気投合していたりするのですが、たぶん自転車操業的に行き当たりばったりにネーム切ってた桃栗先生のネーム力の低さ(笑)のおかげで、結局どちらも本編にほとんどかすりすらしていなかったりするんですね。
向井も西野とはまったく接点がないため、終盤では作者が「お荷物」として持て余していた様子がかなりはっきりしています。
始まる前に話数がきっちり決まっていて、シリーズ構成を終えてから作り始める1クールアニメとは事情が全然違うので一概には言えませんが、まあ描かれたものの形だけ見比べるなら、いちごだって D.C.II に劣らず相当のものですね。最終話でも天地・向井・そして唯までもが切り捨てられ(天地に至っては卒業式でも出番ゼロ)、「一体こいつらって何のためにいたの?」という不可解な疑問を読者の胸に残すことになりました。

[2] に行く前に、先に [3] を片付けておきます。

[3] 製作者側の思惑の不可解さ
これははっきりと D.C.II の方が上でしょうか(笑)。いちごの方は、「なぜ、西野とくっつける必要があると、作者サイドが考えたのか?」という理由そのものはいくつか思い当たります。「西野の方が人気キャラだったから、読者にウケを取るため」「これまでの東城への思い入れの篭った描写の結果、東城が諦める話の方がハマる、と作者が思ったから」「後で東城に逆転させるつもりで西野の方に大きく傾ける話にしたけど、やり過ぎてしまって結局逆転に失敗してしまった」など、どれが正しいかまではわかりませんが、もっともらしい理由を挙げること自体は難しくありません。

一方 D.C.II の方は、なぜ製作者側がロボ子こと美夏で締める必要があると思ったのか、その理由は全然わからない(笑)。そして、上のチャットでも出ている「やり切った!という感じの清々しさ」が見る側の混乱に拍車をかけます(笑)。

[2] フリに対するオチの欠如
さて、ここは、以前チャットで書いといたことを加筆修正した上で残しておくことにします………

まず第1に、「いちご」の終盤前半の流れを振り返ってみると、
(1)西野、懸垂返しで告白
(2)真中、東城に彼氏ができたと誤解
(3)真中、西野と偶然出会い、交際受諾
(4)真中、東城の件は誤解と知る
(5)東城本気告白
(6)真中、それを拒絶
という流れになります。さて、この間に積まれている複数の「ヒキ」を列挙しますよ。

A. (2)→(3)という流れによって、“「東城がダメになった」と思い込んでいた所に「もっと甘えてよ」とか「ヒトってどこかに逃げ場がないと…」みたいな耳ざわりのいい優しさが丁度いいタイミングで差し出されて、「東城がダメだから、もう西野『で』いいや」と逃げた”という構図が読者にははっきり見えてしまいます。

真中が外村の追求に対して否定しているにもかかわらず、事実上そう言ったも同然、ということがありありと見てとれてしまうのは、状況的に、“手近なところで手を打っておこう。相手はいいって言ってくれてるんだし、こんなおいしい話はない”という打算が、少なくとも無意識のうちには働いたとしか思えないからですね。この場での西野は「東城の代用品」、「東城の予備」扱いをされていたに過ぎません。

B. (3)→(4)の期間、真中は「東城に彼氏がいる『らしい』という疑惑」をあいまいな状況証拠だけで信じ込んでしまい、ちゃんと事実確認をする気がなくなっています。これまでの連載で「東城が自分にとってどれほど特別な存在であるか」がさんざん繰り返されてきた上、この期間は作中時間では1ヶ月半ほどあり、かなり長くこの状態が続いていることは極めて説得力に乏しく、だいぶ無理矢理維持されていると言えるでしょう。

C. (3)→(4)の過程で「北大路や向井に対して、西野とのことをちゃんと告げなくちゃいけない」という大事なことが真中の頭に思い浮かばなかった、という描写が挟まれます。これは、真中の西野に対する向きあい方が極めていい加減だった、という意味を持ちます。

以上 A.B.C. はいずれも「やっぱり東城なのか?それとも悔い改めて西野への想いを貫くのか?」と読者の期待を引きつける「ヒキ」であり、読者側には“真中は真実を知ったときにいったいどういう決断を下すのか?”という期待がセットされます。これは必然ですね。

