アニメ、特撮などのTV番組の感想掲示板です!
ご覧になった番組の感想にお使いください。
#444 作画チェック:電脳コイル第10話 投稿者:LD
[2007/07/28_14:39]
| 脚本:磯光雄 絵コンテ/演出:平松禎史 作画監督:向田隆 原画:雨宮哲、佐々木啓之、山口智、小林幸洋、榎本花子、小竹歩、田中春香、山下祐、城田美香、戸田さやか、貞方希久子、富田浩章、松林唯人、白石亜由美、浅井昭人、向田隆 「電脳コイル」の作画の良さというのは非常に地味なんですよね。イサコ、おばちゃんがアクション・ライクなスタイルをしているのですが、そこらへん細かいカットで割る作動画がこなせちゃうのはむしろ当然という感じで、表情や指先、身体の動きなどゆっくり目のカットに“栄え”があります。 僕が見たところで、かいつまんだ注目をするなら以下の4点かな? (1)服の質感 (2)身体の動き (3)顔の表情 (4)電子ペットたちの動き 服の質感っていのは第1話からけっこうすごくって、ヤサコとイサコとフミエちゃんって全然、質感の違う服を着ているんですよね。これにボディピッチリメのおばちゃんが加わるんですがwおばちゃんはお洒落でけっこう違った服を着ていたりしますね。遊ばれてますw たとえばパジャマ姿のヤサコが伸びをすると、パジャマの袖がするっと落ちるんですよね。通常はマンガだと服がずり落ちるのは、だらしないとか、すっこけとかの記号的な意味が含まれるんですが、ここではもう本当にそういう質感の服だから落としているんですよね。こだわってますw その「クッションで物思いにふけるヤサコ」のシーンは他の動作、表情、どれ一つとっても素晴らしく…これ本当に誰が描いたんでしょねえ?いや、本当に良いのですよ。 あと「テントの中でゆっくり身体をうごかして寝返りをうつヤサコ」とかも良い動きです。「階段から降りて塀を伝う(バランスをとる)フミエちゃん」もすごくいい、ここフミエちゃんの顔を出さないんですよねえ。 顔を出さないといえばOPですが、それぞれのキャラが後姿で階段を上るんですがあれがOPのキャラ紹介なんですよ?ww顔を出していないキャラ紹介…www…あああ、だめだ「コイル」言い出すときりがなくなる…。
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#443 風の少女エミリーは良いアニメ 投稿者:ルイ
[2007/07/27_18:20]
第8話「お母さんの部屋」を観ました。 | ・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・ 今は亡きエミリーの母「ジュリエット」が幼い頃過ごした、彼女の部屋についてのオリジナルエピソード。エミリーがニュームーンに来て以来、ずっとエリザベスによって鍵がかけられていた「あこがれの部屋」。あそこからはどんな景色が見えるのだろう・・?雨の日、どうしても部屋に入りたい、というエミリーに、エリザベスの強い一言。 「ジュリエットはもう居ないのです!」 エミリーはこれを聞いて「おばさんはお母さんの事、思い出したくもないのね!」と反応するのですが、エミリーの年齢では、そう感じてしまうのもムリはなく。エリザベスの口調が珍しく抑制の効いていない、心からの叫びだった事に気付くことはできなかった。エミリーはただ純粋に母を恋しがり、エリザベスはその愛が今なお強いからこそ、辛い記憶として遠ざけていた。それだけの違いなんですよね。 泣いているエミリーにジミーおじさんが話してくれた、体が弱かった母ジュリエットのエピソード。虹に対し、家族の健康と自らの成長を祈っていた事。そして上がる雨、外には虹。ジュリエットからの手紙を読むエリザベス達に駆け寄るエミリー。エリザベスには一瞬、その姿がジュリエットに見え・・ 「観て、虹よ!お母さんの虹よ!思い出して、お母さんを!」 繰り返しますが、エリザベスが、あれ程愛していたお母さんの事を忘れていたワケがないのです。ゆえに、虹という言葉ですぐ何を意味しているか理解し、エミリーを連れ、母の部屋を開けた。 窓から刺す光が埃に反射する中、エミリーはカーテンを、窓を開けます。そこから見える虹。 「おばさん、早く!」 駆け寄るエリザベス。 ・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚ エミリーは、虹が消え、おばさんが見られなくなる事をシンプルに恐れました(あるいは、ただシンプルに、少しでも早く見て欲しいと思った)。対してエリザベスはどうか。ドアから窓、その距離数メートル。秒にして1〜2秒の差。なのに、何故彼女は走ったか。普段自らがエミリーにしつこく言っている、「マレー家に相応しい行動」ではない行動に、涙がドバッと。 「お母さんもこの窓から虹を見たのね、この世で一番大好きな虹を」 「・・それは、違うわ」 ジュリエットの手紙を渡されるエミリー。