連載中のマンガ雑誌の感想掲示板です!
週一回『今週の一番』を決めています!
お読みになったマンガの感想にお使いください。
#7 なつのロケット 投稿者:GiGi [2001/08/03:02:32] |
あさりよしとお「なつのロケット」を買いました。昨年夏、ヤングアニマルに連載された「小学生がロケットを打ち上げる話」です。 連載当時に読んでいた頃にはちょっとミステリめいた印象もあったんですが、改めてまとめて読むと、あさり先生らしい、隅々まで科学魂が息づいた良作ジュブナイルでした。先生が、いいなぁ。 巻末の解説によると、作中のロケットは「実際に飛ぶよう設計された」ものらしいです。勿論組み立てて飛ぶかどうかは保証の限りではないし、そもそも作中で設計図が出てくる訳でもないんですが。設計を担当された野田篤司さんのページに詳しく載ってたりしますので興味ある方はどうぞ。 http://village.infoweb.ne.jp/~anoda/space/mlab11/mlab11.htm 随分間が空いてしまっていたため半ば諦めてましたが、季節に合わせての発刊なのかな?全132ページ。確かに単行本にするには躊躇われる量です。少し大判の装丁もあいまってなんだか教科書のような趣があったり(笑)。ともかく白泉社の英断に感謝! |
#6 ちょっと、書き遅れ。 投稿者:LD [2001/08/03:02:25] |
スペリオールの「犬・犬・犬」で“人間的感覚が麻痺してるケンちゃん”→マヒケンを、彼の親友(のハズの)鳥井くんが殺そうとしています。尊敬する親分がそう命令したからです。 この鳥井くんは、チビであるコンプレックスをばねに、暴走族のヘッドになってマヒケンをまきこんで「どんな極悪非道もオレはへっちゃら!ワルになるんや!天下をとるんや!」と息巻いてました。でもヤクザの親分を前に「誰の下にもつかん」と言いつつ、実はビビっている小者でした。 しかし、あまりにあっさり、理由なく、怒りなく、人間を殺してしまうマヒケンに…無常を知ったというか、己の分を悟ってしまい、謙虚な気持ちでヤクザの舎弟となります。そして簡単にキレたりせず、誰から何を言われてもじっと堪えて周りに認められて行く、いわゆる“見所のある人間”になって行きます。 親分と鳥井にとってマヒケンは共通の友人なのですが、それだけにマヒケンの危険さが分かる。親分もマヒケンを大切な宝と言いつつ“いつか殺される”ワケにいかない自分の立場のために、鳥井にマヒケン殺しを命じます。鳥井はマヒケンへの気持ちを唯一共有できる人間だったからです。 無垢な破壊者マヒケン VS 謙虚な殺し屋鳥井!さて決着や如何に!? |