それが実際(4)→(5)と進んでどうなったか、というと、キッパリ東城の告白は断って、男を上げました。が。「結論」に関してはそれでいいんですが…「過程」がさっぱりです。「今は東城の涙より/西野が見せたさびしい表情の方が俺を辛くさせるんだ」というモノローグがあるため、「もう今では東城よりも西野の方が好きだ」ということ自体は間違いないんでしょうが、「じゃあこれまで真中が東城に抱いていた深い思い入れはどこへいっちゃったの?」「あれだけ西野に対する態度のいい加減さを演出しておきながら、それがそれほどの『本気』にどうとって変わったの?」という思考過程が全然わからんのですね。途中、「東城が文化祭に誘ったのは実の弟だったってわかっても/今は西野が大切だ」というモノローグが1本挟まれるくらいで、「なぜ」そう思うに至ったか、が不明です。

一般論で言えば、物語の演出スタイルとして、「劇的な場面によって、それまでの演出の意味を塗り替える」というタイプの演出はしばしばあるでしょう。ですがいちごのこれが、「真中が東城の本気告白をもきっぱり断って、今は西野の方こそが本当に好きだと(読者に)宣言することで、それまでの演出の意味を塗り替えている」というタイプの話として成功しているかというと………?

上記 A.B.C. のヒキに対して、彼の中で一体どう決着をつけたのか、説得力のある清算過程は全然読者に見えない以上、演出としては完全に失敗です。特に A. と C. については、カラオケボックスのシーンで「ずっと肝心な部分には触れない関係だった」というモノローグによって、「誠実に西野を選んだとは到底言えなかった」ということまではっきりと真中が自覚しているため、結局真中が西野を「選んだ」のも「丁度いいタイミングで差し出された西野の優しさのうわべだけ見て縋ったことと、見てくれと、ライトエッチサービスに目が眩んだだけ」という極めて薄っぺらな選択だったことが確定しています。D.C.II に“あそこまで積んだココの物語がどうでもいいだなんてどういうことだ!?”という問題点があるのは確かですが、いちごにだってそれと少なくとも互角以上に渡り合える強大な「演出の欠如」が備わっているのです(笑)。

結果として、あれだけ引っ張った「真中が、東城には彼氏がいる、と誤解した」ということが、終わってみればただ単に「西野が何の障害もなくまんまと真中をかっさらう」ための状況を無理やり作り出すだけの、もの凄く強引でご都合主義的な意味しか持ってなかったイベントになってしまっているんですね。それはやっぱり物語としては相当に不出来と言わざるを得ない。

D.C.II に関して“関係修復される為の長い積み上げにしか見えなかったんだけど、あれはいずみのさん的に言えば逆フラグだったんですねえ・・・どこが真フラグだよ!”というのは100%同意しますが、いちごだって「オチてくれず、スカされるばかりの長いフリ」によって物語としての構造が空恐ろしいくらいに損なわれている作品であることは間違いありません(笑)。

“あれ、途中でヨシユキ君がついにイニシアチブをとって「待ってくれ、ココ!オレはやっと気付いたんだ!」っていう展開を夢想してみていると、数倍にはねあがりますよね。何が?いや、そこはぼかして”というコメントは、“途中で真中がついにイニシアチブをとって「ごめん、西野!オレはやっと気付いたんだ!」っていう展開を夢想してみていると、(何かが)数倍にはねあがる”という話と完全にパラレルに位置付けられますよね(笑)。

(…と、東城贔屓の私が書くと、「ただ単に『真中が東城を選ぶ』以外の展開は認めない、とゴネているだけじゃ?」という憶測を呼ぶでしょうからちょっと補足しておきますが、別に『意表を衝いた西野エンド』だって、それ自身は構わないんですよ?(いや、もちろん不満はありますが、しかしそれは単に個人的嗜好に反してる、というだけの話で別にどうでもいい)ただその「意表を衝いた話」として成立させるために必要な手続きが踏まれているかと言ったら踏まれていないし、そのことに目をつぶろうと思わせるだけの強い演出が積まれているかと言ったら積まれていない。そういった「あるべき要素の欠如」に対して、今ここでは強くケチをつけているのであって、派閥論争的な主張をしているつもりは、少なくとも私はありません。「物語の構造」というものに目を向ける読者であれば、西野派だろうが東城派だろうが関係なく頷けるポイントを挙げているつもりです)

