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電視の部屋

アニメ、特撮などのTV番組の感想掲示板です!
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#381 ひぐらしがなく頃に 最終回 投稿者:LD [2006/10/05_01:39]
ラスト、何だか割りとハッピーエンドになっていました?w 「罪滅ぼし編」はちょっとストーリーカラーが変わっていた気もしますね。屋根上の決闘はどうなんだろう〜?とか思いつつ、まあ圭一のプレーヤーが変な選択肢選んじゃったんだねえ、とか思ったりしてましたよ…と。φ(・ω・ )
しかし、最初この作品を見始めたときは、思いっきりなデジタル・キャラクターっぷりに、登場人物たちに思い入れる事は無いだろうなあと思っていたのですが…気がつくと園崎詩音にはもうメロメロでねえ!あうあう、大好きだ!あんたぁ!次点は古手の梨花ちゃんっすね。狂言を吐くわ、突然全裸で死んでるわ、最高っす!だから目明し編で、梨花ちゃんが詩音を殺しに来たシーンが、個人的には最高潮で、嬉しくって痺れきってまるでゴジラ対メカゴジラを観るかのように興奮しておりましたよ。ええ。しかし「ひぐらし」の世界に引っ張りこまれたのは、間違いなく竜宮レナの演技が素晴らしかったからで、彼女が気がついたらお気に入りキャラ第三位に落ちているあたりが、僕のこの作品へのはまり具合を表しています。(ちなみに大石さんは第四位?)
まあ、そんなワケで今期、かなり楽しませてもらいました。正に深夜枠だったから可能な作品だったワケですが、これは深夜だからって、そうそう観れるもんじゃないと思います。

#380 桜蘭高校ホスト部 最終回 投稿者:ルイ [2006/09/30_01:49]
今期の最終回の中では、一番かなぁと。

毎回EDへの流れが心地よく「デッデッデー♪」(きたきたー!)・・と、いう按配だったのですが(笑)今回は全体の最後という事で、Bパートのかなりの部分を使ってその演出を拡大しておりました。みぎて〜ひぃ〜だりぃ〜て〜♪
脚本家が為す仕事、全体の構成というものが最もよく見えた、非常に完成度の高い作品。最終回も一話として見た場合不満は特にない。

の、ですが。

正直、「もったいない」という気持ちも少々。
これが大した事のないキャラ達の物語なら、26話なんてむしろ「もたせられただけでOK」という所なのですが、本作のキャラや設定は・・個人的にはまだまだエネルギー埋蔵量があると思うんですよね。

この桜蘭高校ホスト部という世界は、決して女性があこがれるいいオトコの楽園、という記号に留まりません。それは観てないオトコオタクのやっかみです(笑)。というか、主役の藤岡ハルヒのぬぼ〜っとした、よく言うと冷静なキャラクターが彼らにとっての映し鏡、男性含めた観客の視点を上手く確保しておりまして、彼女の視点が確保されている=観る側も、ただ彼らに惚れるようにはなり辛い。ハルヒの目から見た彼らは、心に弱さだらけのデコボコ人間達なのです。

それを自覚してかしないままか、いずれにせよ環が作った『擬似家族』がホスト部。ホスト部というのは壮大なモラトリアム空間であり、同時に重大な(彼らにとって)人生の中のコンドミニアムでもあった、というのが本作の重要ポイント。この26話の中での「ホスト部」というものの捉え方は「かっこいい殿方の楽園」→「心に欠けた部分があるものたちが作る、癒しの場」→「人生においての”逃げ?”」→「いや、この揺り篭で彼らは成長する」という、ファンタジー度満点の「ホスト部」をリアルな価値観で擁護するものでした。最終回なんてその端的なもので、ホスト部が素晴らしいものだ、という主張が満ち満ちておりますし、観ていてもそう思います。

が、個人的には、そうはいってもホスト部はいつか「終わる」と思いますし(象徴として、ハルヒへの想いを詳らかにするプロセスを経て。)、その時彼らは更なる成長を手にすると思うんですよね。脚本の榎戸さんもそのあたりは重々承知していたようで、何回もその「いつか来るであろう歪み」については暗示明示していましたが、結果的にはソコに至らず綺麗に纏まったのが、この26話なのではないかと。勿論、原作も未完であり、そこまで走ってはいけなかったのかもしれませんが(それに、この26話は決して薄くない、必要なエピソードが多かったですし)、もしソレをやりきってくれたのなら、本作は全く違う路線ながら「ハチミツとクローバー」に並んだと思うのです。僕自身はファンタジーでリアルを語る手法が大好きなので「越えた」ろうと思いますけどね。

