■[マンガ諸評][ヴィンランド・サガ][ 6巻] LD >> "☆☆☆☆☆:この巻でクヌート王子が「王」として覚醒します。ちょっとそのシーン正直シビれました。それまでこの作品、言ってしまえばアシェラッド(まあ後トルケル)の“視界”が世界を見渡す総てだったんですね。…いや、最初っからトールズっていう男の“視界”が提示されてはいたんですが、すぐ死ぬし…(汗)結局、彼が「何を観た」かは今だに謎のままであって「単なる良い父親」にも見えるわけです。だから、アシェラッドが望んで得る事のできないものとしてトールズはいるけれども、ここまではそれ以上ではなかった。そこを…すっと風が吹き抜けるように、アシェラッドの視界を超えてしまった…。どう言えばいいんでしょうね……この物語、この時点で既に「忍者武芸帳」か「火の鳥黎明編」に比肩し得るポテンシャルを持っています。とりあえず、このクヌート「王」がどのような道を歩んで行くのか見届けて行きたいと思います。&" <2008/07/03 01:12> [返] [削] |
漫研ノート
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