(ちなみに、LDさんと私でいちごの「崩壊」の度合いのひどさに対する見解が違っているのは、先ほどの(6)について、LD さんは「口ではああ言っても、本当は真中はどうあっても東城の方が好き(だけどそのことは口には出せなくてやせ我慢している)」という見方をされているらしいことが理由のひとつなんだと思います。私がその見方をとらない理由は、ひとつは真中がそちらにブレる描写が注意深く排除されていることですね。(3)で自分の意志で西野にキスするときも、(6)の後西野の家で事に及ぶときも、「東城の顔が脳裏をよぎって一瞬ためらう」という類の描写は一切ないですし、もっと後になって東城が居眠りする真中にキスする場面でも、真中の寝言は「西野…」であって、東城への気持ちはこれっぽっちも出てこない。どうも(2)以降は、真中の東城に対する恋愛感情が消滅した、ということ「だけ」は間違いないようなのです。非常に不自然ですが(笑)。あともうひとつは、D.C.II についての“たぶ〜ん、戻ってきた時点でヨシユキの心は決まっている。そこはもう、そう思わないとやってらんない気分になるしw”という LD さんのコメントと同じです。つまり「真中はもう東城に対する恋愛感情は消滅したんだ、とでも思わないとやってられない気分になる」のですよ!(笑))

そもそも、西野とくっついて終わりになるなら、このマンガ全体の構造として、途中で一旦西野と別れたことの意味がよく解らなくなってしまうという問題があります。最後西野とくっついて終わるんだったら、いちばん初期の段階で「勘違いで告白してOKもらいました、そのままつき合ってめでたしめでたし」で終われば済んじゃうわけですから、そこで敢えて「西野エンド」を選ぶなら、「途中一旦は別れたけど、それでもやっぱり西野を選んだ」ことの意義というものがはっきりしていないと、不可解な思いが募るばかりです。しかし、最初に真中が西野に振られたときの“西野は俺と同じ目線で恋愛をしたかったのに、俺はいつも西野を見上げる形になってしまっていて”という反省は完全にうやむやになったままです。「それが原因になって結局2人は破局する」という話にするつもりだったのならともかく、このカップルを成立させて終わらせるつもりなら、真中が自覚を持ってその問題を解消する、という展開は欠かせません。それが、「主人公」というものに対して要求される最低限度の資質というものでしょう。そういった「積むべき演出・物語の欠如」という点に関しては、いちごはやはり突出したヒドさを誇って(笑)います。

(………いや、「なぜ西野は『そんなにも』真中のことが好きなのか」がちゃんとわかる描写がきちんとなされていれば、ここまでけなしたりはしないんですよ?それさえあれば、「まあ、西野が報われてよかった、という気持ちでチャラにしてもいいか」と納得できるので。だけど、一番肝心なその部分が、最後の最後までなおざりにされていたので…もう西野さんにはいくらひどいことを言おうが、まったく良心の呵責を感じないですね(笑))

それから、西野にとっての「障害」が(東城に比べて)非常に小さい・少ない、という点にも触れておきます。これは先ほど[1]で述べた「天地・向井・日暮が何の意味もないキャラに終わってしまった」こととも関連しますが、まず西野にとっては、東城にとっての向井や北大路のような、「障害」となるキャラが基本的に置かれていないんですね。何しろ学校も塾も違うせいで、西野と他の女子キャラの接点が非常に乏しい(西野と北大路が顔を会わせた回数なんて、下手すると片手の指で足りるくらいしかないのでは?)。また、真中に対して、東城の方面には「真中―天地―東城」という形で恋愛上の「壁」として天地というキャラが存在するんですが、西野については日暮が恋愛上の壁としてほとんど機能しておらず、日暮が西野をちゃんと意識してモーションかけたり、真中にちょっかい出してきたりする描写が全然ないんですよね。それらしきモノが匂わされたり、真中が早とちりでひとり相撲をとったりするだけで。

ですから、西野視点での障害は、実質的に「東城の存在」しかなかったと言えます(「学校が違う」という障害は、LD さんが http://www.websphinx.net/manken/hyen/hyen0087.htm“一度、突き放した西野さんを再接近させる事を決定したら、今度は「同じ学校に通っているわけでもない西野さんを偶然(などあらゆる手を使って)引き合わせる必要性」が生じてくるんですね。つまり演出の面では「ご都合主義」と呼ばれるもの、物語の面では「運命的」と呼ばれるものが、西野さんの味方になるワケです”と分析した通り、最早障害でなくなってしまったので)。その唯一の障害はさすがに巨大だったので、それがちゃんと障害として機能していれば、乗り越える過程を興味深いものとして描くこともできた可能性があったと思います。だけど、実際にはご都合に次ぐご都合で作者によって無力化されて全然機能していないので、達成感には乏しいは、起伏がなくてノッペラボーだは…で、西野が真中の寵愛を得るに至る過程は、何かものすごく白ける感覚が強く漂うのですね。