というわけで、こういうアニメこそ50話与えればよかったんだよ「BLOOD」さん!みたいな、しょうもない嫉妬を感じつつ(笑)まあ人気もそこまでないでしょうし?もうアニメ化はないと思われますので、原作でもチェックしていきたいと思います。

でも、原作者が榎戸氏並みにこのホスト部を捉えられているかは不安ですけどね・・この世界、捉え方一歩間違うと、やっぱりただの「王子様集団」になっちゃうんですよorz

#379 Re:BLOOD+ 最終回 (#378) 投稿者:ルイ [2006/09/28_02:09]
終盤のソロモンやシフのキャラクター大掃除期間には唖然とさせられましたが(あれは、言い換えれば「ドラマとしての計画性がない」という事です)まあ最後まで印象は特段変わらず・・でしょうか。最終回も、50話もかけた作品としてはカタルシスも不足したものでしたが、それはやはり焦点が途中でボケた事によって、正確に一つの頂に向けて「積め」なかったのだ、という事だと思います。結局終盤、どの話が「ヤマ」なのかいまいち判然としないのですよね。「ふたりの女王」?しかし小夜もディーヴァも、アンシェルもハジも動きで魅せたり駆け引きがない、ただの「やるかやられるか」の戦いになってしまうわけで、そこに話としての充実は生まれませんでした。となると仰る通り、ヤマは「中盤」のリクが死ぬ所なのかっていう(笑)。
・・最後は何か、ハジに感情移入していたなあ?>脚本

個人的には序盤である程度見限った部分もあるので、結果が「ああ〜」だったとしても、4クール、見続けられただけで僥倖、くらいの寛容な目でした(笑)。うーん、でも50話越えの作品は他作品より恵まれているのですから、やはりここで満足してしまうのは、観客としては正しくないですね、うん。50話もあったのに、感情に積みによる前進があまりないから、あらすじだけを追えば全てが済んでしまう。これも、演出の足りなさなのか・・キャラクターは各人地に足がついているように感じていたのですが、そのキャラクターを動かす術(エピソード)もなく、皆が己の分を弁えまくったまま「ドラマ」に推進力を与えなかった、という作品に感じました。やはり、ドラマを動かすのは生気なのですよw

そして最後、ディーヴァ側のシュバリエを何か一人生かしているような描写をしていましたが・・
いや別に、彼残っていてもうれしくないし、意味もないし、もう焼き直し以外のドラマ生まないし(汗)
こういう選択からして、どうしても作り手との温度差を感じてしまうのでしたとさ。

#378 BLOOD+ 最終回 投稿者:LD [2006/09/28_01:45]
一年間つきあってきた「BLOOD+」ですが、最終回を観終わった感想は「放送開始当初から言われていた、設定的に面白くなる要素が見当たらない…という予想が当たってしまったなあ…」です。
人間側のキャラクターは練り込んであるように思ったので、そこからの連鎖に期待していたのですが…う〜ん、何も起きませんでしたねえ?しかも、後半はカイのデザインを変えて(謝花さんは変わらないのに!?)しかも“キャラを落として”、しかも主軸に置くという理解不能のシフトを敷いて仕切り直しをし、案の定、ラストまで展開が湿気ていました。

僕はドラマとして、リクの視点で物語が進んでいるように観ていて、実際に、その流れでリクが小夜のシュバリエになるまでの流れは悪くなかったし、積めていたと思います。
それ故に積み上げを無視してリクを退場させてしまったのは失敗に思えます。「BLOOD+」は確かに、展開として“そういう事はあり得るかのように”振舞って来たので「積み上げを敢えて無に帰す」という演出上の快感がある事は認めますが、その後の展開にドラマ上のアイデアは無く、ただリクの死を引き摺るだけなら、最終回数話前でリク退場!そしてラストスパートの急展開!…くらいのテンポが正しいように思います。
カイを上手く動かすには、もう少し謝花さんがサポートしないと不味いと思うのですが、彼女の主張は非常に遠慮したものになっており(リクの死の重さが影を落としていると思いますが)結果、カイにもブーストがかかっていません。そもそもこの物語、最も無謀で、最も行動的であった謝花さんのリベロっぷりがキーとなっていたと思います。しかし最後まで監督にはその重要性を認めてもらえずピッチに上がる機会さえ奪われていたと思います。

人間のドラマはこんな感じで、さらに悪かったのは、作品のギミックとサスペンスを一手に背負っていたディーヴァとそのシュバリエたちですね。
とにかく彼らは詰まらなかった!アンシェルはじめ「何も考えずにキャラを決めた」ような連中は観ていてイラ立ちさえ覚えました。しかもギミックほぼゼロ!デルザー軍団!…とまでは言わないけど、もう少し何とかならなかったのかと思います。

というワケで途中までそれなりに期待して観ていただけに落差も大きかった作品でした。はあ〜(嘆息)

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