エミリーへの愛に溢れたその文を読み上げるエミリーの声が、ジュリエットの声へと・・。 ・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・ エミリーとエリザベスの心理、互いには互いを理解しきれていないかもしれません。特にエミリーにとって、エリザベスの心情を捉えるのは困難でしょう。でも結果的に、2人のメロディは重なりあって、一つの旋律を紡ぎだしてるんですよねえ。くわえるならば、ジュリエットのそれも。なんという感動エピソード。 この話に限らず、エミリーと少年テディが木の上と窓から握手を交わすシーンに、女友達イルゼが地面から手を合わせる(イルゼ視点で)シーンとか・・たまにハッとするシーンがあるからたまりません。萌えアニメばっかり観てる場合じゃないですぜ、おうおう! ・・・で、この8話、5月26日放送なんですよね(笑)。録りだめたHDDに全然追いつけなくてゴメンよエミリーorz萌えアニメばっかり優先しててゴメンよorz
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#442 逃亡者の最終回を観た 投稿者:LD
[2007/07/25_04:32]
BS2の土曜深夜に「コンバット」「逃亡者」「ヒチコック劇場」という懐かしの海外ドラマが連打放送されていまして、これを地道に録り続けています。 | 先週、その中の一本「逃亡者」が最終回を迎えました。…いや、僕、この頃の海外ドラマが好きで、再放送があるとず〜っと観てたりしたんですが、何故かというかなかなか最終回は見た事がない(他にも未見のエピソードは山ほどあるんでしょうけど)んですよね。 そういう経験の人は多いんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょう?また、地方局だと最後まで放送するとかいう意志ゼロの事が多くって放送枠の都合でさっさと途中終了してしまう(汗)…かなり恨みましたね。 そういう事もあって「逃亡者」の最終回を観るのはかなり感慨深いものがありました。はあ〜成程〜こんな終わり方なんだ〜…って今回、内容は細々と書き込みませんけどねw内容自体はごく普通の「らしい」終り方ですしw そんなわけで今週からこの「逃亡者」の枠では「宇宙大作戦(スタートレック)」が始まっているんですねえw勿論録ってますw …というか最近、大学の先輩から件のLDBOXを買い取った直後にこの放送予定が分ったのですが…まあ、録り損ないをLDで補填できると思えば、それもまた良しw
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#441 作画チェック:流されて藍蘭島 第14話 投稿者:LD
[2007/07/22_19:02]
| 脚本:あみやまさはる 絵コンテ:岡本英樹 演出:森田芸成 作画監督:鵜池一馬 作画監督補佐:吉田伊久雄 原画:阿藍隅史、鵜池一馬、今野博司、竹内一将、福山映二、佐藤元昭 スタジオギムレット、萩尾圭太、上田実加、スタジオバベル、京江ANIA 「流されて藍蘭島」は作画アニメ…というとちょっと抵抗があるんですが、常に一定のクオリティが保たれている作品です。それは彩色、仕上げのクオリティが保たれているという意味ではなくって、絵コンテ、作画のクオリティが保たれているという意味ですね。それってけっこうすごい…脚本の方は藍蘭島のヌシとか、何かぬいぐるみのような動物たちとたわむれるのが独特な世界なんですが…まあ、そこを除けば通り一遍という感はあります。 …で、今回ですが「(1)食料を盗みに入る梅梅と待ち伏せするあやねたちの大立ち回り」「(2)挙動不審になりムーンサルトして籠に隠れる梅梅」あたりがよかったなあ…と。(1)は慌てふためいて逃げ出す梅梅の全てがシルエットなんですが、ポーズが分り易く、また色々遊んだ動きをしていて良かったです。(2)ムーンサルトの方はわたわたと挙動がおかしくなる梅梅とか。ムーサルトは滞空の時にどういう画で止めるかがポイントですね。ちょっとだけ腰をひねる梅梅がよいです。 作画監督:鵜池一馬さんで、原画でもトップの方に上がっているので、この人の仕事かなあ?(あるいは阿藍隅史さん?)と思っているんですが…どうなんでしょうねえ? あと「藍蘭島」の中では、あやねがけっこう好きです。あれだけ姉(まち)から毎回…おそらく昔っから、執拗にドメスティック・ヴァイオレンス!を受けていると思うんですが、性格が全然凹んでないところがすごいっw…ふつうならもっと暗いというかネガティブな性格に育つと思うんですが……まるで高慢さを失わないのはすげぇなあとwむしろ性格が歪んだのは姉(まち)のドメスティック・ヴァイオレンス!のためで、本当はもっと素直な女の子なのかもしれない…!(←妄想中)
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