このことは、最後のカラオケボックスでの西野の言動との相乗効果で、さらにひどい様相を呈します。真中が「関係の白紙化」を申し出たとき、西野は「真中が東城とヨリを戻した」と誤解して、事情を確かめようとも、再度真中を振り向かせようともせずに、もうすっかり諦めて自分から「東城の方へ行ってくれ」という態度をとっています。………それならそうと、なぜもっと早くに言わないんですかね、西野さんは?(笑)

そんなあっさりと真中のことが諦めがつく・気持ちが整理できるもんなら、もっと早くにそうする機会はいくらでもあったはずなのに、「もしそうしていたら、『東城エンド』になってしまう時期」には決してそんなことをおくびにも出さず、「東城が自滅してくれて、『身の安全』が保証された時期」になってようやくそういうことを言う…なんてことにしてしまったのですね。せめて最後まで真中への執着を手放しさえしなければ、「真中への思いの強さ」だけは本物だった、ということにできたのに、それすら偽りに終わってしまい、この「西野エンド」は、作者サイドの姑息な都合によって、至れり尽くせりお膳立てしてもらったあげくやっと出来上がっただけの偶然の産物に貶められてしまっている。

先ほど「真中の誤解が、西野が何の障害もなくまんまと真中をかっさらうための状況を作り出すだけに使われた」ことのつまらなさを指摘しましたが、それと同様のことがもっと大規模に反復されていて、結局このマンガ全体のストーリーがほとんど意味を失ってしまって、結末を決定した要素がキャラの決断や行動とはほとんど無縁な、ものすごいつまらない「単なるタイミング」だけに還元されてしまっているのです。

………ただの「覚え書き」をメモっておくだけのつもりが、思いがけずこんな大量の文章になってしまいました。何という誤算…。では、引き続き「キミキス」を見ることにします(笑)。
  • 続・ダメエンド対決覚え書き・キミキス pure rouge 対いちご100% 投稿者:井汲 景太 <2008/08/13 01:54>
  • 切り捨てる勇気 投稿者:ルイ <2008/07/18 17:06>
  • #255 続・ダメエンド対決覚え書き・キミキス pure rouge 対いちご100%
    投稿者:井汲 景太 Ml Hp [2008/08/13 01:54]
    <<<親記事]
    「キミキス pure rouge」(以下、キミキス)も見ましたので、今度はそちらとの比較を…。これで一応ルイさんへの義理は果たせたと思います(笑)。

    チャットのログを読み返してみるともうさんざん出てる話なんですが、ここで整理しておくと、重要なのは次の二点です。まず第一に、「キミキス」が視聴者から非難されている事情というのは、「光一の、結美からの心変わりが余りに急(話数ベースでのカウントで)すぎる」「初めの方で、光一が結美一筋で、摩央に心が傾いてる気配が非常に乏しかった」ということですね。摩央の側はもう完全に光一しか見えなくなってるんですが、翻って光一の方は、熱出して朦朧としてたときの「キス…?」イベントがちょっと楔になってるくらいで、それを除けば結美一筋の気持ちが揺らいでる様子は全然感じられなかった。

    そしてもう一点は、「光一にとってのナンバーワンは結局摩央だった、ということに、光一が気がついてしまう」ことについては、実は十分な演出が積まれているということ。細かく挙げれば色々あると思いますが、決定的なのは22話ラストですね。「フランダースの犬」の本を抱えて嗚咽する光一の姿からは、この時点で彼の本当の心はもう摩央に向かっている、ということがよく解る

    あと補足すると、摩央と結美を比較した場合、「物語に起伏があるのは」どちらか、と言ったらそれはやっぱり圧倒的に摩央の方なんですね。光一と結美は「順調に=淡々と」交際が始まって経過していっただけですが、摩央の方はインパクトのある登場から始まって山あり谷ありですから。そういう意味でも、摩央と結ばれる展開にしたことにも、制作者の誠意はちゃんと感じられます。

    こう整理した上で考えると、キミキスは、「物語として」酷かったかと言うと、瑕疵があるのは間違いないが、しかし「酷い」一辺倒ではなくて、弁護に値するだけの手続きも踏んでいることもまた間違いないですね。キミキスで何が酷かったかと言えば、それは「光一の取った行動が」「(同じ世界に住む登場人物の立場から見て)倫理的に」酷かったんですね。転校して別れ別れになってしまうことを告げ悲しむ結美に「バイトして毎週会いにいく」とまで言った挙句に、最後は摩央に乗り替えたわけですから!これは非常に酷い、「鬼畜」と呼ぶにふさわしい行為です。しかしその一方、「物語が」「(視聴者にとって)手続き的に」酷かったかと言えば、それはそれほどでもない。

    さて、翻っていちごはどうだったか、と言うとこれはまったく逆です。「登場人物の取った行動が」「倫理的に」酷かったか、と言うと別に酷くはなくて、たまたま誤解している間に他の娘と付き合うことになって、その娘に情が移って離れられなくなってしまい、誤解だと解った後で、以前好きだった娘が告白してきても振った…というのは、同じ世界に住む登場人物の立場からすれば「そういう心変わりは仕方のないこと」でしかありませんね。一方「物語が」「手続き的に」酷かったか、と言うと、これは底抜けに酷かった

    キミキスの方には、「光一が摩央への想いに目覚めた理由」が、「幼い頃、自分を泣き止ませるために摩央が絵本を預かってくれた」という思い出が「今に至るまでずっと、その絵本を大切に保管してくれていた」ことと「自分が絵本作家を目指すきっかけになった」という2つの事実とがっちり噛み合ってしっかり描かれています。いちごにそれに相当するものが欠けていて、「なぜ西野に心が傾いたのか?なぜ・どう東城への想いを清算したのか?」に何の理由も説明も与えられていないことは、前回(http://www.websphinx.net/manken/hyen/hyen0243.html )書いた通りです。
    さらにもう一つ、いちごのラスト近くの「雪の日の、東城からの真中への別れを告げる場面」から引用しておきます。この場面で、去って行く東城の姿を目にして嗚咽しながらの真中のモノローグは映画の中だけじゃない。東城となら何だってできる気がしてた。一緒にいてそんな気分になれた女の子は多分東城だけだ…なんですね。これは、キミキスで言えば、上述の光一嗚咽エピソードに匹敵し、「真中/光一にとって、『本当に特別』な唯一の女の子は東城/摩央でしかなくて、他の誰もその間には入って来られない」という強い想いの篭った描写です。キミキスでは、これがあるからこそ「選ぶ対象が摩央であること」それ自体には、言い訳が立つようになっているのですね。
    一方、西野の側に、これほどまでに強く印象を残す、力の入ったシーンは残されていません。「西野はかわいくてやさしくて、それでいて俺の気持ち誰よりもわかってくれて」とか、「今は東城の涙より、西野が見せたさびしい表情の方が俺を辛くさせるんだ」などという表面的で重みのないセリフやモノローグがあるだけです。それどころか真中の西野への評価は結局「ずっと肝心な部分には触れない関係だった」ということに留まるのですね。キミキス・いちごともに、主人公が最終ヒロインを選んだことは「泣かせたくない(寂しい表情をさせたくない)」を理由にしていたんですが、その内実・裏付けのレベルが全然違う。

    「登場人物が倫理的に酷いが、物語が手続き的にはそう酷くないキミキス」と「登場人物は別に倫理的に酷いわけではないが、物語が手続き的に急所の要石を外しているいちご」を比べたら、その酷さにかけてはやっぱりキミキスはいちごの足元にも及びません。これを「いちごは路線変更の労力をかけているからOKだけど、キミキスはかけてないからダメ」などと評するのは、物語の神様に対する冒涜だと思います(笑)。いちごのそれは「労力」と呼ぶに値しない。もちろん D.C.II みたいな底抜け脱線ストーリーと比べてもキミキスの方がまだ遥かにまともな作りで、物語というものに対する誠実さが全然違います。




    あと、これまで D.C.II やキミキスとの対比という形では言及する機会を逸していたんですが、いちごにはまだひとつ、「物語的に極めつけに酷い所」がありますので、それに触れておきます。

    いちごの終盤が非常に理不尽に感じる理由のひとつは、最後、東城が真中・西野カップルに利用されるだけされ尽くした挙げ句、何の見返りもなしに切り捨てられてしまったことです。

    角倉に声をかけられて調子に乗る真中と、その角倉に否定されて落ち込む真中、どちらも真中の心の中に真っ先に思い浮かぶ相手は東城です。これまでずっと真中を支え続けた東城の一番の願いを無情・薄情にも粉々に打ち砕いておきながら、自分の夢のためにいけしゃあしゃあと東城に頼る真中は厚かましいことこの上ない最低野郎になってしまっています。一方西野は、この件については真中の心の中にチラとも思い浮かばない程度の小さな存在感しか持っておらず、「正式な彼女」のはずなのに全然真中を支えることができていません。

    こうなってしまうのも、これまでずっと東城とくっつけることを前提に話を進めて来たもんだから、真中の映画にかける夢を具体的に支えられるスキルを持ってるキャラが東城と美鈴だけになってしまっているからですね。お話としてはこの期に及んで美鈴に焦点を当てるわけにも行きませんから、東城がそれを一手に引き受けざるを得ないのは物語上の必然で、この辺は急激な路線変更のおかげでどうしようもなく話がちぐはぐになってしまってる部分です。

    この間西野が何をしていたかと言えば、諍いをしたりキスして翻弄したり、「来年になってもずっと大好き」と具体性に乏しいくせに執着心だけは丸出しにしたセリフで真中を縛ったり、留学・別離が迫っているのに具体的な話は全然しなかったりで、しまいには東城の影・姿に怯え、真中とちゃんと向かい合うことすらできないままあのカラオケボックスのシーンを迎えてしまいます。

    その最後の場では、真中を「映画製作者への夢」に真剣に目覚めさせる原動力までもが東城(が贈ったノート)が担っていて、西野はその成果だけまんまと只取りするばかりで何の寄与もしていないんですね。これが「西野がメインヒロインの話」なら、主人公の覚醒を導き、認識の水準を引き上げる役は、当然西野が担わなければいけないのに…!そういう、「作り話における主人公のパートナーが果たすべき役割」に関しては、西野には落第点をつけざるを得ません。

    結局、この終盤では、特に学園祭後に顕著ですが、真中も西野も「主人公の成長」という極めて重要な要素は全面的に東城にお膳立てしてもらいながら、たまたま東城が自滅して身を引いてくれたおかげで、結果として自分たちの幸せのために必要なものさえ手に入ればこっちのもの、とばかりに東城のことをまったく顧みず一方的に踏み台にした、という恩知らずで怠慢極まりない極悪カップルにさせられてしまった、という形になってしまっているわけで、この上なくやり切れない身も蓋もない話です。(※ 真中・西野が「主体的に」行ったことではないので「させられてしまった」「という形になった」という表現を用いています。物語的に、「結果として、そういう形になった」ということを述べています)




    さて、これまでいくつかの記事を通して、いちごの酷い所を挙げてきました。「西野がなぜそんなにも真中のことが好きなのかわからない」「西野が(終盤に入ってからは)自分では何もしないくせに、タナボタ的にオチだけはまんまと手にしている」「オチてくれず、スカされるばかりの長いフリ」「途中で一旦西野と別れたことの意味がなくなっている」「西野側の障害が小さすぎる」「結末を決定した要素が、キャラの決断や行動とはほとんど無縁な単なるタイミングだけに還元されてしまっている」「唯一人の特別な女の子は東城のまま」「真中と西野が東城を利用するだけ利用してポイ、という形になってしまっている」(細かく挙げればまだいくらか拾えることはありますが、それは私のサイト http://ikumi.que.jp/ichigo/ で詳述していますのでそちらをご覧ください)
    で、これらはそれぞれ単独でも「いちご」に物語的正当性が欠けていたことの大きな材料になっていますが、相乗効果によって一層酷い様相を呈します。「なぜそんなにも好きなのかわからない上に結末が単なるタイミングに還元されてる」とか、「西野側の障害が小さすぎるにもかかわらずタナボタ的にオチだけは手にしている」とか「途中で一旦別れた意味がないにもかかわらず結末が単なるタイミングに還元されてる」とか「オチてくれず、スカされるばかりのフリにもかかわらず特別な女の子は東城のまま」とか「利用するだけ利用してポイにもかかわらずタナボタ的にオチだけは手にしている。真中・西野カップルは、何重にも渡る東城への搾取の上にしかなりたちえない」とかいった具合に。「西野勝ち」という出来レースの結論に合わせるためだけに、物語の結構がありとあらゆる面で歪められているのですね。

    これを「崩壊」と呼ばずして、他に一体何を「崩壊」と呼ぶのか?D.C.II と比べても、「なぜ製作者側が美夏で締める必要があると思ったのか、そしてその締めでなぜあんなに清々しそうなのか、その理由が全然わからない」という不可解さにかけては1歩譲るとしても、「物語的な裏切り」についてはやっぱりいちごの方が遥かに上なのではないでしょーか(笑)。

    ま、あれですね。「いちご」「D.C.II」「キミキス」すべてに共通して送るべき言葉は、炎尾燃先生のこの名言でしょうか(笑)。

    “かいたものが何百万部とすられて世に出されるマンガ家がだ、男が女を安易にうらぎって幸せになるなんてストーリーをハッピーにかいて…そんな…そんな情けないフィクションを堂々とかくなーっ”“きさまの世界では女をボロボロにしてすてる男が幸せになるのかっ”

    #245 切り捨てる勇気
    投稿者:ルイ [2008/07/18 17:06]
    <<<親記事]
    メインの主張とはちょっと逸れた、脇道の話ですが。

    ここは井汲さんが予め
    >始まる前に話数がきっちり決まっていて、シリーズ構成を終えてから作り始める1クールアニメとは事情が全然違うので一概には言えませんが

    と言っておられるので、大丈夫だとは思いつつ…
    やっぱり、漫画(特に週刊連載)の連載って「生き物」なんですよね。そこにライヴ感が乗る割合は、アニメの比ではない。アニメはアニメで声優の演技や作画に「乗る」のでしょうけど、少なくともシナリオ構成はかなり早めにあげておかないと、制作が立ち行かなくなる。

    言い換えれば、漫画はそうではないんですよね。さしあたって次の週のネームが切れればいいわけで(極論ですがw)構成をキッカリ組む人もいるのでしょうが、数十巻続くような漫画でどこまでも全てそれを脳内管理しているかといったら、皆が皆そうとは言い切れないでしょう。作者自身も「先の成長」を期待してキャラを出す事もあるかもしれません。そういう意味では

    >最終話でも天地・向井・そして唯までもが切り捨てられ(天地に至っては卒業式でも出番ゼロ)、「一体こいつらって何のためにいたの?」という不可解な疑問を読者の胸に残すことになりました。

    これに関しては、いいんですよ。多分。
    寧ろ風呂敷を広げ続けた作品で全てにおいて「何の為」を追求しだすと、全作品に「ワンピース」並みを要求することになるはずで(笑)、中に「死んだ芽」があっても、それは逆に優先するラインの為に割り切る勇気の象徴にもなりうると思うんですよね。まぁ作家に小技があれば、そこらへんにも便宜上のなにかしら役割を与えたりできるかもしれませんけど…それは別の話で。とりあえずこの「不可解な疑問」は、週刊連載にはあんまり持たない方がいいんじゃないか。減点法ではなく(そういうケースは起こりうるものと考えて)逆に「何のためにいたか」が鮮やかに結びついた作品があった時に「○○先生、生真面目だなああああ!!!!」とかなんとか、驚いて称えればいいのではないか…と、そう思います。

    繰り返しますけど、予めシナリオを決めていくアニメでその言い訳はほぼ成立しないんですけどね(笑)。(4クールともなれば「育ててみる」形式もあるだろうけど、DC2は1クールアニメですし!)ただDC2の場合、「SS」の存在によって、それなりの説明・解釈はできるようになっています。この辺はいちご論とはまるで関係ないのですが、単体でとても興味深いものになっているので、そのうちSSを観賞してみる事をオススメしますよ。

    …関係ないともいえないか?その「解釈」でいったとして、結局「いちご」同様」演出の下手さという批判に繋がってしまうのかもしれませんね。やりたい事はわかるのですが、と。

    …そう「やりたい事はわかるのですが」ですよ。つまり。DC2はDC2SSと足し算してようやく「いちご」と比肩しうる作品になるのであって、DC2単体では、やっぱりいちごどころじゃないと思うよww…というのが僕の感想なんですけどね(笑)。いちごは「都合」の為に向かう手続きの不備なりを指摘されているけれど、DC2は「都合」が見えないんですもん。この差は大きいなあw